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文豪ストレイドッグス の感想と評価(良いところ、悪いところ)

文豪ストレイドッグス

文豪ストレイドッグス

著者: 春河35/朝霧カフカ

連載: ヤングエース

アクション異能力バトル

評価: 9/10

あらすじ

孤児院を追放された中島敦は、飢えと絶望の中で入水自殺を試みていた太宰治を助けたことから、異能力者集団・武装探偵社と出会う。敦は自らが無意識に発動する異能力『月下獣』の正体を知り、その力を制御しながら探偵社の一員として様々な事件に挑むことになる。ポートマフィアや海外の異能力組織との対立、仲間との絆、そして世界の裏側に潜む陰謀が交錯する中、敦は自らの存在意義と向き合っていく。

良い所

  • 実在の文豪をモチーフにしたキャラクター設定がユニークで、文学好きにはたまらない仕掛けが多い。
  • アクションシーンの迫力と構図が巧みで、戦闘の緊張感がしっかり伝わってくる。
  • キャラクター同士の掛け合いが軽妙で、シリアスな展開との緩急が心地よい。
  • 過去編や外伝でキャラクターの背景が深く掘り下げられ、物語に厚みが増している。
  • 横浜を舞台にした背景描写が美しく、現実の街並みと物語世界が融合している。

悪い所

  • 登場人物が多く、関係性や背景を把握するのに時間がかかる。
  • 異能力や設定の説明が少なく、初見では世界観に入り込みづらい部分がある。
  • シリアスな場面でもギャグが挟まれ、緊張感が削がれることがある。
  • 物語の展開が複雑で、伏線の回収までに時間がかかるためテンポが遅く感じる巻もある。
  • 戦闘のインフレが進み、初期の緊迫感が薄れる場面がある。

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