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才能がなくても這い上がれる!10巻以上の努力・根性で頂点を掴む漫画7選

編集: 漫画よしあし
公開日:更新日:

主人公が最初から強い物語は気持ちよく読めますが、読み終えたあとに残るものは案外少ないかもしれません。ここに集めたのは、才能を持たないまま走り出した人たちの話です。

ノートを取り、素振りを重ね、負けた理由を数えなおす。派手さのない積み上げが、何巻もかけてようやく形になります。テニス、サッカー、ボクシング、広告デザイン、異能バトル、格闘技、野球と舞台はばらばらですが、届かない相手を前にした悔しさは同じです。

全7作について、良い点と気になる点、向いている人と向いていない人まで並べました。今の自分の気分に近い一作を選んでみてください。

時間がない人向け結論:おすすめTOP3

  1. 几帳面な優等生が練習内容や対戦相手の癖を書き留め、理詰めで腕を上げていきます。

  2. 足が速いわけでも頭が切れるわけでもない主人公が、走ることだけで周りを動かしていきます。

  3. 本屋で買った教本だけを頼りに部屋でジャブを打ち込み、少しずつ勝ち方を覚えていく前半に引き込まれます。

目次

選び方のポイント

  1. 1. 頭で勝つ主人公か、体で押す主人公か

    同じ努力でも、書き留めて分析する頭の努力と、倒れるまで走る体の努力では読み心地がまるで違います。数字や理屈を積み上げる話が好きならベイビーステップやワールドトリガー、理屈より先に体が動く話ならDAYSやホーリーランドが合います。自分がどちらの汗に胸を打たれるか。そこを先に決めておくと、外れを引きにくくなります。

  2. 2. 報われるまでの距離で選ぶ

    早めに報われる話と、何十巻ぶんも報われない話があります。史上最強の弟子ケンイチやDAYSは序盤から手応えが返ってくるぶん、読んでいる側の気持ちも上向きます。反対に左ききのエレンやMAJOR 2ndは、才能の差そのものを見つめ続ける時間が長くなります。読む側にもそれなりの体力が要ります。今の自分にどちらを受け止める余裕があるかで決めてみてください。

  3. 3. 完結済みか、連載中かで選ぶ

    終わりまで一息に読みたいならベイビーステップ、DAYS、ホーリーランドの3作が完結済みです。とくにホーリーランドは無駄な引き伸ばしがなくきれいに幕を下ろしているため、結末まで迷わず読み進められます。左ききのエレン、ワールドトリガー、史上最強の弟子ケンイチ、MAJOR 2ndは続きを待つ形になるため、追いかける時間そのものを楽しみたい人に向きます。

  4. 4. 部活か、仕事場か、路上か

    舞台が学校の部活なら、仲間と積み上げる時間の長さが物語の芯になります。DAYSやMAJOR 2ndがその形です。社会に出てからの話を読みたいなら左ききのエレン、居場所そのものを自分の手で作る話ならホーリーランドが近いはずです。立っている場所が変われば、しんどさの種類まで変わります。

