レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
無限の住人 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
無限の住人
著者: 沙村広明
連載: 月刊アフタヌーン
ジャンル: ダーク・ファンタジー/復讐/時代劇/アクション
評価: 8.8/10
あらすじ
江戸の世。道場破りの剣客集団に両親を目の前で殺された少女は、復讐を誓う。だが自分にはあまりに力がない。そんな彼女の前に現れたのは、体に不思議な虫を宿して不老不死となった隻眼の侍だった。少女の悲痛な覚悟に胸を打たれた侍は用心棒を引き受け、二人は仇を追う血みどろの旅へ踏み出す。個性豊かな剣豪たちを斬り伏せていくうち、少女は仇敵の信念に触れ、「相手を殺すことが本当の復讐なのか」と激しく揺れ始める。奇妙な形をした武器の造形、動きまで見えてくるような殺陣、信念と欲がぶつかり合う大群像劇。復讐の果てにたどり着く一つの答えを見届ける、血と美の時代劇!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 動きまで見えてくる殺陣と、一見奇妙で凝った武器の造形を、じっくり眺めて味わいたい人
- 登場人物それぞれの信念や欲、正義がぶつかり合う重厚な群像劇に、どっぷり浸りたい人
- 多少の残酷な描写を含んでいても、骨太で歯ごたえのある時代劇バトルを読み応えとして楽しめる人
向いていない人
- 残虐な拷問や暴力をにおわせる、目を背けたくなるような描写が続くのが苦手な人
- テンポよく短くまとまった物語を好み、長編ゆえの中だるみが気になってしまう人
- 主人公には一貫した強さや、読んでいて胸のすく爽快感のある活躍を最後まで求めたい人
良い感想・レビュー
- 最初の残酷な場面で何度か読むのをやめたけれど、腰を据えて追いかけたら重厚なストーリーにも息づくような絵にも完全にやられた。作品の完成度に頭が下がる思いだった。
- 登場人物がとにかく多いのに、どのキャラも信念や欲や正義を抱えて立っている。その渦巻く群像劇にすっかり魅了されて、大興奮で一気に読み切ってしまった。
- 動きが伝わってくる絵柄のおかげで戦闘がやけに生々しい。人を斬る場面すら芸術的だと感じる瞬間があって、そのたびに画面へ引きずり込まれていく自分がいた。
- 不死の剣士と少女のロードムービーだと思って軽い気持ちで読んだら、グロいだけじゃない骨太なストーリーに驚かされた。時代物やバトルものが好きなら迷わず手に取ってほしい。
- 一見おかしな形なのに使いこなせば恐ろしく強い、そんな凝った武器とその使い手が次から次へと出てくる。この造形を眺めているだけでも私は満たされてしまう。
悪い感想・レビュー
- ヒロインが自分の手を汚さず用心棒に復讐を肩代わりさせ続ける。しかも毎回「こんなことをして何になる」と自問しては敵に論破される。その堂々巡りにだんだん疲れてしまった。
- 拷問や性的な暴力をにおわせる場面があって、残忍すぎて胸が悪くなる描写が要所に差し込まれる。ここまでえぐい描写が要るのかと、読みながら何度も問いたくなった。
- 二十年もの長期連載だけあって、中盤の中だるみはどうしても否めない。特に不死の謎を探る一連の展開は作者の趣味に走りすぎていて、正直そこで少し置いていかれた。
- 絵の上手さは文句なしなのに、話の運び方がどうにも雑に感じられた。第一話は見事なのに、この先も続くと聞いた途端にもうお腹いっぱいという気分になってしまう。
- 序盤はどうにも乗れないし、中盤もかなりかったるい。途中で作風がぐっと変わる変化の大きさについていけるかどうかで、評価がまるごと分かれてしまう作品だと思う。
良い感想・レビュー
- 最初の残酷な場面で何度か読むのをやめたけれど、腰を据えて追いかけたら重厚なストーリーにも息づくような絵にも完全にやられた。作品の完成度に頭が下がる思いだった。
- 登場人物がとにかく多いのに、どのキャラも信念や欲や正義を抱えて立っている。その渦巻く群像劇にすっかり魅了されて、大興奮で一気に読み切ってしまった。
- 動きが伝わってくる絵柄のおかげで戦闘がやけに生々しい。人を斬る場面すら芸術的だと感じる瞬間があって、そのたびに画面へ引きずり込まれていく自分がいた。
- 不死の剣士と少女のロードムービーだと思って軽い気持ちで読んだら、グロいだけじゃない骨太なストーリーに驚かされた。時代物やバトルものが好きなら迷わず手に取ってほしい。
- 一見おかしな形なのに使いこなせば恐ろしく強い、そんな凝った武器とその使い手が次から次へと出てくる。この造形を眺めているだけでも私は満たされてしまう。
悪い感想・レビュー
- ヒロインが自分の手を汚さず用心棒に復讐を肩代わりさせ続ける。しかも毎回「こんなことをして何になる」と自問しては敵に論破される。その堂々巡りにだんだん疲れてしまった。
- 拷問や性的な暴力をにおわせる場面があって、残忍すぎて胸が悪くなる描写が要所に差し込まれる。ここまでえぐい描写が要るのかと、読みながら何度も問いたくなった。
- 二十年もの長期連載だけあって、中盤の中だるみはどうしても否めない。特に不死の謎を探る一連の展開は作者の趣味に走りすぎていて、正直そこで少し置いていかれた。
- 絵の上手さは文句なしなのに、話の運び方がどうにも雑に感じられた。第一話は見事なのに、この先も続くと聞いた途端にもうお腹いっぱいという気分になってしまう。
- 序盤はどうにも乗れないし、中盤もかなりかったるい。途中で作風がぐっと変わる変化の大きさについていけるかどうかで、評価がまるごと分かれてしまう作品だと思う。









