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最終更新日:

斉木楠雄のΨ難 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

斉木楠雄のΨ難

著者: 麻生周一

連載: 週刊少年ジャンプ

ジャンル: コメディ学園

評価: 8.6/10

あらすじ

生まれつき超能力を持つ高校生・斉木楠雄。テレパシーや透視、瞬間移動など何でもござれの彼だが、望むのは「目立たず平穏に暮らすこと」だけ。しかし彼の周りには、バカな燃堂や中二病の海藤など、個性が強すぎるクラスメイトが次々と現れ、彼の日常をかき乱していく。麻生周一が贈る、ハイテンポなボケと鋭すぎるツッコミが炸裂する学園ギャグ漫画。超能力者の苦難に満ちた、Ψ高に笑える日々が開幕!

良い所

  • 圧倒的な力を持っていながら、コーヒーゼリーに釣られたり平穏を望んだりする斉木が最高に愛おしいです。燃堂の「思考が読めない」という天敵設定が秀逸で、彼らの噛み合わない掛け合いにいつも爆笑しています。
  • 照橋さんの完璧すぎる美少女っぷりと、内面の凄まじいナルシシズムのギャップが面白すぎます。彼女の「おっふ」を回避しようと奮闘する斉木のシュールな姿に、何度ページをめくる手が止まるほど笑わせられました。
  • 中二病全開の海藤や、暑苦しすぎる灰呂など、一人一人のキャラクターの個性が爆発しています。彼らが斉木の意図しない方向に事態を悪化させていくテンポが抜群で、仕事で疲れた時の最高の癒やしになっています。
  • 斉木の冷静で斜に構えた心のツッコミが、読者の気持ちを完璧に代弁してくれている感覚があります。ギャグの密度が非常に高いのに、さらっと読める構成の巧みさに、麻生先生の圧倒的なコメディセンスを感じました。
  • 超能力を駆使して問題を解決するのではなく、超能力のせいで余計に事態が混迷するという逆転の発想が素晴らしいです。メタ的な視点でのネタも多く、漫画という媒体を最大限に活かした笑いの数々に脱帽しました。

悪い所

  • 1ページあたりの情報量とセリフが非常に多いため、一気に読むとかなり目が疲れてしまうことがありました。ギャグの密度が高いのは嬉しいのですが、もう少し余白のある構成の方が、個人的には読みやすかったです。
  • ギャグのノリが非常にハイテンポなので、一度リズムに乗れないと置いてけぼりな感覚になってしまう瞬間がありました。会話劇の面白さがメインなので、状況をじっくり楽しみたい人には少し忙しすぎるかもしれません。
  • 長期連載ということもあり、後半は少しパターン化されたネタが続いているように感じる時期がありました。新しいキャラクターの登場もいいですが、初期のような予測不能なシュールさがもっと欲しかったです。
  • 斉木の力が万能すぎるため、どんなピンチになっても「どうせ解決するだろう」という安心感が強すぎて、物語としての緊張感はほとんどありません。あくまで笑いを楽しむ作品だと割り切る必要がありますね。
  • 登場人物全員が個性的すぎて、常識人がいなさすぎる点に時々疲れを感じてしまいました。斉木のツッコミも毒舌なことが多いので、もう少し素直にほっこりできるエピソードの比重が多ければ、より良かったです。

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