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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

パリピ孔明 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

パリピ孔明

著者: 小川亮四葉夕卜

連載: 週刊ヤングマガジン/コミックDAYS

ジャンル: 音楽日常コメディ転生

評価: 9/10

あらすじ

五丈原で病没した三国志の天才軍師・諸葛亮孔明が、なぜかハロウィンの渋谷に若返って転生!そこで出会った歌姫・月見英子の澄んだ歌声に心を打たれた孔明は、彼女の『軍師』として音楽業界の覇権に挑むことを決意する。『石兵八陣』や『空城の計』といった古代中国の兵法を、フェスでの集客やSNSでのバズ、テレビの視聴率バトルといった現代の音楽ビジネスの戦略へと鮮やかに再解釈する知略戦が抜群に痛快。KABE太人や久遠七海ら実力派ライバルたちと、音楽の力で本物の絆を結んでいく熱い成長劇。渋谷からマレーシアなどの世界へ飛び出し、歴史とパリピ文化が融合する唯一無二の転生サクセスストーリー!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 三国志の策略・兵法を現代のライブ集客やSNSバズに応用するという発想の妙に、読むたびニヤリとできる人
  • 笑いどころが多くシュールでありながら、歌声と努力が積み重なる音楽サクセスストーリーの熱さにも泣かされたい人
  • 三国志の知識がゼロでも解説が入り楽しめるが、三国志ファンなら二重に楽しめる作り込みに惹かれる人

向いていない人

  • クラブ・フェス・パリピ文化のノリや空気感に強い違和感や抵抗感を覚える人
  • 主人公の策謀でほぼ全ての問題がうまく解決してしまうため、苦境や挫折のリアルさを求める人
  • 転生・タイムスリップという設定自体に食傷気味で、コンセプト先行の漫画に乗りにくい人

良い感想・レビュー

  1. 俺、「石兵八陣」や「空城の計」といった三国志の兵法を、フェスの集客やSNSのバズに落とし込む孔明の知略戦にガチで震えた。ただのギャグ転生じゃなく、最高にクレバーな頭脳戦が楽しすぎる。
  2. 売れない歌姫だった英子が、孔明の奇策に支えられながら自らの圧倒的な歌声でプロの舞台へ駆け上がるサクセス劇に何度も泣かされた。KABE太人や七海といったライバルたちとの熱い友情も本当に尊い。
  3. 三国志の派手な衣装を着たまま、渋谷のクラブでテキーラを飲み、笑顔でバーテンダーを務める孔明のシュールな絵面がまじで爆笑。どんな状況でも一切ブレずに真顔で兵法を語る彼のキャラクター性が大好きだ。
  4. 原作の四葉先生のストーリー展開の上手さと、小川亮先生による躍動感あふれるライブシーンの洗練された画力が完璧に噛み合っている。音楽の「熱気」が紙面から本当に聴こえてきそうなほどの説得力がある。
  5. 2025年公開の映画で小室哲哉さんが本人役で出演したあのシーンの衝撃そのまま、原作もテレビ局との視聴率争いや海外進出など展開がどんどん大きくなって面白い。新刊が出るたび、今もワクワクが止まらない。

悪い感想・レビュー

  1. 最初のサマーソニアや10万イイネ編の熱さが凄すぎたせいか、中盤以降のテレビ局の視聴率バトルや海外進出の展開が、僕には少し話が広がりすぎに感じた。初期の渋谷のクラブのローカルなノリが恋しいな。
  2. どんなに不利な状況や大人の嫌がらせも、「孔明の三国志 of 戦術」で全てが完璧かつトントン拍子に解決してしまう展開が、冷めた僕には少しご都合主義に思えた。もう少し苦戦する生々しい挫折が見たかった。
  3. 漫画というメディアの限界もあるが、英子たちの歌の「音」を自分の脳内で想像するしかないので物足りない。アニメや実写ドラマの素晴らしい演奏や演出を知っていると、どうしても紙面だと地味に感じてしまう。
  4. 後半になるにつれて新しい裏の業界人や政治的な思惑が絡む会話が多くなり、説明台詞が長引くのが気になった。初期の「孔明のシュールなギャグと、純粋な音楽のサクセス」のシンプルな爽快感が薄れた気がする。
  5. 三国志の「兵法」のパロディが面白い反面、「現代の法律やJASRAC、常識的に考えてアウトだろ」とツッコミたくなる強引な仕込みが多くて、少し現実の社会人として冷めた目線でハラハラしてしまう時がある。

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