7作品の比較表

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順位作品名ジャンル完結状況評価特徴向いている人
1ベイビーステップベイビーステップスポーツ/青春完結8.8/10几帳面な優等生が練習内容や対戦相手の癖を書き留め、理詰めで腕を上げていきます。感覚ではなく記録と分析で強くなる過程を、一打ずつ追いかけたい人向けです。努力した分だけ結果が返ってくる手応えを味わいたい人、テニスの駆け引きを理屈から知りたい人にも刺さります。
2DAYSDAYS少年漫画/サッカー/スポーツ/青春完結8.4/10足が速いわけでも頭が切れるわけでもない主人公が、走ることだけで周りを動かしていきます。上手くならない時期の泥くささごと、主人公に付き合える人に向きます。チームメイト全員に事情と物語がある群像劇を、高校の部活ものとしてじっくり味わいたい人にもおすすめです。
3ホーリーランドホーリーランド青年漫画/ヒューマンドラマ/不良・ヤンキー/アクション/格闘完結9.3/10本屋で買った教本だけを頼りに部屋でジャブを打ち込み、少しずつ勝ち方を覚えていく前半に引き込まれます。居場所をなくして部屋にこもった時期がある人ほど刺さります。教本だけを頼りに拳を振り続けた少年が、自分の弱さと向き合っていく過程を腰を据えて読みたい人向けの一作。
4左ききのエレン左ききのエレン青年漫画/お仕事/青春/クリエイター連載中9.1/10「天才になれなかった全ての人へ」という一文が、平凡さを自覚している読者ほど深く刺さります。才能の差を目の前で見せつけられた経験がある人に、いちばん深く届きます。広告制作の現場で足掻く若手の姿を、天才と凡人の葛藤が交差する群像劇として読み込みたい人にも向きます。
5ワールドトリガーワールドトリガーバトル・アクション/群像劇/SF/サスペンス連載中9.5/10主人公の三雲修は自分が弱いことを言い訳にせず、知恵と交渉だけで格上に食らいつきます。格上に勝つための手順を、一手ずつ組み立てていく戦いが好きなら迷わず選べます。役割分担と連携で勝ち筋を作るチーム戦術や、登場人物それぞれに戦う理由が宿る群像劇を味わいたい人にも向きます。
6史上最強の弟子ケンイチ史上最強の弟子ケンイチバトル/アクション/格闘連載中8.8/10いじめられっ子だった少年が、達人だらけの道場で血の滲む修行に耐えながら強くなっていきます。才能がないと言い切られた少年が修行だけで強くなる王道を、素直に楽しみたい人にぴったりです。厳しくも弟子を思う師匠たちとの関わりや、実在する格闘技の理屈を知りながら戦いを追いたい人にも合います。
7MAJOR 2ndMAJOR 2nd少年漫画/野球/スポーツ/青春連載中8.2/10才能に恵まれない大吾がどう努力すれば道が開けるか、チームをどう引っ張ればいいかが丁寧に描かれます。伝説の親を持つ子どもの息苦しさに、覚えのある人に向く一作です。一度逃げ出した主人公が捕手として仲間を束ねていく過程や、合同チームや女子選手といった今の野球事情を含む設定を楽しみたい人にも合います。
1

ベイビーステップ

完結

几帳面な高校生が論理的思考でテニスの頂点を目指す!圧倒的リアリティのスポーツ漫画!

この特集で選んだ理由

凡人の逆転を「気合い」の一語で済ませない点から、この7作の入り口に置きました。勝てなかった理由を言葉にして次に持ち越す姿勢は、競技に縁のない読者でもそのまま真似できます。

ベイビーステップ
作者
勝木光
掲載誌
週刊少年マガジン
ジャンル
スポーツ/青春
完結
完結
評価
8.8/10

良い点

几帳面な優等生が練習内容や対戦相手の癖を書き留め、理詰めで腕を上げていきます。作者がテニス経験者だけあって描写に無理がなく、静止画なのに動いて見える作画も見応え十分。プロになってからの停滞期を踏ん張り、それがゆっくり実っていく描き方に胸が熱くなります。

気になる点

連載が長かったぶん中盤の進みは遅く、読み切るのに時間がかかります。試合の戦術描写が細かすぎてついていけない場面もあり、未経験者は流し読みになりがちです。最終回が世界ツアーのデビュー戦の途中で幕を下ろすところも、消化不良が残る部分になります。

こんな人におすすめ

感覚ではなく記録と分析で強くなる過程を、一打ずつ追いかけたい人向けです。努力した分だけ結果が返ってくる手応えを味わいたい人、テニスの駆け引きを理屈から知りたい人にも刺さります。

こんな人には不向き

緻密な戦術のやりとりを難しく感じてしまう人には重いはずです。派手な必殺技や大逆転を期待する人、最後まできっちり畳まれた結末を求める人にも向きません。

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2

DAYS

完結

走ることしか取り柄のない少年が、泥だらけで名門サッカー部を動かしていく青春譚

この特集で選んだ理由

7作のうちで唯一、主人公に隠れた才能が最後まで用意されない一作です。勝つための武器が走り続けることだけという単純さが、かえってこの特集の芯をいちばんはっきり示してくれます。

