レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
釣りバカ日誌 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
釣りバカ日誌
連載: ビッグコミックオリジナル
ジャンル: 青年漫画/釣り/サラリーマン・日常コメディ
評価: 7.4/10
あらすじ
出世なんてどうでもいい。給料も有給も、ぜんぶ釣りにつぎ込む! 鈴木建設の営業三課にいる万年ヒラ社員・浜崎伝助、通称ハマちゃん。上司に無理やり連れ出された海釣りで目覚めてから、頭の中は魚のことばかりです。ある日、素性を知らないまま釣り場で意気投合した「スーさん」の正体は、なんと自分の会社の社長でした。会社ではヒラと社長、海の上ではハマちゃんが師匠でスーさんが弟子。このあべこべな友情が、出世レースや大型の開発案件、転勤騒ぎのたびに思わぬ形で活きてきます。飾らない人柄と強運で難題を解決しても、手柄は人に渡して本人は今日も竿をかついで海へ。昭和から令和まで続く、サラリーマンの悲喜こもごもとぶれない釣りバカ人生!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 出世争いや社内の駆け引きより、自分の好きなことを優先する肩の力が抜けた会社員の生き方をのぞいてみたい人
- ヒラ社員と社長が釣り場では入れ替わって師弟になる、立場があべこべの友情にくすっと笑いたい人
- 会社の出世レースや転勤、大型の開発案件など、昭和から続く会社勤めの悲喜こもごもを長く味わいたい人
向いていない人
- 夫婦のあり方や職場の付き合いに昭和らしい古い価値観が出てくると、どうしても引っかかってしまう人
- 小さなコマに文字がぎっしり詰まった密度の高い昔ながらの紙面を読み進めるのが苦手な人
- 釣りの場面を中心に楽しみたい人で、会社経営や出世の話が多くなる長期連載の流れには乗りにくいと感じる人
良い感想・レビュー
- 釣りで左遷されて竿を封印していた課長が、部下の道具まで取り上げたのに我慢できず勝負を挑み、夜明けからの延長戦で大事な会議まですっぽかす展開。上司まで釣りバカに引きずり込まれるおかしさに笑いました。
- 奥さんが釣りのせいで同窓会に行けなくなり、ひっぱたかれたハマちゃんが頬の手形にあとから気づく場面で吹き出した。絵は素朴でも、釣りにのめり込んでいく姿の軽妙なおかしさは色あせない。
- 映画のイメージで読み始めたら、序盤にはスーさんがまだ出てこないのが意外でした。ふつうの会社員が釣りにはまっていく話で、一話ごとに狙う魚が変わり、ちょっとした釣り入門としても読める作りが楽しいです。
- 映画で散々見てきたので、ハマちゃんがもう西田敏行さんにしか見えません。釣りへの深すぎる愛とひょうきんさ、人情。出世より好きなことを選ぶ生き方も楽しそうだと思わされます。
- 部次長レースで佐々木課長が思った以上の昇進を決め、出世して見える景色が変わる感覚を一緒に味わえるのがくすぐったい。ハマちゃんとケンカばかりの新課長が、排除の提案をはねつける人間くささもいい。
悪い感想・レビュー
- 出産に立ち会わず釣りへ行くなど、今ならモラハラ夫と言われそうな行動が多いです。夫婦も会社付き合いも昭和の価値観がそのまま残っていて、この人と結婚できたことこそがハマちゃんにとって最大の幸運に見えます。
- 長く追いかけてきたけれど、話が進むにつれて釣りの場面がほとんどない経営の話ばかりになり、いつの間にか読むのをやめていた。ちゃんと釣りバカをしていた初期のほうが断然おもしろい。
- 隠し子の話が当たり前のように出てきて、相変わらず不倫に甘い描き方が引っかかります。ハマちゃんの「エサを与えないで下さい」といういたずらも、イジメに近いノリでやりすぎだと感じました。
- アニメは楽しかったのに、漫画だとコマ割りも文字も小さくて読みにくい。展開も淡々としていて、アニメで感じた楽しさがページからはあまり伝わってこなかった。
- 序盤のハマちゃんはかなり小市民的で、亭主関白な態度で奥さんをどやしつける姿はあまり見たくありませんでした。のちに大物っぽくなっていくのを知っていると、なおさら落差が気になります。
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