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東京決闘環状戦 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
東京決闘環状戦
著者: 山田俊明
連載: WEBコミックゼノン
評価: 9/10
あらすじ
2020年の東京。山手線各駅を支配する権力者たちは、それぞれの駅を代表する用心棒を雇い、駅の利権を賭けた決闘トーナメント「東京決闘環状戦」に挑む。新駅・高輪ゲートウェイ駅の利権を巡り、各駅の個性豊かな用心棒たちが誇りと信念を懸けて戦う。サラリーマン風の戦士やパンダ姿の格闘家など、駅の特色を反映したキャラクターが繰り広げる真剣勝負は、時に笑いを誘い、時に胸を打つ人間ドラマを生み出していく。
良い所
- 各駅の特色を活かしたキャラクターデザインがユニークで、見ていて飽きない。
- バトルの迫力が圧倒的で、技や戦術の描写が細かく臨場感がある。
- 用心棒たちの過去や信念が丁寧に描かれ、戦いに重みが増している。
- ギャグのような設定と真剣な戦いのギャップが絶妙でクセになる。
- 一見荒唐無稽な世界観ながら、人物描写がしっかりしていて感情移入できる。
悪い所
- 登場人物が多く、初見では名前や背景を覚えるのが大変。
- バトル描写が長く続くため、テンポが遅く感じる巻もある。
- 暴力描写が激しく、苦手な人には読みづらい。
- 史実や現実の東京とは大きく異なるため、リアリティを求める人には合わない。
- シリアスな場面でも過剰な演出が入り、好みが分かれる。


