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ささやくように恋を唄う の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ささやくように恋を唄う
著者: 竹嶋えく
連載: コミック百合姫
評価: 8.7/10
あらすじ
高校入学初日、木野ひまりは先輩バンドの演奏に心を奪われ、ボーカルの朝凪依に思わず「恋に落ちました」と告白してしまう。依はその言葉を本気の愛の告白と受け取り、ひまりに惹かれていく。勘違いから始まった二人の関係は、友情と恋愛の狭間で揺れ動きながら、音楽と共に少しずつ深まっていく。
良い所
- ひまりの純粋さと依の大人びた雰囲気の対比が魅力的で引き込まれた。
- 音楽を通じて二人の距離が縮まっていく描写が丁寧で胸が高鳴った。
- 絵柄が柔らかく、キャラクターの感情表現が繊細で美しい。
- 百合漫画として王道ながらも、キャラクターの個性が際立っていて新鮮だった。
- 友情と恋愛の境界を描くストーリーに共感し、心に響いた。
悪い所
- 展開がゆっくりで、物語の進行がもどかしく感じる部分があった。
- 依の心情描写が曖昧で、感情の変化が分かりにくい場面があった。
- 音楽活動の描写が少なく、バンド要素をもっと見たかった。
- キャラクター同士のすれ違いが繰り返され、冗長に感じる巻もあった。
- 百合要素を期待すると、恋愛の進展が控えめで物足りなかった。



