レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
霊媒師いずな Ascension の感想と評価(良いところ、悪いところ)
読む前に確認したい相性
向いている人
- 悩みながら変わっていく主人公の心の動きを読みたい人
- 世の闇を霊の話にのせた重ための作品が好きな人
- きれいに筋が閉じる完結作を読みたい人
向いていない人
- お色気がぐっとくる場面に割り込むのを嫌う人
- 核心がなかなか明かされない焦れったさが苦手な人
- 敵キャラにも感情移入しながら、その背景をじっくり読み解きたい人
良い感想・レビュー
- いずなが一人の人間として、より深く苦悩し成長していく内面の描写が素晴らしかったです。前作以上に人々の心の闇に寄り添い、時には自分も傷つきながら答えを探す彼女の姿に、大人の女性としての強さを感じました。
- ゴミ屋敷やテロなど、より深刻な現代社会の闇を霊的メタファーで描く手腕に唸らされました。単なるホラーを超えて、今の日本が抱える問題を直視させるような骨太なエピソードが多く、読み応えが格段に増しました。
- 前作からの因縁が整理され、いずなの物語として綺麗に完結した納得感に、長年のファンとして胸が熱くなりました。最後に見せてくれた彼女の笑顔に、これまでの戦いと苦労が全て報われたような気がして感無量です。
- 岡野先生の作画の安定感が抜群で、妖怪の不気味さとキャラクターの美しさが完璧なバランスで共存しています。特にいずなの表情が、前作よりも柔らかく、かつ凛々しくなっていて、絵を眺めるだけでも楽しめました。
- 「救いとは何か」を問い続ける、深みのある一話完結のエピソードの数々に、何度も涙しました。単なる勧善懲悪ではなく、加害者側の悲しみにも光を当てるような慈悲深い視点に、作者の優しさを感じて癒やされました。
悪い感想・レビュー
- やはりお色気シーンの頻度が過剰で、ここぞという感動シーンにまで乳首や下着の描写が割り込んでくるのが、読んでいて正直かなり興醒めでした。物語の質が高いだけに、この露骨なサービス路線が本当に惜しい。
- 本筋の「いずなの過去」に関する秘密の開示が少し遅いように感じ、途中のエピソードが少し中だるみしているように見える時期がありました。もっと早い段階で物語の核心に触れて、緊張感を高めてほしかったです。
- 社会問題の描写がステレオタイプで、実際の複雑な背景を反映しきれていないように感じる回がありました。啓蒙的な側面が強すぎて、エンタメとしての楽しさが説教臭さに負けてしまっているのが残念でした。
- 完結までに未回収の伏線がいくつか残っているように見えて、もっと続きが見たかったという不完全燃焼感があります。いずなと周囲のキャラのその後の関係性など、もっと丁寧に描き切ってほしかったなという本音。
- 特定の敵キャラクターの行動原理が理解しづらく、最後まで感情移入できないまま終わってしまったのが寂しいです。物語の舞台装置として消費されてしまったような印象を受け、キャラクターの愛着が薄れたのが惜しい。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
いずなが一人の人間として、より深く苦悩し成長していく内面の描写が素晴らしかったです。前作以上に人々の心の闇に寄り添い、時には自分も傷つきながら答えを探す彼女の姿に、大人の女性としての強さを感じました。
やはりお色気シーンの頻度が過剰で、ここぞという感動シーンにまで乳首や下着の描写が割り込んでくるのが、読んでいて正直かなり興醒めでした。物語の質が高いだけに、この露骨なサービス路線が本当に惜しい。
ゴミ屋敷やテロなど、より深刻な現代社会の闇を霊的メタファーで描く手腕に唸らされました。単なるホラーを超えて、今の日本が抱える問題を直視させるような骨太なエピソードが多く、読み応えが格段に増しました。
本筋の「いずなの過去」に関する秘密の開示が少し遅いように感じ、途中のエピソードが少し中だるみしているように見える時期がありました。もっと早い段階で物語の核心に触れて、緊張感を高めてほしかったです。
前作からの因縁が整理され、いずなの物語として綺麗に完結した納得感に、長年のファンとして胸が熱くなりました。最後に見せてくれた彼女の笑顔に、これまでの戦いと苦労が全て報われたような気がして感無量です。
社会問題の描写がステレオタイプで、実際の複雑な背景を反映しきれていないように感じる回がありました。啓蒙的な側面が強すぎて、エンタメとしての楽しさが説教臭さに負けてしまっているのが残念でした。
岡野先生の作画の安定感が抜群で、妖怪の不気味さとキャラクターの美しさが完璧なバランスで共存しています。特にいずなの表情が、前作よりも柔らかく、かつ凛々しくなっていて、絵を眺めるだけでも楽しめました。
完結までに未回収の伏線がいくつか残っているように見えて、もっと続きが見たかったという不完全燃焼感があります。いずなと周囲のキャラのその後の関係性など、もっと丁寧に描き切ってほしかったなという本音。
「救いとは何か」を問い続ける、深みのある一話完結のエピソードの数々に、何度も涙しました。単なる勧善懲悪ではなく、加害者側の悲しみにも光を当てるような慈悲深い視点に、作者の優しさを感じて癒やされました。
特定の敵キャラクターの行動原理が理解しづらく、最後まで感情移入できないまま終わってしまったのが寂しいです。物語の舞台装置として消費されてしまったような印象を受け、キャラクターの愛着が薄れたのが惜しい。





