レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する の感想と評価(良いところ、悪いところ)
宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する
連載: ComicWalker
評価: 7.9/10
あらすじ
宝くじで40億円を当てた青年が、群がる人たちから逃げるように田舎の古い屋敷へ身を隠す。その物置で見つけたのは、異世界へつながる扉だった。抜けた先の村では、日照りと飢饉で少女や村人たちが餓死寸前まで追い込まれていた。持ち込んだ食料と栄養ドリンクで命をつなぎ、手押しポンプや水車、化学肥料で農業ごと作り変えていく。痩せた土地に作物が戻り、村人たちはいつしか彼を実りの神と呼びはじめる。魔法もチートもない。あるのは40億円とホームセンターで買える現代の道具だけ。やがて村の復興は領主の耳に届き、隣国との戦の影が忍び寄る。金と知恵で国そのものを支える、異色の異世界内政録!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 魔法やチートに頼らず、現代の物資と知識だけで世界を変えていく話をじっくり味わいたい人
- 痩せた土地に水路が通り作物が実る、暮らしが少しずつ良くなる過程をじっくり追いかけたい人
- 手にした富を独り占めせず、困っている人のために惜しみなく使う主人公を素直に応援したい人
向いていない人
- 大がかりな工事や技術の習得には、それなりの時間と苦労が要るという手ざわりを大事にしたい人
- のんびりした村づくりの空気だけを味わいたくて、戦争や政治の腹の探り合いが重たく感じる人
- 主人公と年の離れた相手との恋愛まわりの距離の取り方が気になって、そこで冷めてしまいやすい人
良い感想・レビュー
- 魔法で無双するのではなく、ホームセンターで買える物を持ち込んで村を立て直していきます。この現実の道具で異世界が変わる感覚がたまらず、自分ならどう使うか考えながら読んでいます。
- 主人公が金を手にしても調子に乗りません。餓死しかけた村人のために使うところに好感が持てますし、鼻につかない善人ぶりのおかげで、最後まで気持ちよく読み進められました。
- 水車が回りだし、肥料がまかれ、街が少しずつ豊かになっていく。俺が惚れたのはこの文明が育つ過程の丁寧さで、派手な見せ場がなくても飽きずに眺めていられる。異世界ものでこの感覚は珍しい。
- ヒロインの少女が知識をぐんぐん吸収して、どんどん頼もしくなっていく。渡されたものを使いこなす側がちゃんと描かれるから、もらう側が変わっていく手応えまで追いかけられる。ここが自分には一番うれしかった。
- 主人公自身に戦う力はなく、日本へ帰るにも場所の決まりがあります。この万能ではない立ち位置のおかげで、ほどよい緊張が最後まで残り、ただ気持ちよく勝つだけの話にはなりません。
悪い感想・レビュー
- 数キロ先の川から用水路を短い期間で引いてしまう場面には、さすがに首をかしげました。高低差も土砂の対策もなく水車まで見よう見まねで作れると、土木工事の重みが消えてしまいます。
- 序盤ののんびりした村づくりが好きだった僕には、途中から増える戦争や政治の話が重く感じられました。腹の探り合いの色が濃くなるほど、最初のあの空気が恋しくなります。
- 買い与えてばかりで金が続くのか気がかりになる。隣国との争いが起きれば戦費まで背負いかねず、四十億という上限がある以上、どこかで足りなくなるのではと心配が消えない。
- 施しを配って神のようにあがめられる構図が、俺にはどうも落ち着かない。善意が過剰に見える場面があって、周りにいいように使われているだけではないかと、読みながら引っかかりが残る。
- 主人公と年の離れた相手との距離の取り方には、正直ひっかかりました。人のいい主人公だと思っていた分、恋愛まわりの線引きがぶれて見えるところで、すっと気持ちが冷めました。
良い感想・レビュー
- 魔法で無双するのではなく、ホームセンターで買える物を持ち込んで村を立て直していきます。この現実の道具で異世界が変わる感覚がたまらず、自分ならどう使うか考えながら読んでいます。
- 主人公が金を手にしても調子に乗りません。餓死しかけた村人のために使うところに好感が持てますし、鼻につかない善人ぶりのおかげで、最後まで気持ちよく読み進められました。
- 水車が回りだし、肥料がまかれ、街が少しずつ豊かになっていく。俺が惚れたのはこの文明が育つ過程の丁寧さで、派手な見せ場がなくても飽きずに眺めていられる。異世界ものでこの感覚は珍しい。
- ヒロインの少女が知識をぐんぐん吸収して、どんどん頼もしくなっていく。渡されたものを使いこなす側がちゃんと描かれるから、もらう側が変わっていく手応えまで追いかけられる。ここが自分には一番うれしかった。
- 主人公自身に戦う力はなく、日本へ帰るにも場所の決まりがあります。この万能ではない立ち位置のおかげで、ほどよい緊張が最後まで残り、ただ気持ちよく勝つだけの話にはなりません。
悪い感想・レビュー
- 数キロ先の川から用水路を短い期間で引いてしまう場面には、さすがに首をかしげました。高低差も土砂の対策もなく水車まで見よう見まねで作れると、土木工事の重みが消えてしまいます。
- 序盤ののんびりした村づくりが好きだった僕には、途中から増える戦争や政治の話が重く感じられました。腹の探り合いの色が濃くなるほど、最初のあの空気が恋しくなります。
- 買い与えてばかりで金が続くのか気がかりになる。隣国との争いが起きれば戦費まで背負いかねず、四十億という上限がある以上、どこかで足りなくなるのではと心配が消えない。
- 施しを配って神のようにあがめられる構図が、俺にはどうも落ち着かない。善意が過剰に見える場面があって、周りにいいように使われているだけではないかと、読みながら引っかかりが残る。
- 主人公と年の離れた相手との距離の取り方には、正直ひっかかりました。人のいい主人公だと思っていた分、恋愛まわりの線引きがぶれて見えるところで、すっと気持ちが冷めました。
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