レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
売国機関 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
読む前に確認したい相性
向いている人
- 理想論を排した冷徹な現実主義の物語に、ひりつくような知的な興奮を覚えながら読み進めたい人
- 平和を守るために払う代償の重さと、国を想う気持ちが抱える矛盾や複雑さに正面から向き合いたい人
- 泥臭い駆け引きや地道な工作で国家の危機を防ぐ姿に、派手さとは違う渋さと手応えを感じられる人
向いていない人
- 国際情勢や難解な背景説明が密度濃く続くため、じっくり読み解く集中力と持久力を保ちたい人
- 救いのない悲惨な展開や、登場人物の冷徹な合理主義に触れて気持ちが重く沈みやすい人
- 理屈による静かな攻防が中心の運びより、視覚的に派手で盛り上がる場面を多く求めたい人
良い感想・レビュー
- ヨランダの『平和は戦争の合間に過ぎない』という冷徹な台詞。理想論を排したリアリズムの重みに、私は平和の代償がいかに重いかを突きつけられて鳥肌が立ちました。ヨランダの瞳に宿る覚悟が凄いです。
- 「オペラ座」の面々が、泥臭い工作で国家の崩壊を防ぐ姿が最高に渋い!マキャベリズムを地で行く彼らのプロ意識に、俺は知的な興奮で胸が熱くなりました。大人のための本格的な軍事ドラマを楽しめます。
- 第1巻、調印式を阻止しようとする群衆に対し、迷わず掃討を命じるシーン。その冷徹な決断の裏にある愛国心に、僕は人間社会の複雑さを改めて考えさせられました。平和を守る実態がここにある気がします。
- 血塗られた任務の合間に見せるヨランダの日常の静けさ。戦争の残滓と隣り合わせの危うい平和の描写に、私は肌に伝わるような没入感で圧倒されました。ヨランダが淡々と任務をこなす姿が逆に怖いです。
- カルロ・ゼン先生の皮肉の効いたセリフ回しに、俺は何度も膝を打ちました。軍人たちの鋭い眼差しと信念のぶつかり合いに、魂が揺さぶられるような深い満足感を味わうことができて、本当に良かったです。
悪い感想・レビュー
- 地政学的な背景や国際法の説明が非常に難解で、一気に読むには相当な持久力が必要です。仕事終わりの私には、情報の密度が濃すぎて脳が疲れ果ててしまいました。もう少し読みやすければ良かったです。
- オペラ座による内通者の粛清など、救いのない悲惨なエピソードが多くて読んでいて辛かったです。僕はあまりの非情さに心が削られてしまい、明るい話を求めていた自分には少し重すぎると感じました。
- 登場人物が冷徹な合理主義者ばかりで、真っ直ぐな正義漢を期待していた俺には感情移入が難しかったです。誰を信じていいか分からない不穏さに、少し居心地の悪さを感じてしまう場面がありました。
- 文字による議論がメインの回があり、視覚的なアクションを期待していた私には停滞感を感じました。展開が少し遅く思えて、もっと動的なシーンを求めていたので、少し物足りなさが残ってしまいました。
- 物語の着地点がまだ見えず、一話ずつ追うのが忍耐のいる作業になっています。完結まで付き合えるか、僕の根気が試されているようで少し不安です。早く彼らが報われる結末を見届けたいです。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
ヨランダの『平和は戦争の合間に過ぎない』という冷徹な台詞。理想論を排したリアリズムの重みに、私は平和の代償がいかに重いかを突きつけられて鳥肌が立ちました。ヨランダの瞳に宿る覚悟が凄いです。
地政学的な背景や国際法の説明が非常に難解で、一気に読むには相当な持久力が必要です。仕事終わりの私には、情報の密度が濃すぎて脳が疲れ果ててしまいました。もう少し読みやすければ良かったです。
「オペラ座」の面々が、泥臭い工作で国家の崩壊を防ぐ姿が最高に渋い!マキャベリズムを地で行く彼らのプロ意識に、俺は知的な興奮で胸が熱くなりました。大人のための本格的な軍事ドラマを楽しめます。
オペラ座による内通者の粛清など、救いのない悲惨なエピソードが多くて読んでいて辛かったです。僕はあまりの非情さに心が削られてしまい、明るい話を求めていた自分には少し重すぎると感じました。
第1巻、調印式を阻止しようとする群衆に対し、迷わず掃討を命じるシーン。その冷徹な決断の裏にある愛国心に、僕は人間社会の複雑さを改めて考えさせられました。平和を守る実態がここにある気がします。
登場人物が冷徹な合理主義者ばかりで、真っ直ぐな正義漢を期待していた俺には感情移入が難しかったです。誰を信じていいか分からない不穏さに、少し居心地の悪さを感じてしまう場面がありました。
血塗られた任務の合間に見せるヨランダの日常の静けさ。戦争の残滓と隣り合わせの危うい平和の描写に、私は肌に伝わるような没入感で圧倒されました。ヨランダが淡々と任務をこなす姿が逆に怖いです。
文字による議論がメインの回があり、視覚的なアクションを期待していた私には停滞感を感じました。展開が少し遅く思えて、もっと動的なシーンを求めていたので、少し物足りなさが残ってしまいました。
カルロ・ゼン先生の皮肉の効いたセリフ回しに、俺は何度も膝を打ちました。軍人たちの鋭い眼差しと信念のぶつかり合いに、魂が揺さぶられるような深い満足感を味わうことができて、本当に良かったです。
物語の着地点がまだ見えず、一話ずつ追うのが忍耐のいる作業になっています。完結まで付き合えるか、僕の根気が試されているようで少し不安です。早く彼らが報われる結末を見届けたいです。





