レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ダークギャザリング の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ダークギャザリング
著者: 近藤憲一
連載: ジャンプスクエア
ジャンル: オカルト/青年マンガ/ホラー/バトル/サスペンス
評価: 8.7/10
あらすじ
生まれつき霊を引き寄せてしまう霊媒体質の青年・幻燈河螢多朗は、過去に幼馴染の詠子を霊障に巻き込んだトラウマから引きこもりになっていた。社会復帰を目指し家庭教師のアルバイトを始めた彼は、IQ160の天才少女・寶月夜宵と出会う。夜宵もまた強い霊視能力を持ち、交通事故で両親を亡くした際、悪霊「空亡」に母親の魂を奪われていた。母を救うため、強力な悪霊を捕縛して同士討ちさせる「悪霊捕縛(ダークギャザリング)」を行う夜宵。螢多朗は自らの呪いを解くため、そして夜宵の目的を果たすため、全国の危険な心霊スポットを巡る恐怖のオカルトホラーバトルへと身を投じていく。最恐の悪霊たちを狩る、新感覚エンターテインメント開幕!
良い所
- ただのホラーではなく、悪霊を捕縛して戦わせるという『ポケモン』やカードゲームのような発想が斬新で面白い。心霊スポットの解像度も高くて引き込まれます。
- 登場する悪霊たちが救いようがないほど邪悪で、バトル要素が熱いです。理詰めで攻略していく展開にハラハラして、ページをめくる手が止まりません。
- 夜宵ちゃんの壮絶な目的と、螢多朗たちとのコンビネーションが最高です。ホラー漫画としてもかなり怖い部類に入り、本格的な恐怖をじっくりと味わえます。
- 設定やプロットが徹底的に作り込まれていて、無駄な描写がありません。没入感が高く、読み返すとさらに新たな発見がある素晴らしい作品だと思います。
- 絵のクオリティが高く、ホラー描写が本格的で本当にゾッとします。ギャグやラブコメ要素も程よく挟まるので、ただ怖いだけじゃないバランスの良さがあります。
悪い所
- 霊のビジュアルや設定がかなりグロテスクで、読んでいて本当に不快になるくらい気持ち悪いです。グロ耐性がない人には絶対におすすめできません。
- 夜宵ちゃんのドクロの目など、キャラデザインが少しクセがあってキモく感じてしまいます。イロモノっぽくて最初は読むのをためらってしまいました。
- 途中からただの異能バトル漫画になってしまって、初期の純粋なホラーや怪談っぽさが徐々に薄れているように感じる展開があり、少し残念に思いました。
- 霊を捕まえて戦わせるという設定が、少し倫理的にどうなのかと思う部分があります。悪霊とはいえ残酷に扱われるのが可哀想に思えることもありました。
- ヒロインの詠子ちゃんがサイコパス気味で、彼女の異常な行動に時々ドン引きしてしまいます。登場人物の誰も彼もが少し狂っていて感情移入しづらいです。





