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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

ガチアクタ の感想と評価(良いところ、悪いところ)

ガチアクタ

著者: 裏那圭

連載: 週刊少年マガジン

ジャンル: ファンタジーアクションサスペンス

評価: 9/10

あらすじ

廃棄物があふれる世界。差別と偏見に曝されたスラム街で、無実の罪を被せられ、誰も生きて戻れない「奈落」へ落とされた少年・ルド。裏那圭が圧倒的な画力で描く、人々の想いが強く宿った馴染みの品「人器」を武器に、理不尽な世界を浄化するために戦うダーク・スタイリッシュ・ファンタジー。汚物の中に光る「価値」を見出し、運命を切り拓く少年の反逆劇。

読む前に確認したい相性

向いている人

  • ゴミを武器にする発想や廃棄物を活かした独創的なアクション演出に、新鮮な驚きを求めている人
  • 差別や格差という重いテーマを、真っ直ぐな怒りと熱量で跳ね除けていく主人公の物語を応援したい人

向いていない人

  • 汚物やゴミ、凄惨な描写が多い重くハードな世界観より、爽やかで清潔感のある作品を求める人
  • 序盤から多くの設定情報が一気に開示される作品より、世界観をゆっくり掴んでいける展開を好む人

良い感想・レビュー

  1. とにかく作画のセンスが脱帽モノ。キャラクターのファッションから、廃棄物を利用したアクションの構図まで、一コマ一コマが極上のグラフィティアートのようです。視覚的な快感が凄まじい作品です。
  2. 「ゴミ」に価値を見出す、というテーマが独自性があって面白い。ルドがかつて大切にしていた手袋を武器にする展開など、王道的でありながら設定に深みがあり、次の展開が常に楽しみです。
  3. 世界観の構築が非常に緻密。差別や格差といった重いテーマを扱いながら、それを跳ね除けるようなルドの真っ直ぐな怒りと成長が格好良く、読むたびにアドレナリンが出ます。
  4. サブキャラクターたちのデザインも全員立っていて、それぞれの「人器」の能力も個性的。バトルのスピード感と、剥き出しの闘争心の描写が素晴らしく、現代のバトル漫画を牽引する一冊だと思います。
  5. 泥臭さと洗練された格好良さが同居している不思議な魅力がある。絵の情報量が多いのに、アクションが非常に見やすく、作者の卓越した技術を感じずにはいられません。これぞ「今読むべき」ファンタジー。

悪い感想・レビュー

  1. 世界観がかなりハードで、汚物やゴミ、凄惨な死に様といった描写が多用されています。清潔感や、明るく爽やかなファンタジーを期待している読者には、その泥臭さが少しきつく感じられるかもしれません。
  2. 物語の導入部分が非常にスピーディーな反面、設定の全貌が見えてくるまでに少し時間がかかる。序盤の情報量の多さに、少し置いてけぼりを感じてしまう瞬間が稀にありました。
  3. 一部のキャラクターの台詞回しに、独特の癖というか「尖り」があり、人によっては少し気恥ずかしく感じてしまう可能性がある。ある程度のスタイリッシュなノリを受け入れられるかどうかが分かれ目です。
  4. 特定の敵勢力の掘り下げが、味方側に比べてややあっさりに感じられる場面もあり、もう少し彼らの「歪み」の背景を深く見たかった、という注文をつけたくなることもありました。
  5. 作画の情報量が非常に多いため、スマホなどの小さい画面で読むと、バトルの細かいディティールを見落としてしまう懸念が。大画面でじっくりと筆致を味わうべき作品だと言えます。

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