レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
戦国小町苦労譚 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
戦国小町苦労譚
連載: コミックアース・スター
評価: 9.1/10
あらすじ
農業高校で学ぶごく平凡な女子高生・静子。だが、彼女は突如として戦国時代へとタイムスリップし、天下統一を目指す稀代の覇王・織田信長に拾われる。生き残るため、静子は現代の高度な農業知識、品種改良、畜産、そして衛生や製鉄技術を駆使し、尾張の国に劇的な『技術革命』を起こすことに!信長にその類稀なる才を愛され、不器用ながらも深い信頼関係を築きながら、戦国の世を『知恵』で生き抜く本格内政戦記。綿密な農業・ミリタリー考証のもと、ただのチートに頼らず一歩一歩泥臭く歴史を改変していく、農業×歴史のリアル志向お仕事・内政ファンタジーの最高峰!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 農業や内政の知識を駆使して時代を変えていく、戦闘よりも文化・産業面から歴史に関わるタイプのファンタジーが好きな人
- 農業や歴史の豆知識を読み物として楽しみながら、知識でピンチを切り開くヒロインの活躍を応援したい人
- 嫌な登場人物が少なく、穏やかな気持ちで読み進められる安心感のあるタイムスリップ作品を求めている人
向いていない人
- ヒロインの知識が障壁なく受け入れられていくご都合主義的な展開に、リアリティを求めると冷めてしまう人
- 農業・技術開発の知識説明パートが長くなる展開に漫画としてのテンポが悪く感じ、物足りなさを覚える人
- 大きな危機や歴史の大きなうねりを求めており、トントン拍子に進む内政成功劇にマンネリを感じてしまう人
良い感想・レビュー
- 俺、作物の輪作や品種改良、コンクリートや銃身の鍛造といった、農業と科学の圧倒的なディテールに基づく内政描写にガチでシビれた。ただの魔法チートじゃない、地道な開発の説得力が本当に凄い。
- 織田信長が単なる残虐な暴君じゃなく、「静子の提案を真摯に検証し、その価値を誰よりも理解して支援する有能なリーダー」として描かれていて最高。二人の間の、言葉を超えた強い師弟の信頼関係が尊すぎる。
- 芋や米の増産で「領民たちが飢えを克服し、生活が劇的に豊かになっていくプロセス」を眺めているだけで、最高の多幸感が味わえる。ただの殺し合いじゃなく、命を救い、国を豊かにする真の内政サクセス。
- 沢田一先生の描く、静子の育てる動物たち(狼のルサや馬)の愛らしい仕草と、合戦時のダイナミックな戦闘シーンの迫力が素晴らしい。お洒落で読みやすく、歴史のリアルな重みがしっかりと伝わってくる。
- 最新18巻での新たな品種改良の挑戦や、信長の天下統一の歩みに寄り添いながら技術を高めていく静子のひたむきな姿に感動!これだけ長い連載なのに、毎巻の専門知識の密度が全く衰えなくて本当に素晴らしい。
悪い感想・レビュー
- 農業、治水、鍛冶、医学にいたるまで、「高校生一人の知識として、流石に万能すぎて現実味に欠ける」と感じて冷めてしまった。何でも彼女の現代知識だけでトントン拍子に解決するので、少し都合が良すぎる。
- 農地開拓の工程や器具の改良、化学反応のプロセスなど、一話ごとの解説テキストや説明台詞の文字量が多すぎて、歴史の教科書を読んでいるようで疲れる。サクサクと絵のテンポで読みたい僕には少し重かった。
- 基本的には内政と技術開発ののどかな日常がメインなため、「戦国武将たちのスリリングな心理戦や、手に汗握る合戦の派手な見せ場」を期待する人には少し物足りない。じっくり腰を据えて読むタイプの実直な漫画。
- 歴史の事実(信長包囲網や浅井朝倉との決戦など)のプロセスに非常に忠実なため、ストーリー全体の進行スピードがかなり緩やかでじれったい。新刊が出るスパンも長いため、途中で中だるみを感じるのが本音。
- 静子の元に集まる武将たちや村人たちが、「静子の現代知識を一切疑わず、神格化して手放しで絶賛する」お決まりのノリが少しあざとく感じられた。もう少し当時の人間らしい、不審や対立があってもいい気がする。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
俺、作物の輪作や品種改良、コンクリートや銃身の鍛造といった、農業と科学の圧倒的なディテールに基づく内政描写にガチでシビれた。ただの魔法チートじゃない、地道な開発の説得力が本当に凄い。
農業、治水、鍛冶、医学にいたるまで、「高校生一人の知識として、流石に万能すぎて現実味に欠ける」と感じて冷めてしまった。何でも彼女の現代知識だけでトントン拍子に解決するので、少し都合が良すぎる。
織田信長が単なる残虐な暴君じゃなく、「静子の提案を真摯に検証し、その価値を誰よりも理解して支援する有能なリーダー」として描かれていて最高。二人の間の、言葉を超えた強い師弟の信頼関係が尊すぎる。
農地開拓の工程や器具の改良、化学反応のプロセスなど、一話ごとの解説テキストや説明台詞の文字量が多すぎて、歴史の教科書を読んでいるようで疲れる。サクサクと絵のテンポで読みたい僕には少し重かった。
芋や米の増産で「領民たちが飢えを克服し、生活が劇的に豊かになっていくプロセス」を眺めているだけで、最高の多幸感が味わえる。ただの殺し合いじゃなく、命を救い、国を豊かにする真の内政サクセス。
基本的には内政と技術開発ののどかな日常がメインなため、「戦国武将たちのスリリングな心理戦や、手に汗握る合戦の派手な見せ場」を期待する人には少し物足りない。じっくり腰を据えて読むタイプの実直な漫画。
沢田一先生の描く、静子の育てる動物たち(狼のルサや馬)の愛らしい仕草と、合戦時のダイナミックな戦闘シーンの迫力が素晴らしい。お洒落で読みやすく、歴史のリアルな重みがしっかりと伝わってくる。
歴史の事実(信長包囲網や浅井朝倉との決戦など)のプロセスに非常に忠実なため、ストーリー全体の進行スピードがかなり緩やかでじれったい。新刊が出るスパンも長いため、途中で中だるみを感じるのが本音。
最新18巻での新たな品種改良の挑戦や、信長の天下統一の歩みに寄り添いながら技術を高めていく静子のひたむきな姿に感動!これだけ長い連載なのに、毎巻の専門知識の密度が全く衰えなくて本当に素晴らしい。
静子の元に集まる武将たちや村人たちが、「静子の現代知識を一切疑わず、神格化して手放しで絶賛する」お決まりのノリが少しあざとく感じられた。もう少し当時の人間らしい、不審や対立があってもいい気がする。




