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最終更新日:

デトロイト・メタル・シティ の感想と評価(良いところ、悪いところ)

デトロイト・メタル・シティ

デトロイト・メタル・シティ

完結
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著者: 若杉公徳

連載: ヤングアニマル

ジャンル: 青年漫画音楽・バンドギャグ・コメディ

評価: 8.6/10

あらすじ

オシャレなポップスを愛する心優しい青年・根岸崇一は、歌手になりたくて田舎から上京してきた。ところが契約したインディーズレーベルの狂暴な女社長に押し切られ、悪魔系デスメタルバンドのボーカルとして無理やりデビューさせられる。路上で歌う自作のポップソングは誰にも届かないのに、たまった鬱憤をぶちまける過激なステージだけが熱狂を呼び、バンドは地下の頂点へ駆け上がっていく。想いを寄せる同級生にだけは正体を知られたくない。そう願うほど誤解はふくらみ、まわりが勝手に悪魔の伝説を作り上げていく。やりたいことと、向いていること。ふたつの落差がそのまま笑いに変わる、下品で愛おしい青春!

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読む前に確認したい相性

向いている人

  • やりたいことと向いていることのずれに身に覚えがあり、笑いながらそこを突かれたい人
  • 下ネタまで振り切った歯止めのないギャグを、人目のない場所で思いきり笑い飛ばしたい人
  • まわりの勘違いだけで伝説が育つおかしさや、癖の強い面々のやりとりを最後まで楽しみたい人

向いていない人

  • ページをめくるたびに下品な言葉や性的な描写が飛んでくる作品だと、読むだけで疲れてしまう人
  • 暴力や嫌がらせの場面を笑いとして受け取れず、女性の扱いの荒さが気になってしまう人
  • はっきり答えの出ない終わり方が苦手で、似た型の展開が繰り返されると飽きてしまう人

良い感想・レビュー

  • 軽い気持ちで手に取ったら、口にできない言葉の連発にこっちが先に突っ込んでいた。弱腰の青年が化粧をした途端に暴君へ変わる別人ぶりの振れ幅が可笑しくて、読みながら何度も吹き出した。
  • 彼が心からやりたい音楽を認めてくれるのは、実はあの同級生ただ一人。当人がそれに気づかないまま話が進むねじれたすれ違いに笑わされ、それでいて終わり方には少し泣きました。
  • 逮捕すると息巻く警官が、実は当人のおかげで職を保っている。ファンも本人も気づかないまま勘違いが重なって伝説になる仕組みが楽しくて、同じ話を何度も読み返してしまう。
  • やりたい仕事と、向いていると思われる仕事は違う。才能の置き場所がずれている悲しさを、ふざけ倒したギャグの裏側で突きつけられる。読み終えたあと妙にしみた。
  • 絵柄で敬遠していた昔の自分を殴りたい。全員どこか性格が歪んでいるのに愛せてしまう歪んだキャラの立ち方があって、くだらないのに笑えて仕方がない。

悪い感想・レビュー

  • 社長まわりの暴力と嫌がらせが続くくだりは、私にはどうにも笑えなかった。メタルという文化への距離が最後まで縮まらないまま、置いていかれた気分で読み終えた。
  • 言葉が下品すぎるうえに、主人公がひたすら怯えてばかり。途中まで読んでも笑いのツボがまるで合わないままで、これで笑える人がうらやましいとさえ思ってしまった。
  • よくこれだけネタを出せるなとは思う。ただプロレスや演歌まで何でもありになるにつれ、同じ枠組みの繰り返しに見えてきて、途中から少し飽きが来る。
  • 性的な描写だけでなく、人を見下すような言葉も遠慮なく飛んできます。とくにヒロインへの扱いの容赦のなさは今読むときつくて、人に勧めづらいと感じました。
  • 最後の場面の意味がつかめず、思わず声が出ました。考えるほど怖くなる答えの出ない終わり方は好みが割れるはずで、すっきりした結末を待っていた私は戸惑いました。

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