レビュー著者: 漫画よしあし
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月下の棋士 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
良い所
- 盤上の戦いがこれほどまでに凄まじい熱量と緊張感で描かれるなんて驚きました。氷室の型破りな強さに痺れます。一手一手に命を懸ける男たちの姿に、読んでいて思わず呼吸を忘れるほどの迫力がありました!
- 能條先生の唯一無二の圧倒的な画力に惹き込まれます。キャラクターの凄みのある表情や劇的な構図が、勝負師の魂を完璧に表現していて鳥肌が立ちました。将棋を知らなくても熱くなれる最高にクールな漫画です。
- 主人公の氷室と名人の滝川、二人の宿命の対決から目が離せません。ただのゲームではなく、人生そのものを賭けた美学のぶつかり合いに何度も涙しました。読後の高揚感が凄まじい、私にとって一生モノの名作です。
- 強烈な個性を持つ棋士たちが次々と登場し、彼らの狂気すら感じる生き様に圧倒されました。どのエピソードも濃厚な人間ドラマが詰まっていて読み応え抜群。将棋漫画の枠を超えた、魂を揺さぶる傑作だと思います。
- 一手一手に込められた執念とプライドのぶつかり合いが本当に熱いです。静かな対局室のはずなのに、戦場のような激しさを感じる演出力が天才的。勝負の世界の厳しさと美しさを教えてくれる、最高のエンタメ作品!
悪い所
- 盤上で吐血したり失神したりする過剰なまでの劇画演出が、私には少しファンタジーすぎて冷めてしまう瞬間がありました。実際の将棋のリアリティを求めていたので、演出の激しさに戸惑うことが多かったです。
- 絵柄やセリフ回しに独特のアクの強さがあり、人によってはシュールに見えてしまうかもしれません。かなり個性の強い作風なので、好みがはっきりと分かれると思います。私は最後までノリに馴染めませんでした。
- 敗者が徹底的に追い詰められ、命を削るような重苦しい展開が続くため、読んでいて精神的にかなり疲れました。救いのない悲劇的な結末も多く、心が元気な時じゃないと読み進めるのがしんどい作品だと感じます。
- 将棋の定跡を無視した超人的な指し手が多く、ロジカルな戦術を楽しみたい本格的な将棋ファンには物足りないかもしれません。あくまで雰囲気やドラマを楽しむための漫画だと割り切る必要があり、私には合いませんでした。
- キャラクターの言動が浮世離れしすぎていて、感情移入するのが難しかったです。名言っぽいセリフも狙いすぎている感じが鼻についてしまい、物語の世界観にどっぷりと浸ることができず少し残念な読後感でした。





