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うるわしの宵の月 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

うるわしの宵の月

うるわしの宵の月

著者: やまもり三香

連載: デザート

ジャンル: 恋愛少女漫画学園

評価: 8.9/10

あらすじ

『うるわしの宵の月』は、整った容姿と凛とした雰囲気から「王子」と呼ばれる女子高生・滝口宵と、同じく学校で「王子」と称される男子・市村先輩の出会いから始まる学園恋愛漫画。周囲のイメージに縛られながらも、自分らしさや本当の気持ちと向き合っていく二人の関係が、繊細な心理描写と美しい作画で描かれている。

良い所

  • 宵の内面描写がとても丁寧で、自分を投影しながら読める恋愛漫画だと感じた。
  • やまもり三香先生の作画が圧倒的で、1コマ1コマが絵画のように美しい。
  • 男女ともに『王子』という設定が新鮮で、恋愛の切り口がとても面白かった。
  • 先輩と宵の距離が少しずつ縮まっていく過程がリアルで胸が高鳴った。
  • 静かな空気感とセリフ回しが秀逸で、読後に余韻が残る作品だった。

悪い所

  • 展開がかなりスローペースで、物語が進まないと感じる巻もあった。
  • 心理描写が中心なので、分かりやすい恋愛イベントを期待すると物足りない。
  • 宵の性格が淡々としていて、好みが分かれる主人公だと思った。
  • 登場人物が少なく、物語の広がりに欠ける印象を受けた。
  • 雰囲気重視の作風のため、盛り上がりに欠けると感じる場面もあった。

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