DAYS
作者
安田剛士
掲載誌
週刊少年マガジン
ジャンル
少年漫画/サッカー/スポーツ/青春
完結
完結
評価
8.4/10

良い点

足が速いわけでも頭が切れるわけでもない主人公が、走ることだけで周りを動かしていきます。隠れた才能が目覚める展開がないぶん、一歩ずつチームの力になっていく歩みに引き込まれます。試合に入ると実際の会場を見ているような臨場感があり、脇の選手まで事情が描き分けられています。

気になる点

読み進めるほど精神論寄りの言葉が増え、同じ調子が続くと読む速度が落ちます。序盤は前置きが多くてなかなか試合が始まらず、サッカーの話か家族の話か分からなくなる場面もあります。運動の経験がない主人公が根性だけで通用してしまうところを、都合よく感じる人もいます。

こんな人におすすめ

上手くならない時期の泥くささごと、主人公に付き合える人に向きます。チームメイト全員に事情と物語がある群像劇を、高校の部活ものとしてじっくり味わいたい人にもおすすめです。

こんな人には不向き

未経験者が短い期間で試合に出てしまう展開を、ご都合主義だと感じる人には向きません。前置きの人間ドラマが長く、精神論寄りの語り口も続くため、戦術の理屈を求める人には物足りないはずです。

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3

ホーリーランド

完結

居場所をなくした少年が拳ひとつで夜の街に立つ、弱さと痛みのストリートファイト

この特集で選んだ理由

この7作でただひとつ、勝つことより自分が自分でいられる場所を守るために鍛える物語です。順位も大会もない路上が舞台のため、努力の見返りが記録ではなく居場所として返ってきます。

ホーリーランド
作者
森恒二
掲載誌
ヤングアニマル
ジャンル
青年漫画/ヒューマンドラマ/不良・ヤンキー/アクション/格闘
完結
完結
評価
9.3/10

良い点

本屋で買った教本だけを頼りに部屋でジャブを打ち込み、少しずつ勝ち方を覚えていく前半に引き込まれます。どこをどう打てば効くのかを細かく説明してくれる理屈っぽさが逆に生々しく、殴り合いの場面が張りつめます。拳で押し通す話に見えて、描かれているのは人の心の弱さのほうです。

気になる点

主人公が強くなりすぎたあたりから危なっかしさが消え、前半ほどの引きがなくなります。女性キャラの描き方や、不良を少しかっこよく見せる書き方には、今読むと古さを感じます。主人公も街の空気も暗く、殴って片をつける展開が続くため、読みながら気持ちが沈んでいきます。

こんな人におすすめ

居場所をなくして部屋にこもった時期がある人ほど刺さります。教本だけを頼りに拳を振り続けた少年が、自分の弱さと向き合っていく過程を腰を据えて読みたい人向けの一作。

こんな人には不向き

殴り合いの描写そのものが苦手な人には勧めにくい一作です。沈んだ空気が長く続くため明るい読み心地を求める人、主人公が強くなりきったあとの落ち着きを物足りなく感じる人にも向きません。

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4

左ききのエレン

天才になれなかった全ての人へ。凡才と天才の葛藤を描く熱きクリエイター群像劇!

この特集で選んだ理由

唯一、部活でも試合でもない仕事の現場を舞台にしています。努力すれば天才に追いつけるとは限らない現実まで書くため、ほかの6作より苦い読後感が残ります。

左ききのエレン
作者
かっぴー/nifuni
掲載誌
少年ジャンプ+
ジャンル
青年漫画/お仕事/青春/クリエイター
完結
連載中
評価
9.1/10

良い点

「天才になれなかった全ての人へ」という一文が、平凡さを自覚している読者ほど深く刺さります。広告代理店の制作現場が細かく描かれ、プレゼンの熱や現場の緊迫感がそのまま伝わってきます。才能の残酷さから目をそらさないぶん、光一の小さな一歩が尊く感じられます。

気になる点

シビアな現実と高い熱量に、読んでいて胃が痛くなってきます。登場人物が全員プライド高く、傲慢な言動が目立つため感情移入しにくい場面もあります。一つのプロジェクトが終わるまでが長く、回想が冗長に思える箇所も残ります。

こんな人におすすめ

才能の差を目の前で見せつけられた経験がある人に、いちばん深く届きます。広告制作の現場で足掻く若手の姿を、天才と凡人の葛藤が交差する群像劇として読み込みたい人にも向きます。

こんな人には不向き

仕事の挫折が思い出されやすい人には、読むのがしんどくなります。登場人物のプライドの高い言動に拒否反応が出る人、一つの案件に長く尺を取るゆったりした構成が苦手な人にも向きません。

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5

ワールドトリガー

最弱の主人公が知略とチームワークで這い上がる!極限の集団脳バトルファンタジー!

