レビュー著者: 漫画よしあし
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ニワトリ・ファイター の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ニワトリ・ファイター
著者: 桜谷シュウ
連載: コミプレ
評価: 8.6/10
あらすじ
一羽の鶏が、絶望を「コケッ」と蹴散らす。桜谷シュウが、圧倒的な「劇画」へのリスペクトと、極限まで磨き上げられた超絶美麗な筆致で描き出す、突如現れ人類を蹂躙する巨大な怪物「鬼多(鬼)」に対し、最強の鶏・ケイが立ち向かう衝撃のシュール・アクション。あまりにもリアルで格好良いニワトリの姿と、繰り出される豪快な一撃。大切なものを奪われたケイの、孤独で気高き復讐の旅路。美麗すぎる作画と、ニワトリがヒーローという究極のギャップが、読む者の魂を熱く、そして戸惑い混じりに激しく揺さぶる。至高の鶏・サーガ必見の話題作!
良い所
- とにかくニワトリの描き込みが凄まじすぎて、私、ケイの放つ一撃の重みに、最高の没入感と素晴らしい困惑を味わいながら夢中になって読み耽りました。最高のアクション漫画です。
- 桜谷先生の描くキャラクター(人間も鶏も)が非常に美麗で、私、一コマ一コマに溢れる『命の躍動』に不覚にも魂を震わせる素晴らしい体験をしました。傑作です!僕のイチ押し!
- 物語の構成が非常に丁寧で、僕、ページを捲るたびに『ニワトリなのにカッコいい……』と素晴らしい多幸感を味わいました。これ以上に『正統(?)』なヒーロー漫画はありません。神漫画!
- 絵のタッチが非常に清潔感がありかつ迫力に満ちていて、私、一コマ一コマから生命の『叫び』がダイレクトに伝わってくるようでした。最高!
- 読み終わった後のこの清々しくて満足感のある読後感。私、これほどまでに誠実でぶっ飛んだ(生物的に)物語に出会えて幸せです。最終回までケイの旅路を全力で見守りたいです!
悪い所
- 非常に心地よくて面白いですが、とにかく絵がガチすぎてシュールなため、僕のような正統派の人間ドラマを好む読者には、時時物語のノリに素直に没入できない瞬間があるかもしれません。強烈なアクがあります!
- 設定は秀逸ですが、物語の展開が時時あまりにもドラマチックすぎて、僕としては時時『ニワトリが戦ってるんだよな……』と我に返ってしまう瞬間が私の中に少しありました。安定感のある混乱です。
- 情報の密度が高いというよりは、勢いと圧倒的な画力で読ませる面が非常に強いため、私、時時その独自のノリに置いていかれそうになって、純粋なエンタメとして没入できない瞬間がたまにありました。
- 一度読み始めると一気に読めますが、僕にとっては少し情報の整理が『重厚すぎて疲れる(絵的に)』部分があり、読了後に本当にどっと疲労感を感じました。私、元気な時にしか読めません。
- 万人受けする作品だからこそ、僕には少し『特定の型にはまったアクション演出』に寄りすぎているように感じられることがありました。私個人の感性の問題ですが、もう少しドライな現場の厳しさも欲しかったです。





