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最終更新日:

推しが武道館いってくれたら死ぬ の感想と評価(良いところ、悪いところ)

推しが武道館いってくれたら死ぬ

推しが武道館いってくれたら死ぬ

完結
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著者: 平尾アウリ

連載: 月刊COMICリュウ/COMICリュウWEB

ジャンル: 青年漫画アイドルコメディ百合

評価: 4.4/10

あらすじ

岡山の片隅で活動する七人組の地下アイドル、ChamJam。路上ライブを偶然見かけたフリーターのえりぴよは、人気最下位の市井舞菜に心を撃ち抜かれる。稼いだお金はグッズと握手券へ消え、自分の服は高校時代の赤ジャージ一着きり。ライブ中に鼻血を出して倒れるほどの入れ込みようは、オタク仲間のあいだで伝説として語られていく。舞菜のほうもえりぴよを慕っているのに、人見知りが邪魔をしてどうしても塩対応。両想いなのに縮まらない距離のまま、グループの知名度は少しずつ上がりはじめ、やがて絶対的なセンターだったリーダーが卒業を決める。恋にはならない、それでも赤ジャージで叫びつづける最強の片想い!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 推しへ全財産と生活を注ぎ込む熱量を笑い飛ばしつつ、そこまでやっていいと思いたい人
  • アイドルとファンのあいだにある、近いのに絶対に越えられない距離の切なさをじっくり味わいたい人
  • 恋愛には発展しない関係でもまっすぐな好きは成り立つと信じたい、現場に通った経験のある人

向いていない人

  • 地下アイドルの現場を知っていて、実際の物販や客席の動きとのズレが気になってしまう人
  • 終盤が駆け足でまとまる幕引きが苦手で、物語の最後まで一場面ずつ丁寧に描いてほしい人
  • 同じグループの少女たちの顔と名前を覚えるのに手間取るのが、読むうえで負担になる人

良い感想・レビュー

  • 私も中四国の小さな現場に通う女オタです。距離は近いのにファンとアイドルの間には絶対の壁があるという描き方が刺さります。切ないのに、あるあると笑ってしまう場面ばかりでした。
  • 好きだったものが嫌になりかけていた時期に読んだ。えりぴよの愛し方は正直キモい。なのに自己顕示欲を一切感じさせない推し方がやたらかっこよく見えて、好きって何だったか思い出せた。
  • 推しの塩対応について聞かれた主人公が返す「推しが生きていてくれることがファンサ」の一言が重い。オタクの生態をリアルにもコミカルにも振り切って描くので、我が身を振り返ってしまう。
  • 岡山県民なので、ちょいちょい挟まる地元ネタだけでもう元は取れました。女の子のオタクが主役だから嫌悪感もなく、百合っぽさがほんのり漂う程度の塩梅なのも読みやすいところです。
  • ネカフェの回線はそんなに強いのか、と真顔で考えてしまいました。接触イベントの剥がしまで細かく拾う現場描写のせいで、早く推しを目の前で見たい気持ちがむくむく湧いてきます。

悪い感想・レビュー

  • 万年ジャージって、地下の現場なら公式Tも生誕Tも売っているのに。ライブ中に「見えない」と嘆く場面も、フロアを自由に動ける現場を知っていると笑ってしまう。描かれる現場は地下というよりメジャー寄り。
  • 支柱だったリーダーが抜けた後のグループがなぜ売れたのか、そこがほとんど描かれない。脱退の詳細も明かされないまま、バズで少し話題になっただけで駆け上がっていく。悔しさだけが残る。
  • 周りのオタク陣には話を動かす力があったのに、肝心の主役ふたりが物語を引っ張れないまま終わってしまう。最下位を推す意味そのものが宙に浮いた感じで、終盤は空中分解に見えた。
  • 終盤で主人公が巻き込まれる大事故のくだりが物語に要るのか、読みながら首をかしげた。オタク側のこじれ方も、一歩まちがえば事件になりそうで、笑って見ていられない場面がある。
  • 地上と地下のアイドルの描き分けはできているのに、同じグループの子同士が似ていて誰が誰だか覚えられない。名前と顔が一致するまで、ずいぶん行ったり来たりした。

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