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最終更新日:

万能鑑定士Qの事件簿 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

万能鑑定士Qの事件簿

万能鑑定士Qの事件簿

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著者: 神江ちず清原紘松岡圭祐

連載: ヤングエース

ジャンル: ミステリー日常コメディ

評価: 7.8/10

あらすじ

沖縄の離島から上京した莉子は、高校まで成績最下位の天然娘だった。ところがリサイクルショップの店主に独自の記憶術と論理的な考え方を仕込まれ、物の真贋も事件の真相も見抜く鑑定士へと変わっていく。都内に大量に貼られた奇妙な力士シールの謎から、話は日本経済を揺るがす巨大な偽札事件へと転がりだす。科学鑑定でも見破れない精巧な仕掛けから、地下に眠る国宝を追う謎まで、扱う事件のふり幅も大きい。頼りない若手記者の小笠原と二人、誰も死なないのに読ませる難事件の連続。ちりばめられたうんちくと伏線が、ばらばらに見えた出来事を一本の線へつないでいく瞬間の心地よさ。知恵がつくと評判の、人が死なないロジカル・ミステリー!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 凄惨な殺人が起きなくても、じっくり頭を使って安心して楽しめるミステリーを探している人
  • ばらばらに見えた小さな謎が最後に一本へつながる、伏線回収の心地よさを存分に味わいたい人
  • いろんな分野の専門知識やうんちくを楽しみつつ、読んで知恵がつく物語に触れてみたい人

向いていない人

  • セリフや解説の文字量が多く、うんちく中心のじっくりした展開をくどく感じてしまう人
  • 派手なアクションや強い緊迫感を求めていて、地味な知識比べの謎解きでは物足りなく感じる人
  • 何でも見抜いてしまう主人公の展開に、少しでもご都合主義っぽさを感じると冷めてしまう人

良い感想・レビュー

  • 難しい鑑定の話が続くのに、莉子がとにかく可愛く描かれているおかげで、最後までぐいぐい読めた。原作の雰囲気を壊さず、より親しみやすい表情に描いてくれて、大成功のコミカライズだと感じている。
  • 凄惨な殺人が一切起きないのに、話のスケールは日本全体を巻き込むほど大きい。人が死なないのにこんなに面白いなんて、と半信半疑だったのに、読み始めてみたら安心して夢中で追いかけていた。
  • 頼りないのに莉子をずっと一途に信じている小笠原くんが、なんだかいい。事件が片づくたびに少しずつ近づいていく二人の絶妙な距離感に、読んでいるこっちまでニヤニヤさせられてしまった。
  • 都内の力士シールというちっぽけな謎が、日本を滅ぼしかねない偽札事件へ一気につながっていく。このすべてが一本の線でつながる展開にしびれたし、漫画としてもテンポが良くて読みやすかった。
  • 難しい専門知識やロジカルな考え方が、図や絵をたっぷり交えて解説されるので、すっと頭に入ってきます。知恵がつくという言葉に嘘はなく、活字だけの小説版よりずっと視覚的に理解できました。

悪い感想・レビュー

  • 万能というだけあって莉子が何でも知りすぎていて、途中からご都合主義に見えてきた。天然キャラという設定もどこかあざとく感じられて、素直には乗り切れなかった。
  • とにかくセリフと解説の文字数がとても多くて、読んでいて疲れてしまいます。ミステリーだから仕方ないのかもしれませんが、漫画としてのテンポが削がれて、途中で少し飽きてしまいました。
  • 絵は綺麗なのに、原作の分量を短い巻数へ詰め込んだせいか、中盤の事件がかなり端折られている。もっとじっくりと、いろんなエピソードを漫画で読みたかったというのが正直な気持ちだ。
  • 人が死なないというテーマは良いものの、そのぶん緊迫感やハラハラは薄めに感じた。地味な知識比べのシーンが続くので、派手なアクションやサスペンスを期待して読むと、どうしても物足りない。
  • 劣等生だった莉子が一気に天才へ変わる記憶術の教え方が、いくらなんでも極端すぎる。そんなに簡単に天才になれるなら苦労はしないと思ってしまい、設定の非現実さに少し冷めてしまった。

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