レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
金田一少年の事件簿 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
金田一少年の事件簿
完結連載: 週刊少年マガジン
評価: 8.7/10
あらすじ
名探偵・金田一耕助の孫でありながら、金田一一は勉強嫌いでだらしない高校生。ところが幼なじみの七瀬美雪に誘われて訪れた孤島のホテルで、『オペラ座の怪人』になぞらえた連続殺人に出くわした瞬間、IQ180の頭脳が目を覚ます。雪深い山荘や因習の残る寒村など、逃げ道を断たれた場所で奇怪な見立て殺人が続き、そのたびに一は現場に残った小さなほころびを見逃さずに暴いていく。剣持警部や明智警視と手を組む一方、犯罪を芸術と言い張る宿敵・高遠遙一とは何度も知恵比べを重ね、やがて自分自身が殺人犯として追われる窮地にまで追い込まれる。トリックの向こうにある犯人の哀しみに触れるたび、胸が重くなるのに、なぜか熱くなる。ジッちゃんの名にかけて挑む、平成ミステリーの原点!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 犯人当ての面白さだけでなく、追い詰められた人間の動機まで丁寧に描く物語を求めている人
- 一冊ごとに事件が完結する作りで、ホラー寄りの怖さがある本格ミステリーを味わいたい人
- 読み終えたあとに、加害者が抱えた事情まで考えさせられる重い後味がしばらく残る作品を好む人
向いていない人
- 現実にありえるかどうかを重視して読むタイプで、大掛かりすぎる仕掛けには冷めてしまう人
- 遺体や事件現場の描写が生々しく迫ってくるので、怖い絵や重い空気を長く浴びたくない人
- 長く続いたシリーズなので、途中で作画の雰囲気が移り変わっていくことを受け入れにくい人
良い感想・レビュー
- 普段はだらしない主人公が、事件の終わりぎわだけやけに出来た人間の顔をのぞかせる瞬間にやられました。犯人へ叫ぶ台詞も、燃える館を見つめる呟きも忘れられません。
- 流し読みしていた学校の陰気な場面が、終盤で犯人を追い詰める証拠に化けるとは思いませんでした。逮捕後にやつれた教師の描き方も細かくて、憎みきれなくなります。
- 画面から湿気が滲んでくるような、じっとりと生々しい絵の空気が忘れられません。一つの事件が一冊できっちり読み切れる作りなので、どこから開いても置いていかれません。
- 絶海の孤島のホテルで『オペラ座の怪人』になぞらえて人が消えていく導入から、もう夢中でした。物語の筋書きごと現場に持ち込む見立てという手口が、ずるいくらい上手い。
- 犯人もトリックも覚えているのに読み返してしまうのは、あの台詞はここに繋がっていたのかという発見があるから。少年誌なのに全員は助からない厳しさも効いています。
悪い感想・レビュー
- 大人になってから、看板になっている事件のトリックが古典ミステリからの流用だったという騒動を知り、当時の熱が少し冷めました。話そのものは濃かっただけに惜しいです。
- 黒魔術で人を殺したと思わせる筋立てには、さすがに無理を感じました。宿敵が毎回あっさり見破られて小物に見えてしまうのも、盛り上がりに欠けるところ。
- シリーズが続くうちに絵柄が変わり、登場人物がどれも幼く似た顔に見えてくるのが引っかかりました。初期のじっとりした空気が好きだった身には、少し物足りないです。
- 自殺者が続いた予備校に子どもを通わせる親の感覚が飲み込めず、舞台設定そのものに乗り切れない回がありました。教師と生徒の関係の描き方も、今なら物議を呼びそう。
- 記憶をなくしたから罪は問わない、という決着にはどうしても納得できませんでした。犯人の処遇が情に流れてしまう回は、読み終えたあとにもやもやが残ります。
良い感想・レビュー
- 普段はだらしない主人公が、事件の終わりぎわだけやけに出来た人間の顔をのぞかせる瞬間にやられました。犯人へ叫ぶ台詞も、燃える館を見つめる呟きも忘れられません。
- 流し読みしていた学校の陰気な場面が、終盤で犯人を追い詰める証拠に化けるとは思いませんでした。逮捕後にやつれた教師の描き方も細かくて、憎みきれなくなります。
- 画面から湿気が滲んでくるような、じっとりと生々しい絵の空気が忘れられません。一つの事件が一冊できっちり読み切れる作りなので、どこから開いても置いていかれません。
- 絶海の孤島のホテルで『オペラ座の怪人』になぞらえて人が消えていく導入から、もう夢中でした。物語の筋書きごと現場に持ち込む見立てという手口が、ずるいくらい上手い。
- 犯人もトリックも覚えているのに読み返してしまうのは、あの台詞はここに繋がっていたのかという発見があるから。少年誌なのに全員は助からない厳しさも効いています。
悪い感想・レビュー
- 大人になってから、看板になっている事件のトリックが古典ミステリからの流用だったという騒動を知り、当時の熱が少し冷めました。話そのものは濃かっただけに惜しいです。
- 黒魔術で人を殺したと思わせる筋立てには、さすがに無理を感じました。宿敵が毎回あっさり見破られて小物に見えてしまうのも、盛り上がりに欠けるところ。
- シリーズが続くうちに絵柄が変わり、登場人物がどれも幼く似た顔に見えてくるのが引っかかりました。初期のじっとりした空気が好きだった身には、少し物足りないです。
- 自殺者が続いた予備校に子どもを通わせる親の感覚が飲み込めず、舞台設定そのものに乗り切れない回がありました。教師と生徒の関係の描き方も、今なら物議を呼びそう。
- 記憶をなくしたから罪は問わない、という決着にはどうしても納得できませんでした。犯人の処遇が情に流れてしまう回は、読み終えたあとにもやもやが残ります。










