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レビュー著者: 漫画よしあし
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うらみちお兄さん の感想と評価(良いところ、悪いところ)

うらみちお兄さん

うらみちお兄さん

著者: 久世岳

連載: comic POOL

ジャンル: 社会風刺日常コメディ

評価: 8.6/10

あらすじ

教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん・表田裏道(31歳)。爽やかな笑顔で子供たちに語りかける彼の口から飛び出すのは、社会の不条理、人生の絶望、そして大人への諦めだった。久世岳が描く、働く大人たちの共感を呼びまくるダーク・コメディ。子供の前で隠しきれない大人の悲哀とブラックジョークに、笑いながらも「わかる…」と涙してしまう社会人必読の書。

良い所

  • 「しんどい」「帰りたい」「大人って辛い」という、社会人が心の中で思っていても口に出せない本音を、うらみちお兄さんが爽快な笑顔で代弁してくれて最高にスッキリします。
  • 子供の無邪気で残酷な質問に対して、大人の黒い感情が漏れ出てしまううらみちお兄さんの姿がシュールで面白すぎます。ギャップ萌えの極みです。
  • うらみちお兄さんだけでなく、ウサオ君やクマオ君(中身は後輩)、いけてないお兄さんなど、周囲のキャラクターたちもそれぞれ社会の闇を抱えていて、彼らの会話の端々から滲み出る社畜感がリアルで笑えます。
  • ただのブラックジョークではなく、どこか「それでも生きていかなきゃいけない」という大人としての哀愁があり、読んだ後に不思議な癒やしと励ましをもらえます。
  • 言葉選びのセンスが抜群。「人生は取り返しがつかない」などのパワーワードがポンポン飛び出し、名言(迷言)の宝庫です。仕事で疲れた時に読むと効き目が倍増します。

悪い所

  • 「大人の絶望」や「社会の不条理」を笑いにするブラックユーモアが強烈なため、現在進行形で仕事や人生に追い詰められている人が読むと、笑えずに本当に落ち込んでしまう危険性があります。
  • 子供向け番組の裏側という設定上、純粋な子供の夢を壊すようなブラックなネタが続くため、そういうシニカルな笑いが肌に合わない人には不快感を与えるかもしれません。
  • 基本的には「うらみちお兄さんが闇を見せる」というワンパターンなギャグの繰り返しになるため、連続して読むと少し飽きが来やすい作品です。少しずつ読むのがおすすめです。
  • うらみちお兄さんの情緒不安定ぶりが時折本気で心配になるレベルのため、ギャグとして笑い飛ばしきれないような痛々しさを感じてしまう読者もいるようです。
  • 登場人物たちの態度が、プロのテレビ出演者としてはあまりにも不真面目に見えることがあり、仕事に対する責任感のなさが気になってしまうと楽しめないかもしれません。

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