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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

七つの大罪 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

七つの大罪

著者: 鈴木央

連載: 週刊少年マガジン

ジャンル: ファンタジー少年漫画アクション

評価: 9.1/10

あらすじ

かつて王国転覆を企てたとされ、指名手配中の伝説の逆賊・騎士団『七つの大罪』。王国の危機を救うため、団長である怒りの罪のメリオダスと、王女エリザベスは、散り散りになった仲間たちを再集結させるための旅へと出かける!豚の帽子亭での和気あいあいとした日常から、かつての聖騎士たちとの和解、順次明かされる仲間の過去、そして3000年の怨念を抱く魔神族との全面戦争へと繋がっていく壮大な冒険活劇。鈴木央ならではのトーンをほとんど使わない手描きの圧倒的な戦闘作画と、登場人物たちの重すぎる因縁と愛のドラマ。全41巻を全力の熱量で駆け抜けた、平成・令和の少年マガジンが誇る王道ファンタジーの最高峰!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • スカッとする爽快なバトルと勢いある展開でテンポよく読み進められる、王道ファンタジーを楽しみたい人
  • 西洋の伝承や騎士物語をベースにした世界観に馴染みがあり、なじみのある設定から入りやすいと感じる人
  • 指名手配中の主人公たちが実は正義側だという逆転の設定を、難しく考えずエンタメとして楽しめる

向いていない人

  • 強さのインフレや設定の矛盾が後半で気になり始めると、一気に読む気が失せてしまう人
  • 頻繁なセクハラ的スキンシップ描写が作品全体に散りばめられていることに生理的な不快感を覚える人
  • 深みのある重層的なストーリーや丁寧な心理描写を重視して、骨太なファンタジーを読みたい人

良い感想・レビュー

  1. 俺は団長のメリオダスが「ロストヴェイン」や「フルカウンター(全反撃)」を使って、圧倒的な強さで魔族をねじ伏せる戦闘シーンにガチでシビれた。少年漫画特有の無双のカタルシスが本当に最高。
  2. バンとエレインの切なすぎる種族を超えた純愛や、キング(ハーレクイン)がディアンヌを守るために霊槍シャスティフォルを解き放つ覚悟にボロ泣きした。主要キャラ全員の愛と因縁のドラマが本当に深い。
  3. 鈴木央先生のスクリーントーンに頼りすぎない手描きのハッチングを駆使した無骨で躍動感あふれる戦闘シーンの作画が素晴らしい。一打一打の重さや、魔力のエフェクトのキレがとにかく凄まじい。
  4. エスカノールの、「お昼の12時になると世界最強になり、傲慢極まりない態度になる」という規格外のギャップ設定が大好き。彼が命を賭して戦った魔神王戦は、男として涙なしには読めない最高の見せ場。
  5. 「七つの大罪」全員の過去の罪(冤罪)や因縁が明かされ、全員で力を合わせて魔神王にトドメを刺す最終41巻の結末の完璧な大団円に感動。ダラダラと引き延ばさず、綺麗に大長編を畳み切った名作。

悪い感想・レビュー

  1. 聖騎士編、十戒編、そして魔神王編と進むにつれて、外見や闘級(強さの数値化)のインフレが激化しすぎて、初期の知略戦の面白さが薄れてしまったのが残念。数値ばかりが跳ね上がって、戦闘がやや大味に感じる。
  2. 主要キャラクターたちが、「死んだと思ったら実は生きていた」「生き返る手段が用意されていた」というご都合展開が多くて緊張感が薄れた。命の重さを謳っている割に、キャラの死が軽くなって冷めてしまう。
  3. メリオダスの「エリザベスに対する度を超えたセクハラ(お尻や胸を頻繁に触るギャグ)」が、今の感覚で見ると普通に不快で引いてしまう。面白い王道冒険ファンタジーなだけに、下ネタが少ししんどいのが本音。
  4. 41巻と非常に長いのもあるが、十戒編の途中の修行パートや聖戦の最中のダラダラとした引き伸ばしに、少し中だるみを感じた。もう少しテンポを上げて、サクサクと大罪たちの結集や戦いを進めてほしかった。
  5. 最高神や魔神王の行動原理が「ただのわがままな子供の夫婦喧嘩」のようにチープに見えてしまい、最後の戦いでの悪役としての知能や深みに欠ける。ただ力だけで主人公たちの限界突破の噛ませ犬になっている。

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