この特集で選んだ理由

才能や身体の差がそのまま数値で示される世界で、最弱の主人公が理屈だけで這い上がります。スポーツものが多いこの特集のなかで、努力の行き先を強くなることではなく勝つ手順を作ることに置いています。

ワールドトリガー
作者
葦原大介
掲載誌
ジャンプスクエア/週刊少年ジャンプ
ジャンル
バトル・アクション/群像劇/SF/サスペンス
完結
連載中
評価
9.5/10

良い点

主人公の三雲修は自分が弱いことを言い訳にせず、知恵と交渉だけで格上に食らいつきます。トリオン量や武器の相性を計算し尽くした戦い方には根性論も奇跡もなく、理屈で有利を取っていく組み立てが読ませます。隊員一人ひとりに違う戦術と事情が用意されていて、モブと呼べる人物がいません。

気になる点

遠征選抜試験だけで現実の時間が4年以上かかるほど進みが遅く、じれったさがあります。密室のテストやシミュレーションが続き、初期のように動き回る戦闘を待つ人には物足りません。登場人物が100人近くいて相関を思い出せなくなるうえ、戦術解説の文字量も多いため、読むのに気合いがいります。

こんな人におすすめ

格上に勝つための手順を、一手ずつ組み立てていく戦いが好きなら迷わず選べます。役割分担と連携で勝ち筋を作るチーム戦術や、登場人物それぞれに戦う理由が宿る群像劇を味わいたい人にも向きます。

こんな人には不向き

勢いのあるアクションをテンポよく読みたい人には、戦術解説の文字量が壁になります。登場人物の相関を覚える負担も大きく、命の危険がひりつく緊張感をバトルに求める人には物足りません。

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6

史上最強の弟子ケンイチ

才能ゼロの少年が達人だらけの道場で地獄の修行に挑む、王道の格闘成長譚!

この特集で選んだ理由

師匠たちから才能がないと面と向かって言われた主人公が、それでも道場に通い続ける話です。7作のうちで努力の分量がいちばん極端に振り切れていて、笑いを挟みながら地獄の修行を見せてくれます。

史上最強の弟子ケンイチ
作者
松江名俊
掲載誌
週刊少年サンデー
ジャンル
バトル/アクション/格闘
完結
連載中
評価
8.8/10

良い点

いじめられっ子だった少年が、達人だらけの道場で血の滲む修行に耐えながら強くなっていきます。勝つ理由が教えを信じて守り抜いたことだけという愚直さに、こちらまで胸が熱くなります。空手も中国拳法もムエタイも理屈から説明されるので、やれば強くなれそうだと思わせる説得力があります。

気になる点

中盤から世界規模の陰謀へ話が広がり、街の不良と小競り合いをしていた頃の身近さが薄れます。似た修行と対戦の繰り返しで中だるみを感じる巻もあり、巻数の長さがそのまま負担になります。戦いのたびに女性キャラの服が破れるサービス描写や、駆け足で畳まれた最終回にも不満が残ります。

こんな人におすすめ

才能がないと言い切られた少年が修行だけで強くなる王道を、素直に楽しみたい人にぴったりです。厳しくも弟子を思う師匠たちとの関わりや、実在する格闘技の理屈を知りながら戦いを追いたい人にも合います。

こんな人には不向き

長い巻数と似た修行の繰り返しに中だるみを感じやすい人には向きません。戦いのたびに挟まるお色気描写が気になる人、伏線をきちんと畳んだ結末を求める人にも勧めにくい一作です。

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7

MAJOR 2nd

天才投手の凡才息子・大吾がキャッチャーとして仲間と成長する二世野球漫画!

