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最終更新日:

光と影 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

光と影

著者: ひおんRYU

連載: FLOS COMIC

ジャンル: 少女漫画恋愛ファンタジー宮廷・歴史ファンタジー異世界・西洋歴史劇

評価: 8.4/10

あらすじ

暴君の悪政で荒れ果てた国に反乱の火が上がり、平民あがりの騎士が公爵へと成り上がる。その男に嫁ぐはずだった子爵令嬢は逃げ出し、身代わりに差し出されたのは召使いの娘だった。初夜で偽りを見抜かれても、死を前にして一歩も引かない娘の目に、冷酷と噂された夫は心を奪われる。娘には誰にも明かせない過去があった。滅びた前王家で男として育てられた皇太子、それが正体。荒れ果てた領地を立て直すため、王子として磨いた知略と人を束ねる力がここで火を噴く。隣の領地からの謀略、前王朝の残党、身重の体で剣を取る戦場。運命に振り回されながら本当の夫婦になっていく二人に、胸が締めつけられっぱなしの王道歴史ロマンス!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 恋の話だと思って読み始めて、自ら剣を取って戦うヒロインのかっこよさに心を持っていかれたい人
  • 二人の距離が縮まる過程だけでなく、荒れた土地を立て直していく手応えまで一緒に味わいたい人
  • 人物それぞれの過去を挟みながら大きく動いていく、映画のような重層的な筋書きを追いかけたい人

向いていない人

  • 心が動くまでの流れを丁寧に描いてほしくて、駆け足で縮まる二人の距離には乗り切れない人
  • 縦読みを前提に組まれたぶつ切りのコマ運びや、描き込みの薄い背景が気になってしまう人
  • フルカラー作品ならではの、一冊の値段の高さとページ数の少なさが引っかかってしまう人

良い感想・レビュー

  • エドナの強さも優しさも愛情深さも好きですが、何より王者としての品格に心を持っていかれました。王になる男として育った歳月が、剣の腕にも佇まいにも滲んでいます。
  • 暗い展開もひやひやする場面もあるのに、読み終えると爽やかな風が吹いたあとのような解放感が残ります。ヒロインの眼力にやられるのは、作中の人たちだけではありません。
  • 絵がきれいだから軽い気持ちで開いたのに、止まらなくなりました。話の組み立てがしっかりしているぶん、脇の人たちが抱えた事情や感情まで曇りなく伝わってきます。
  • 無骨で頑固な夫が、少しずつ情にほだされていく。正体を薄々察しながらも惹かれ合う二人が、よくある筋書きのはずなのに何度読んでも面白い。信頼が育つ流れがたまらん。
  • 敵をばったばった倒すヒロインがとにかくかっこいい!どん底に落ちても隠せない生まれの高貴さを、映画でも見ているみたいに浴びた。身代わりを押しつけた家にざまあがあったのもスッキリ。

悪い感想・レビュー

  • 王道だから話は面白いです。ただ設定と筋書きのつじつまがちょこちょこ引っかかるし、戦記物と呼ぶには中身が薄いです。夫が妻に惹かれるまでの流れも雑で、説得力に欠けます。
  • 没頭して一気に読んだのに、振り返るとがっかりが勝った。もう両想いなのか、もう信じるのかと拍子抜けの連続。盛り上がる下地は揃っているのに、心の動きの描き方が足りない。
  • 縦読み前提なのか、紙芝居みたいにぶつ切りのコマ運びで臨場感がない。背景も描き込まれておらず、学園祭の劇を見ている気分になった。人も話も悪くないと思うんだけどな。
  • 話は面白い。ただフルカラーゆえの一冊の高さがこたえる。普通の単行本の倍の値段で、ページ数は半分ほど。二百ページに届かない一冊が千円と聞くと、セール待ちに気持ちが傾く。
  • 年月が流れたはずなのにヒロインの絵柄が初期のまま若く、時の流れが絵から伝わってこないのが惜しい。戦いの場面も私にはギャグに見えた。夫の初夜の迫り方も好みではない。

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