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山と食欲と私 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
山と食欲と私
著者: 信濃川日出雄
連載: くらげバンチ
評価: 8.7/10
あらすじ
27歳の会社員・日々野鮎美は「山ガール」と呼ばれたくない自称“単独登山女子”。休日になるとリュックに食材を詰め込み、一人で山に登っては山頂で料理を楽しむ。登山の魅力と食の喜びを組み合わせた物語で、自然の中での出会いや心の成長も描かれる。
良い所
- 山の空気感や自然描写が丁寧で、実際に登山している気分になれた。
 - 鮎美が作る山ごはんがどれも美味しそうで、読むと自分も試したくなる。
 - 登山初心者でも分かりやすい解説があり、実用的な知識も得られた。
 - 主人公の一人行動が描かれていて、孤独を楽しむ姿に共感できた。
 - グルメ漫画としても登山漫画としても完成度が高く、両方の魅力を味わえた。
 
悪い所
- 料理の描写が多く、登山部分が物足りなく感じる巻もあった。
 - 主人公が常に前向きで、葛藤や弱さが少なくドラマ性に欠けると感じた。
 - 一話完結形式が多いため、長編的な盛り上がりを期待すると物足りない。
 - 登場人物が少なく、物語の広がりに欠ける印象を受けた。
 - 山ごはんのレシピが現実的でないものもあり、実用性に疑問を感じた。
 





