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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

BECK の感想と評価(良いところ、悪いところ)

BECK

著者: ハロルド作石

連載: 月刊少年マガジン

ジャンル: 音楽バンド少年漫画青春

評価: 9/10

あらすじ

退屈な毎日に焦燥感を抱いていた十四歳の少年・田中幸雄(コユキ)は、奇妙な犬「ベック」を助けたことをきっかけに、天才ギタリスト・南竜介と出会う。洋楽ロックの洗礼を受けギターを手にしたコユキは猛特訓を重ね、竜介やラップ担当の千葉、超絶技巧のベーシスト平、親友ドラマーの桜井とともにインディーズバンド「BECK」を結成する。当初は自分の立ち位置に悩んでいたコユキだが、聴く者すべてを圧倒する天性の歌声を持つことが判明し、フロントマンとして覚醒していく。音楽業界の闇やメンバー間の衝突、裏社会の暴力沙汰など数々の挫折を乗り越え、伝説の野外フェスのステージで観客を熱狂させたBECKは、世界へと羽ばたいていく、音が聞こえてくるような青春バンド漫画!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 音楽と青春が交わるバンド漫画の世界にどっぷり浸りたい人
  • 洋楽ロックやバンド活動が好きでたまらないという人
  • 泥臭い下積みから成功へと向かう成長物語にじっくり胸を熱くしたい人

向いていない人

  • 音楽用語や洋楽ネタなどマニアックな知識を求められると疲れてしまいやすい人
  • 優柔不断で悩みがちな主人公の性格にどうしてもイライラしやすい人
  • 終盤の裏社会がらみの展開にリアリティを強く求めすぎる人

良い感想・レビュー

  • 音が聞こえてくるような漫画とはまさにこの作品のことで、ライブの熱気やフェスの興奮が画面越しにびしびし伝わってきて、いつも胸がじんわり熱くなる。
  • 平凡で弱気だったコユキが、歌の才能を見出されて一人の表現者として覚醒していく姿がとにかく眩しくて、読むたびに何度も勇気をもらってしまうほどだ。
  • 扉絵のロック名盤オマージュを見るだけでも作者の音楽愛がひしひしと伝わってきて、思わずそのまま近所のCD屋にまですぐ走り出したくなってしまう。
  • 斎藤さんとの交流やいじめを乗り越えていく普通の少年としての日常が丁寧に描かれているからこそ、ステージで輝く瞬間がより一層深く胸に響いてくる。
  • 自分でも音楽をやっているが、この漫画を読むと無性に練習したくなる衝動に駆られてしまい、気づけばいつも楽器をそっと静かに手に取ってしまうほどだ。

悪い感想・レビュー

  • 主人公のコユキが時々あまりにもウジウジと優柔不断で、読んでいてイライラさせられる部分が正直かなりあるように、毎回いつもつくづく強く思ってしまう。
  • コユキの歌声が聞こえないという漫画ならではの限界を感じてしまい、周囲の絶賛描写だけでは今ひとつピンとこない場面もある、なんとも重い一冊だと思う。
  • 終盤になると裏社会が絡む陰謀めいた展開が急に増えてきて、純粋な音楽ものをずっと期待していた分だけ、正直かなり大きく戸惑ってしまうことが多々ある。
  • 終盤になるほど展開が急ぎ足になり、ヒロインの出番や掘り下げがどんどん減ってしまったのが、なんとも少しばかりずっと寂しく感じてしまったのだった。
  • 洋楽アーティストや名盤のマニアックな小ネタが連発されるため、そのノリが合わないと途中でどうしてもかなり置いていかれてしまう作品だと強く感じる。

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