レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
有閑倶楽部 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
有閑倶楽部
完結著者: 一条ゆかり
連載: コーラス/りぼん
評価: 8.5/10
あらすじ
名門・聖プレジデント学園の生徒会を仕切るのは、桁外れのお金持ちで頭も腕も立つ美男美女6人組。肩書きは生徒会役員でも、仕事はそっちのけで、退屈しのぎの種を探して毎日を過ごしている。そんな彼らが首を突っ込む先は、学園内の小さな騒ぎにとどまらない。殺人事件の謎解き、派手なアクション、背筋が冷える幽霊騒ぎ、さらには国をまたぐ陰謀まで。舞台は国内を飛び出して海外へも広がり、6人は財力とコネと頭脳を総動員して大人たちと渡り合う。コメディもホラーも一話の中にぎゅっと詰めこまれた、華やかな騒動の連続。悠理、可憐、野梨子、魅録、美童、清四郎。暇とお金を持て余した6人の、ド派手な事件簿!
読む前に確認したい相性
向いている人
- お金持ちで有能な高校生たちが大人相手に大暴れする痛快な話を、1話ずつ気軽に読みたい人
- ミステリーやアクションだけでなく、背筋がひやりとするホラー回も一緒に楽しみたい人
- 古き良き少女漫画の華やかで繊細な線の絵柄と、ゴージャスな世界観にひたりたい人
向いていない人
- 長期連載ならではの後半で絵柄が丸っこく変わっていく変化に、どうしても引っかかる人
- 40年ほど前の連載当時の価値観による時代を感じる表現を、割り切って読むのが難しい人
- カラー版の色づけよりも、モノクロの原作で抱いたキャラのイメージを大事にしたい人
良い感想・レビュー
- 40年前の作品とは思えないほど、今読んでも古さを感じさせないのがすごいです。ケータイもパソコンもない時代の話なのに違和感がなく、1話完結なので読みやすいです。
- 超セレブな高校生たちが、お金と権力とコネと頭脳で大人たちと渡り合う痛快さがたまらない。アクションもサスペンスもコメディも詰まっていて、毎回見事に解決していく流れが読んでいて気持ちいい。
- アクションものだと思っていたら、ホラー回が意外なほど面白いと気づかされた。ちょっと怖い怪談の話には読んでいてかなりびびるのに、怖いもの知らずの6人の結束力には胸がスカッとする。
- 一条ゆかりの絵はメンバー全員がヒーローとヒロインに見えるほど華やかだ。人物の動きも生き生きしていて、カラー版だと超お金持ちの主人公たちがさらに煌びやかになり、目力の強さにも一段と迫力が出ている。
- 幼稚園の頃から描かれる6人の出会いのエピソードが楽しいです。犬猿の仲だった二人が仲間になる瞬間もいいし、生きた人間には強いのに幽霊は気絶するほど怖がるギャップにも萌えます。
悪い感想・レビュー
- 初期の大人っぽい絵が好きだったぶん、後半はみんなの顔が丸っこく子供っぽく変わってしまうのが残念です。特に野梨子は小学生のように見えるほどで、絵の変貌ぶりにびっくりしました。
- 連載当初とは社会の考え方も変わったので、今読むと時代錯誤な表現に「ん?」と引っかかる場面がわりとある。前の時代の漫画だから仕方ないと割り切れれば、面白さは色褪せていない。
- カラー版は絵自体が変わったわけではないけれど、キャラの髪色が自分のイメージと違うのが気になりました。特に可憐の薄いブルーの髪には、モノクロで読んでいたころの印象とのズレを感じます。
- カラー版があると知って試し読みすると、ベタ塗りを想像していたより読みやすかった。幽霊の回がどうなっているかは少し気になるものの、カラーよりモノクロ版で充分かなというのが正直なところだ。
- ドラマ化されたものの、俳優陣が原作のキャラとかけ離れていたのがショックでした。見た目をぴったり合わせるのは難しくても、せめてキャラだけは変えないでほしかったというのが本音です。










