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EVOL (イーヴォー) の感想と評価(良いところ、悪いところ)
EVOL (イーヴォー)
著者: カネコアツシ
連載: 月刊コミックビーム
評価: 8.5/10
あらすじ
世界に絶望した少年少女が自殺未遂をきっかけに異能力を得て、社会に反逆する物語。正義を掲げるヒーローと、世界を憎む彼らとの戦いが描かれる。小さな能力しか持たない彼らが、圧倒的な力を持つヒーローに挑む姿を通じて、正義と悪の境界線や社会の歪みを問うダークジュブナイル作品。
良い所
- アメコミ調の絵柄がスタイリッシュで、ページをめくるたびに迫力を感じた。
- 主人公たちの小さな能力が逆にリアルで、無力感と反逆心が強く伝わってきた。
- 正義のヒーローが必ずしも善ではないというテーマが鋭く、社会風刺としても面白かった。
- 鬱屈した若者の感情が爆発する描写に共感し、物語に強く引き込まれた。
- テンポの良い展開と緊張感のあるバトルが続き、最後まで飽きずに読めた。
悪い所
- 序盤の設定説明が難しく、世界観に入り込むまで時間がかかった。
- キャラクターの背景が十分に描かれず、感情移入しづらい部分があった。
- 能力が地味すぎて、バトルの迫力に欠ける場面があった。
- シリアスな展開が続き、読んでいて重苦しく感じる巻もあった。
- ストーリーが抽象的で、テーマ性は強いが分かりづらい部分があった。
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