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最終更新日:

私の百合はお仕事です! の感想と評価(良いところ、悪いところ)

私の百合はお仕事です!

私の百合はお仕事です!

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著者: 未幡

連載: コミック百合姫

ジャンル: お仕事恋愛コメディ百合

評価: 8.4/10

あらすじ

「外面(ソトヅラ)が完璧なら、いつだって億万長者と結婚できる!」という強い信念と打算を胸に、誰からも愛される可愛い女の子を日々演じ続ける女子高生・白木陽芽。ある日、彼女は不注意から怪我をさせてしまったカフェの店長に頼まれ、お嬢様学校を模したコンセプトカフェ「カフェ・リーベ女学園」の給仕(サロンの生徒)として急遽働くことになる。そこはお嬢様同士の麗しき姉妹(シュヴェスター)をアドリブでお芝居するお仕事の現場だった。しかし、憧れの「お姉さま」である綾小路美月は、舞台裏ではなぜか陽芽に冷酷で剥き出しの敵意を向けてくる。演技と剥き出しの本音が交錯し、本物の感情に浸食されていく、スリリングで美しい百合お仕事コメディの最高峰!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • お嬢様カフェでの演技と舞台裏の剥き出しの本音が交錯する、二重の人間関係の緊張感を楽しめる人
  • 傷つけ合いながらも成長していく、不器用で歪んだ少女たちの骨太な人間ドラマを読み込みたい人
  • 演技としての姉妹関係がやがて本物の重い愛憎へと変わっていく、スリリングな百合の引力に引き込まれる人

向いていない人

  • 嫉妬や歪んだ執着が飛び交うドロドロした人間関係に強い胃もたれを感じやすい人
  • 同じもやもやするやり取りが繰り返されるゆっくりな進展に、強いじれったさや疲れを感じてしまう人
  • 主要キャラクターの歪みや狂気が強すぎて、感情移入できる人物を見つけにくい人

良い感想・レビュー

  1. お嬢様のお芝居をしているカフェの「外面」と、舞台裏での剥き出しの「本音や嫉妬」が交錯する二重の人間関係の構造がとにかく秀逸だ。演技がいつの間にか本物の重い感情に浸食されていく心理戦に痺れた。
  2. 未幡先生の描く、クラシカルなセーラー制服や可憐なお仕えシーンなどの華やかで美しい作画のクオリティが素晴らしい。お嬢様カフェとしてのきらきらした上品な雰囲気がどこを切り取っても目の保養になる。
  3. 誰もが何かしらの打算や過去のトラウマ、歪んだ執着を抱えていて、傷つけ合いながらも成長していく骨太な人間ドラマに惹かれた。ただの可愛いだけの百合に留まらない、不器用な少女たちの葛藤が実に深い。
  4. 往年の名作「マリア様がみてる」などの王道お嬢様百合をメタ視点でお仕事にする設定のユーモアが最高に面白い。お芝居としての姉妹関係がいつしか本物のドロドロとした愛憎へと変わっていく対比が見事だ。
  5. とにかく全員の感情が非常に重くて、泥沼のような百合の引力に一度読みだすと最後まで一気に引き込まれてしまう。不器用だけど、どこか必死で泥臭く生きている彼女たちの未来を私自身全力で応援したくなる。

悪い感想・レビュー

  1. 美しく甘いピュアなイチャイチャを期待して読むと、お互いのドロドロした醜い嫉妬や不快感のあるギスギスした人間関係が非常に多いため、読んでいてかなり胃もたれする。精神的にしんどい展開が辛かった。
  2. カフェメンバーのすれ違いや、美月の過去のトラウマの解決などに何巻も費やすため、ストーリーの進展がかなり遅くてじれったい。同じようなもやもやするやり取りを何度も見せられているようで疲れてしまう。
  3. 主人公の計算高く外面に命をかける性格や、陽芽に対して異常な執着を見せる幼馴染の果乃子のストーカー的で強すぎる狂気が少し怖すぎた。主要キャラの歪みが激しすぎて、私にとっては感情移入が難しかった。
  4. カフェのお嬢様芝居ルールや、店内の専門用語、演じるキャラと現実の本名といった二重の設定がやや複雑で把握しづらい。このジャンルの定番システムに馴染みがない私には、状況を理解するまで苦労した。
  5. 舞台裏でのドロドロした対立が延々と続く一方で、肝心のお仕事(お嬢様給仕)としての楽しい接客シーンやコメディ要素が減るのが残念だった。初期の陽芽のお仕事奮闘記のような楽しさをもっと読みたかった。

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