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いぬやしき の感想と評価(良いところ、悪いところ)

いぬやしき

いぬやしき

著者: 奥浩哉

連載: イブニング

SFドラマ

評価: 8.6/10

あらすじ

初老の冴えないサラリーマン・犬屋敷壱郎は、家族からも疎まれ孤独な日々を送っていた。ある日、謎の事故に巻き込まれた彼は、全身が機械の身体に作り替えられてしまう。圧倒的な力を得た犬屋敷は、人を救うためにその力を使おうと決意するが、同じく機械の身体を得た高校生・獅子神皓は人を殺す快楽に走る。正反対の二人の対比を通じて、人間性とは何かを問いかける衝撃のSFドラマ。

良い所

  • 犬屋敷の孤独と優しさが丁寧に描かれていて胸を打たれた。
  • 機械の身体を得た後のアクション描写が迫力満点で引き込まれる。
  • 獅子神との対比が鮮烈で、人間の善悪を深く考えさせられる。
  • 家族や社会との関係性がリアルで感情移入しやすい。
  • 奥浩哉らしい緻密な作画と演出で緊張感が途切れない。

悪い所

  • 暴力描写や残酷なシーンが多く、読むのが辛い部分があった。
  • ストーリーが重く、気軽に楽しむには向かない。
  • 獅子神の行動が極端で、共感できないと感じた。
  • 終盤の展開が駆け足で、もっと掘り下げてほしかった。
  • 犬屋敷の家族の描写が浅く、感情の変化に説得力が欠ける。

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