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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

ふたりべや の感想と評価(良いところ、悪いところ)

ふたりべや

ふたりべや

完結
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著者: 雪子

連載: comicブースト

ジャンル: 日常コメディ百合

評価: 8.5/10

あらすじ

高校入学を機に下宿を始めた川和桜子。同室になったのは、マイペースな美少女・かすみだった。世話好きでしっかり者の桜子は、おおらかすぎるかすみに振り回されながらも、いつのまにかお世話係になっていく。お揃いのマグカップを並べ、ひとつのベッドで眠る。名前のつかない近さを、少しずつ育てていく。やがて二人は大学へ、そして社会へと進む。環境が変わっても、住まいはいつも一緒、ベッドもひとつ。恋人とも友達とも違う関係に名前をつけないまま、約十年の歳月を穏やかに重ねていく。読み終えると、もう一度はじめから二人の時間に浸りたくなる、優しい同居の日々!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 4コマでも時間がちゃんと前に進み、登場人物が年を重ねていく物語をじっくり味わいたい人
  • 恋人とも友達とも違う、名前のつかない関係性が穏やかに育っていく過程を見守りたい人
  • 派手な事件も大きな波もないほんわかした同居の日常に、肩の力を抜いて浸っていたい人

向いていない人

  • 起伏や事件のある展開を求めていて、淡々と進む日常系の空気がどうにも肌に合わない人
  • ふたりの関係についてすべての伏線が回収され、はっきりした答えが出る結末を望んでいる人
  • 感情が大きくぶつかり合いながら、わかりやすい盛り上がりや山場のあるドラマを楽しみたい人

良い感想・レビュー

  • 4コマでありがちな同じ時期を延々と繰り返す空間ではなく、二人がちゃんと年を重ねていく。高校から社会人まで、現実とリンクする時間の進み方に引き込まれて、読み終えた後の余韻がしばらく消えない。
  • しっかり者の桜子と、おおらかでルーズなかすみ。正反対なのに掛け合いがぴたっとはまっていて、まるでおかんと娘みたいで笑ってしまう。ベッドひとつで寄り添う近さがとにかく愛おしくて、何度も読み返した。
  • 恋愛という枠に収まらない、性別や定義を超えた繋がりに引き込まれた。同性の恋人として描かれる別キャラとの対比で、二人の名前のつかない愛のかたちがくっきり浮かび上がってきて、しばらく考え込んだ。
  • 大きな事件が起きるわけでもないのに、まったく退屈しないのが不思議。二人のキャラがとにかく可愛くて、ほんわかした空気にずっと浸っていたい。現実にはなかなかない関係だけど、だからこそ夢がある。
  • 巻が進むごとに加速していく二人のいちゃつきを、ずっと見ていたい。二人が年を取るまで読み続けたいと本気で願ってしまう。「一緒に居ること以上にやりたいことなんてない」というまっすぐな一言に胸を打たれた。

悪い感想・レビュー

  • 絵は可愛くて好きなんだけど、作品として見ると物足りなかった。日常系だから盛り上がりどころがないまま淡々と進んでいって、印象に残るエピソードが薄い。読み終えても記憶に残らず、たぶんもう読み返さない。
  • 終わり方があまりにも唐突で、最終巻はまるで失恋したような気分。桜子の問いかけにかすみが「考える」と答えたきり、その答えが描かれないまま終わる。心にぽっかり穴が空いたみたいで、しばらく引きずった。
  • 高校から社会人までを描くわりに、進み方が妙に忙しない。連載期間に合わせたせいか、卒業もあっという間。もう少しじっくり時間をかけてほしかった展開が駆け足で過ぎていき、消化不良が残る。
  • 桜子のかすみへの想いが、依存を通り越して見えるところが正直ちょっと怖い。度を超えた執着に感じてしまって、微笑ましく読むつもりが途中で引いた。共依存みたいな空気がうっすら漂っている。
  • 大きな起伏も事件もないままダラダラ続く日常系が、自分にはどうにも合わなかった。淡々としすぎる空気に途中で疲れてしまう。脳が元気なときじゃないと読み進められず、連続で読むのはしんどい。

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