レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
トモダチゲーム の感想と評価(良いところ、悪いところ)
トモダチゲーム
マークダウンで表示連載: 別冊少年マガジン
ジャンル: デスゲーム/少年マンガ/サスペンス/心理戦/学園
評価: 8.6/10
あらすじ
「友達は何より大切だ」と信じてきた片切友一が、修学旅行費100万円の横領をきっかけに「トモダチゲーム」に叩き込まれる。ゲームは友情を担保にした設計——誰かが裏切れば連帯で負債を負う仕組みで、仲のいい5人組が互いを疑い始める。「普通の高校生」だったはずの友一が、スイッチが入った瞬間から冷徹な頭脳戦士に豹変し、仲間の本性と自分自身の本性を暴いていく。「いい人だと思っていたキャラ」が突然黒い疑惑をまとうの繰り返しで、先の読めない疑心暗鬼がクセになる。どす黒いのにアオハル——友情と裏切りの狭間で心をバキバキに折ってくる心理サスペンス!
良い所
- 「友達思いの普通の高校生」だった友一がゲームに入った瞬間から全く別の顔を見せるのが最高で、スイッチが入るたびに「こいつ本当にどこまで腹黒いんだ」と震えます。
- カイジやデスノートが好きなら絶対ハマれる。ゲームが進むたびに人を信用できなくなる感覚がリアルで、読み終えた後しばらく友人の言動が気になってしまいました。
- 「いい人だと思っていたキャラ」が突然黒い疑惑をまとうの繰り返しで、誰が本当の悪人なのか分からないまま引っ張られて、最後まで誰も信用できなくなります。
- ライアーゲームやカイジ好きな自分にドンピシャで、友一が「優しいだけじゃない」複雑さがたまらない。頭脳戦のスリルとキャラの深みが両立している数少ない作品。
- 最初は「ありがちな心理ゲームもの」だと思って読み始めたら、大人バージョンが始まってから一気に引き込まれてハマりました。内容の凝り方が予想を超えてきます。
悪い所
- 高校生が莫大な借金を背負うという設定に最後までリアリティが感じられず、世界観への乗り込み方で失敗してしまうと、心理戦のスリルも半減して置いてかれた感覚になりました。
- ヒロインが蹴りで木をなぎ倒す場面で一気に現実味が消えてしまって、心理サスペンスに期待して読んでいたのに急にバトル漫画みたいになった感じで戸惑いました。
- 話は面白いけど、主人公含めて登場人物のキャラが薄いのが気になって、心理戦のドキドキよりも人間ドラマに引き込まれたい派には物足りなさが残りました。
- ゲームが始まってからはイライラしっぱなしで、登場人物が意地悪な選択ばかりするので気分的にしんどくなってくる。ストレス耐性がないと消耗します。
- 心理戦以外の空気を抜くようなシーンが蛇足に感じて、せっかく高まった緊張感が急に冷める瞬間があります。ゲームの章は面白いのに、その間を埋める展開がテンポを乱します。





