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NINETEEN の感想と評価(良いところ、悪いところ)
NINETEEN
著者: きたがわ翔
連載: 週刊ヤングジャンプ
評価: 8/10
あらすじ
19歳の大学生・久保田一至が中学時代の初恋の相手・藤崎雅菜と再会し、恋愛と成長の日々を描く青春ラブストーリー。1988〜1990年に週刊ヤングジャンプで連載され、全12巻で完結。バイトやスポーツ、仲間との交流を通して主人公が葛藤や喜びを経験していく物語。
良い所
- 80年代の空気感と恋愛描写がとても丁寧で、青春漫画として心に残る読後感だ。
- 主人公の一至の純粋さが魅力的で、読んでいて応援したくなる展開が続いた。
- ヒロインとの距離感の描き方が絶妙で、恋愛の淡い高揚感がしっかり伝わってくる。
- 友情と恋が絡む群像劇としてバランスがよく、ラグビーやバイトの描写も面白い。
- 昔ながらの青年誌らしい画風と物語で、落ち着いた恋愛漫画を読みたい人に合う。
悪い所
- テンポがスローに感じて途中で退屈に思える部分があった。
- 絵柄が古風なので現代の漫画に慣れた読者には好みが分かれるかもしれない。
- 恋愛以外のサブエピソードが多く、メインの物語が薄まる印象も受けた。
- 時代背景が80年代なので背景描写や生活感が今の読者には馴染みにくい。
- 登場人物が多く、感情移入が難しいキャラもいたが後半で次第に愛着が湧いた。



