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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

私たちはどうかしている の感想と評価(良いところ、悪いところ)

私たちはどうかしている

私たちはどうかしている

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著者: 安藤なつみ

連載: BE・LOVE

ジャンル: ミステリー少女漫画ラブストーリーサスペンス女性漫画

評価: 8.5/10

あらすじ

金沢の老舗和菓子屋で、住み込み職人の娘・七桜は跡取りの椿と幼い心を通わせていた。だがある夜の殺人事件で母が犯人にされ、七桜は人殺しの子として店を追われる。十五年後、和菓子職人になった七桜は菓子対決の場で椿と再会する。正体に気づかない椿から偽装結婚を持ちかけられ、七桜は母の汚名をはらすため素性を隠して嫁ぐ。待っていたのは女将の容赦ないいびり。惹かれ合うほど、仇の息子と犯人の娘という宿命が重くのしかかる。季節の菓子はどこまでも美しいのに、二人が交わす視線はいつも痛い。それでも菓子へ伸ばす手は止められない。愛と憎しみを同じ器に盛ったまま突き進む、後戻りのできない愛憎劇!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 憎み合う家に生まれた二人が惹かれ合ってしまう、許されない恋の切なさをじっくり味わいたい人
  • 季節ごとの美しい和菓子の描写と、菓子作りに向かう職人の本気をあわせて楽しみたい人
  • 昼ドラのように濃い人間模様と、過去の事件の真相を追うサスペンスが絡み合う展開を好む人

向いていない人

  • 嘘と裏切りが続く話を読むと胃が痛くなってしまい、ささくれるような読み心地を避けて通りたい人
  • 二人がなかなか結ばれないまま続く長いすれ違いのもどかしさに、途中でじれて投げ出しそうな人
  • 事件の運びや家の事情に現実味の薄さを感じると冷めてしまう、筋の通り方を大事にする人

良い感想・レビュー

  • 新刊が出るたびすぐ買うくらい追いかけました。絵もきれいでキャラに愛着が湧くし、苦難を越えた先の清々しい結末まで見届けられて、応援してきた甲斐があったと思えます。
  • 愛憎でぐしゃぐしゃだった二人に変化が見えると、それが周りの人たちにもじわじわ広がっていくのがよかった。誰かを許せないままでも、この経験を先の幸せに活かせる気がする。
  • 二人の凛とした生き方がかっこよくて、心に残るせりふもいくつも拾えました。つい二周読んでしまい、和菓子そのものにも興味が出てきたのは自分でも意外です。
  • まるで昼ドラみたいに恋も謎も詰まっていて、それぞれの思惑がぶつかるのが面白い。実写で見てみたい美しい和菓子もたくさん出てくるので、映像になった姿を勝手に思い描いてしまう。
  • ドロドロの愛憎劇だと思って読み始めたのに、口に出せないままの二人にきゅんとさせられます。菓子作りに注ぐ職人の熱が物語と重なっていくところも好きです。

悪い感想・レビュー

  • 背負うものが多いはずの主人公が流されるばかりで、二人ともキャラが薄く感じました。事件の扱いも雑なまま話が進み、最初のつかみが薄れていくのが残念です。
  • 何度もすれ違って一向に近づかない二人に、だんだんじれてきます。過去への執着が強すぎるんじゃないかと言いたくなるし、早く先へ進んでほしいと何度も思いました。
  • 母が犯人かどうかなんて警察が調べればわかるのでは、と冷めてしまいました。逆境に耐えて夢へ進む姿は伝わるものの、設定のありえなさで気持ちが入りきりません。
  • 血のつながりの前提が次々ひっくり返って、そのたびに驚くより疲れてしまう。旧いドロドロを煮詰めたような展開で、あの女将が素直に引き下がるのかも疑わしい。
  • 絵は下手ではないのに、きれいに決まったコマと、おやっと思うコマが混ざります。絵の仕上がりのムラが引っかかって、読んでいて落ち着かない場面がありました。

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