この特集で選んだ理由

才能のなさより、父との比較に潰されて一度野球から逃げたところが出発点になります。ゼロから始めるほかの6作と違い、好きなものから離れた子どもが戻ってくるまでを描くため、再挑戦の物語として読めます。

MAJOR 2nd
作者
満田拓也
掲載誌
週刊少年サンデー
ジャンル
少年漫画/野球/スポーツ/青春
完結
連載中
評価
8.2/10

良い点

才能に恵まれない大吾がどう努力すれば道が開けるか、チームをどう引っ張ればいいかが丁寧に描かれます。父の吾郎が壁としてではなく一人の選手として息子に接する姿にも胸を打たれます。中学野球に入ってからは、9人中6人が女子というチームを緻密な作戦で動かす展開に引き込まれます。

気になる点

前半は天才の息子に才能がない展開そのものが辛く、前作の繰り返しに見える箇所もあります。前作主人公の吾郎に比べて大吾は性格も能力も地味で、吾郎への愛着が強い読者ほど序盤になじみにくいはずです。話の流れと関係なく感じるお色気シーンが挟まる点も気になります。

こんな人におすすめ

伝説の親を持つ子どもの息苦しさに、覚えのある人に向く一作です。一度逃げ出した主人公が捕手として仲間を束ねていく過程や、合同チームや女子選手といった今の野球事情を含む設定を楽しみたい人にも合います。

こんな人には不向き

天才の息子に才能がない前半の挫折が辛くて進めにくい人には向きません。少年漫画のお色気演出が気になる人や、前作を読んでいないため世代のつながりを楽しめない人には、少しハードルが高く感じられます。

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目的別のおすすめ

よくある質問

努力系の漫画ばかりだと、読んでいて疲れませんか?

作品ごとに重さが違います。史上最強の弟子ケンイチは笑いと修行の緩急があって軽く読め、DAYSは試合の熱で押してきます。覚悟が要るのは左ききのエレンとホーリーランドの2作なので、気分に合わせて読む順番を決めると続けやすいはずです。

スポーツに詳しくなくても楽しめますか?

ルールを知らなくても問題ありません。ベイビーステップは戦術の説明が細かいぶん、読んでいるうちにテニスの駆け引きが分かるようになります。DAYSやMAJOR 2ndは主人公の気持ちを追うだけで話が通るので、競技の知識は後からついてきます。

完結している作品はどれですか?

ベイビーステップ、DAYS、ホーリーランドの3作が完結済みです。左ききのエレン、ワールドトリガー、史上最強の弟子ケンイチ、MAJOR 2ndは連載中の扱いになります。結末まで読み切ってから次に移りたい人は、完結済みの3作から選ぶと安心です。

時間がないときは、どれから読むのがいいですか?

テーマの核心を濃く味わえるのはベイビーステップ、左ききのエレン、ワールドトリガーの3作です。分析で勝つ、才能の差に潰されかける、知略で格上を崩すと切り口が重ならないため、3作読めば凡人主人公の描かれ方をひと通り掴めます。

主人公が最後まで才能に目覚めない作品はありますか?

DAYSがそれに近い形です。走る量だけで周りを動かしていく主人公で、隠れた才能が開花する展開は用意されていません。ベイビーステップも似ていて、素質はあるものの、勝ち上がる手段は記録と分析の積み重ねが中心になります。

子どもに渡しても大丈夫ですか?

史上最強の弟子ケンイチとMAJOR 2ndには、戦いや試合の合間に挟まるお色気の描写があります。ホーリーランドは殴り合いの描写が続きます。その点が気になるなら、ベイビーステップとワールドトリガーの2作が渡しやすいはずです。

まとめ

才能のある主人公の物語は、読んでいるあいだだけ気持ちがよくなります。ここに並べた7作が残すのは、もっと地味で、もっと長持ちするものです。ノートを一冊使い切る、素振りを百回増やす。そんな回り道の積み重ねが何巻もかけて形を変えていく過程には、明日の自分にも活かせる確かな手応えがあります。まずは完結済みの3作から、あるいは今の仕事に近い一作から、気になったところに手を伸ばしてみてください。

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