レビュー著者: 漫画よしあし
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ジャイアントお嬢様 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- お嬢様が巨大化して戦うという出オチのような設定を、全力で描き切っている勢いが最高に面白いです。セバスチャン様の気高さと、巨大化した時の圧倒的なパワーのギャップにいつも笑わせてもらっています。
- とにかく作画の熱量が凄まじく、巨大な彼女が街で暴れ回る迫力が伝わってきてワクワクします。巨大物フェチにはたまらない描写が満載で、細かい背景の描き込みにも作者のこだわりを感じる名作です。
- シュールなギャグのセンスが抜群で、真面目な顔でとんでもないことをするお嬢様の姿が愛おしいです。何も考えずに笑ってリフレッシュできるので、仕事で疲れた時の特効薬として愛読しています。
- 敵の異星人たちもどこか憎めないキャラクターが多く、壮大な親子喧嘩のようなノリで進むストーリーが楽しいです。お嬢様を支える執事たちの有能っぷり(?)も面白く、非常にバランスの良い喜劇です。
- 「お嬢様なら巨大化くらい当然ですわ!」という圧倒的な肯定感に溢れていて、読んでいて元気が出ます。既存の巨大ヒーローもののパロディも散りばめられており、細かいネタを探すのも楽しい傑作です。
悪い所
- 設定が突拍子もなさすぎて、ギャグのノリについていけない瞬間が何度かありました。一度冷めてしまうと、巨大化したお嬢様が暴れているだけの光景が少し虚しく感じられてしまうのが難点です。
- 巨大化することによる被害(街の破壊など)が笑えないレベルで描かれることがあり、ヒーローとして素直に応援できない場面がありました。もう少しギャグとしての「許し」のラインを明確にしてほしかったです。
- 物語のパターンが毎回似通っており、巻数を重ねるとさすがにワンパターンで食傷気味になります。巨大化以外の新しいギミックや、キャラクターの掘り下げをもっと積極的に行ってほしいです。
- 絵柄が少し雑に感じられるコマがあり、バトルの躍動感が削がれてしまっているのが残念でした。せっかくの巨大アクションが売りなので、もっと精緻な描き込みでその迫力を貫いてほしかったです。
- 登場するサブキャラクターたちが、お嬢様の引き立て役以上の魅力を発揮できていない気がします。セバスチャン様一人に頼りすぎている構成なので、もっと魅力的なライバルの登場を期待しています。





