レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
カワセミさんの釣りごはん の感想と評価(良いところ、悪いところ)
カワセミさんの釣りごはん
マークダウンで表示著者: 匡乃下キヨマサ
連載: 月刊アクション
評価: 8.6/10
あらすじ
釣って、捌いて、美味しく食べる!匡乃下キヨマサが贈る、本格アウトドア・グルメ・コミック。人見知りで料理が得意なカワセミと、元気いっぱいで釣り好きの転校生・ミサゴ。正反対な二人の少女が、釣った魚をその場で調理して楽しむ「釣りごはん」を通じて絆を深めていく。リアルな釣りのテクニックや、外遊びならではの野性味溢れるレシピが満載。瑞々しい水辺の描写や、美味しそうな食事の風景が、読む者の心とお腹を優しく満たしてくれる。キャンプやアウトドア好きにはもちろん、少女たちの瑞々しい友情物語としても楽しめる良作。
良い所
- とにかく料理が美味しそう!釣ったその場で調理するワクワク感と、魚ごとの最適な食べ方が紹介されていて非常に参考になります。カワセミとミサゴ、二人の距離が少しずつ縮まっていく様子も微笑ましくて良いです。
- 釣りのディティールがかなり本格的。道具の選び方やキャスティングのコツなどが初心者に分かりやすく描かれているので、自分も釣りを始めたくなってしまいます。自然描写の美しさも見逃せません。
- 人見知りのカワセミが、料理という特技を活かしてミサゴと心を通わせていく過程が丁寧に描かれている。ただのグルメ漫画ではなく、思春期の繊細な感情の揺れ動きも感じられる良作だと思います。
- アウトドア飯のレシピが実践的。家で作っても美味しそうなものばかりで、読んでいるだけでお腹が空いてきます。魚以外の食材(野草やキノコなど)の扱いも出てくるので、知識としても面白いです。
- 絵のタッチが清潔感があって、キャラクターが皆とても魅力的。特にミサゴの豪快な食べっぷりを見ていると、こちらまで元気になれます。読後感が非常に爽やかで、癒やし効果抜群の作品。
悪い所
- 本格的な釣りの解説が多い反面、釣りに全く興味がない人にとっては少し情報過多に感じられる部分があるかもしれない。もう少しキャラクタードラマの比重が多くても良いのかな、と感じることもあります。
- 物語の大きな波(事件)は少なく、基本的には『釣って食べる』の繰り返しなので、ガツガツした熱い展開を期待する読者には少し物足りないかもしれない。ゆったりとした空気感を楽しむための漫画です。
- 一部の魚種に対する調理法が少し専門的すぎて、一般家庭で再現するにはハードルが高いものもある。アウトドア環境限定の楽しみとして割り切る必要がありますが、少し憧れが強すぎる気も。
- 中盤以降、サブキャラクターが増えてきてから、初期の二人きりの親密な雰囲気が少し薄れてしまったように感じられて寂しい。キャラクターの掛け合いの楽しさは増していますが、好みが分かれるかも。
- 釣果がかなり順調すぎる(爆釣が多い)ため、実際の釣りの厳しさを知っている人からすると『そんなに上手くいくかな?』というフィクションならではの甘さが気になってしまうこともあります。





