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最終更新日:

つれないほど青くて あざといくらいに赤い の感想と評価(良いところ、悪いところ)

つれないほど青くて あざといくらいに赤い

つれないほど青くて あざといくらいに赤い

著者: tomomi

連載: となりのヤングジャンプ

ジャンル: ロマンスホラーサスペンス

評価: 8.5/10

あらすじ

「この先輩、男? 女? それとも——」好奇心旺盛な男子高校生・アラタが、謎に包まれた先輩・ミハヤの秘密に迫る。tomomiが描く、ラブストーリーとホラーが混然一体となった深淵系サスペンス。ミステリアスな先輩の正体を探るうち、アラタ自身も後戻りできない場所へと引きずり込まれていく。ページをめくるごとに増していく不穏さと、そこはかとない色気に息を呑む。

良い所

  • 先輩の正体が気になって気になって、気づいたら一気に最新巻まで読んでいました。ラブコメのような甘さを見せたかと思うと、突然ホラーのような不気味さが顔を出し、感情がぐちゃぐちゃにされます。
  • 絵のタッチが本当に美しく、そしてどこか冷たい。ミハヤ先輩の艶やかな表情に見とれていると、背筋がゾクッとするような展開が待っていて、その落差がたまりません。
  • 「相手のことが分からない」という恋愛の普遍的なもどかしさを、ホラーやミステリーの要素を使ってここまでスリリングに描けるのかと驚愕しました。先が読めない展開の連続です。
  • アラタの純粋な好奇心が、時に残酷な結果を招きかねない危うさを孕んでいて、ハラハラしながら読んでいます。二人のいびつで特別な関係性がどう着地するのか、目が離せません。
  • 得体の知れない存在に惹かれてしまう人間の業のようなものを感じます。怖いのに読みたい、引き返すべきなのに進んでしまう、そんな読者の心理を見事に突いた傑作です。

悪い所

  • ホラー要素がかなり強く、ビジュアル的に不気味なシーンもあるため、純粋なラブストーリーや学園モノを期待して読むとショックを受けるかもしれません。人を選ぶ作品です。
  • ミハヤの性別や正体に関する謎が長く引っ張られるため、はっきりした答えを早く知りたい読者にはじれったく感じられる時期があると思います。謎そのものを楽しむ姿勢が必要です。
  • 主人公のアラタが時に無神経なほど好奇心優先で動くため、彼の行動に共感できないと物語に入り込みにくいかもしれません。巻き込まれていく過程を楽しむ作品です。
  • 独特のじめっとした暗い空気が全体を覆っているため、読んでいると気分が重くなることがあります。スッキリした爽快感を求める時には向いていません。
  • 設定の不条理さや超常的な要素に対して、論理的な説明が完全になされるわけではないため、理屈で全てを理解したい人にはモヤモヤが残る部分があるかもしれません。

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