最終更新日:

日本沈没 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

日本沈没

日本沈没

著者: 一色登希彦小松左京

連載: ビッグコミックスピリッツ

ジャンル: 災害社会派SF

評価: 8.9/10

あらすじ

『日本沈没』は、小松左京の同名SF小説を原作に、一色登希彦が漫画化した作品。日本列島が地殻変動によって徐々に沈没していくという未曽有の危機の中、政府、学者、一般市民それぞれの立場から「国家とは何か」「人は何を選ぶのか」を描き出す。科学的考証を土台にしながら、極限状態で露わになる人間の希望と絶望を丁寧に追い、災害漫画の枠を超えた重厚な社会ドラマとして成立している。

良い所

  • 災害の恐怖だけでなく、人間の選択や倫理まで深く踏み込んでいて読み応えがあった。
  • 原作の重厚さを保ちつつ、漫画ならではの表現で緊張感が強く伝わってきた。
  • 学者や政治家だけでなく一般市民の視点も描かれていて、現実味が非常に高い。
  • 淡々とした描写が逆に怖く、静かに追い詰められていく感覚が印象的だった。
  • 娯楽作品でありながら、日本という国の脆さを真正面から考えさせられた。

悪い所

  • テーマが重く、娯楽漫画として気軽に読むには覚悟が必要だった。
  • 説明的な場面が多く、テンポが遅く感じる巻もあった。
  • 登場人物が多く、序盤は関係性を把握するのに少し苦労した。
  • 派手な演出を期待すると物足りなく感じるかもしれない。
  • 感情表現が抑えめで、好みによっては淡白に映る部分もあった。

同じジャンルの漫画