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ふしぎの国のバード の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ふしぎの国のバード
著者: 佐々大河
連載: ハルタ
評価: 8.5/10
あらすじ
19世紀後半、イギリス人女性探検家イザベラ・バードが日本を旅する姿を描いた歴史漫画。文明開化の時代に、外国人の視点から見た日本の風景や文化、人々との交流が丁寧に描かれる。実在の旅行記をもとにしながらも、漫画ならではの表現で異文化理解と冒険の魅力を伝える作品。
良い所
- イザベラ・バードの視点から描かれる日本の風景が新鮮で興味深かった。
- 歴史的背景や文化描写が丁寧で、当時の日本を学べる感覚があった。
- 作画が緻密で美しく、旅の臨場感が強く伝わってきた。
- 主人公のバードが芯の強い女性として描かれていて好感が持てた。
- 紀行文を漫画化したことで読みやすく、知識と娯楽の両方を楽しめた。
悪い所
- 史実に忠実な分、展開が淡々としていて盛り上がりに欠ける部分があった。
- 専門的な地名や文化の説明が多く、読み進めるのに時間がかかった。
- キャラクター同士のドラマ性が薄く、感情移入しにくい場面があった。
- 旅の記録が中心で、物語としての起伏が少ないと感じた。
- 歴史や文化に興味がないと楽しみにくい内容だった。




