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50巻以上の漫画おすすめ35選|一生付き合える超長編漫画

編集: 漫画よしあし
公開日:更新日:

50巻以上の漫画は、背表紙の数を見ただけで尻込みしてしまいがちです。けれど通勤の行き帰りや寝る前に数話ずつ開いていくと、登場人物と過ごした時間そのものが楽しみに変わっていきます。

この特集では、単行本が一つのタイトルで50巻を超える35作品を集めました。完結済みと連載中の作品が混ざっているので、最後まで読み切りたいのか、新刊を待ちながら長く付き合いたいのか、自分の読み方に合わせて選んでみてください。

時間がない人向け結論:おすすめTOP3

  1. ちりばめられた伏線と作り込まれた世界の設定に引っぱられ、泣ける場面と興奮する場面が何度もやってきます。

  2. 正体がばれそうでばれないピンチのスリルに加え、巻末のおまけ漫画で力がふっと抜ける緩急もあります。

  3. 世界の紛争や政治の駆け引き、経済の争いまで踏み込んだ時事を描く物語が、一話ごとに完結した形で読めます。

目次

選び方のポイント

  1. 1. 完結済みか連載中かで選ぶ

    結末まで読み切りたいなら、完結済みの作品が向いています。『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(全201巻)や『NARUTO』(全72巻)、『ちはやふる』(全50巻)は、最終巻まで手元にそろえられます。一方で『ONE PIECE』(既刊109巻)や『名探偵コナン』(既刊106巻)のような連載中の作品は、今の話に追いついたあと、新刊を待つ楽しみが続きます。

  2. 2. 100巻以上か50巻台か、巻数の重さで選ぶ

    100巻以上の漫画は、読み終えるまでに年単位の時間がかかります。『ゴルゴ13』(既刊214巻)、『クッキングパパ』(既刊169巻)、『はじめの一歩』(既刊141巻)などがこの層です。まず長編の手ごたえを確かめたいなら、『犬夜叉』(全56巻)や『Q.E.D. 証明終了』(全50巻)のような50巻台から入ると、負担がぐっと軽くなります。

  3. 3. 一話完結かストーリー重視か

    途中の巻から開いても楽しめるのは、一話ごとに区切りがつく作品です。『ゴルゴ13』や『クッキングパパ』、『ミナミの帝王』は、気になった巻から手に取っても話がわかります。反対に『キングダム』や『BLEACH』のように一本の物語が続く作品は、1巻から順に追うほど読みごたえが増していきます。

  4. 4. ジャンルと読み口で選ぶ

    同じ長編でも、読み心地は作品ごとにまるで違います。熱いバトルなら『NARUTO』や『FAIRY TAIL』、勝負師の世界なら『天牌』や『むこうぶち』、ほっとひと息つきたい日には『ぼのぼの』や『クッキングパパ』といったように、その日の気分で選び分けると長く付き合いやすくなります。

全35作品の比較表

横にスクロールすると他の項目も見られます

順位作品名ジャンル完結状況評価特徴向いている人
1ONE PIECEONE PIECEファンタジー/アクション/冒険連載中9.5/10ちりばめられた伏線と作り込まれた世界の設定に引っぱられ、泣ける場面と興奮する場面が何度もやってきます。壮大な世界観の中で、個性豊かな仲間との絆を軸にした王道の冒険譚にじっくり腰を据えて浸りたい人
2名探偵コナン名探偵コナンミステリー/少年漫画/推理連載中8.9/10正体がばれそうでばれないピンチのスリルに加え、巻末のおまけ漫画で力がふっと抜ける緩急もあります。事件ごとに謎が解けていく推理ものが好きで、犯人やトリックを自分でも考えながら読みたい人
3ゴルゴ13ゴルゴ13ハードボイルド/アクション/サスペンス連載中9.2/10世界の紛争や政治の駆け引き、経済の争いまで踏み込んだ時事を描く物語が、一話ごとに完結した形で読めます。依頼を受けたら必ずやり遂げる天才スナイパーが国際政治の裏側で暗躍する劇画調のサスペンスが好きな人
4こちら葛飾区亀有公園前派出所こちら葛飾区亀有公園前派出所警察/ギャグ/コメディ完結9/10ほぼ一話でオチがつくので、どの巻から開いても気軽に笑えるのが強みです。笑えるギャグを読みながら、昭和から平成にかけての流行や暮らしの移り変わりもついでにたどってみたい人
5キングダムキングダムドラマ/戦争/歴史連載中9.6/10歴史に興味がなくても入り込める、大合戦の臨場感が際立つ作品です。鼓動が昂るような大合戦の臨場感と熱い魂の激突に胸を熱くしたい人
6MAJORMAJOR少年漫画/野球/スポーツ/青春完結9/10三歳から四十代まで、ひとりの野球人生を親のような目線で見届けられる長編です。故障や挫折が続いても何度でも立ち上がる主人公を見て、自分も前に進む元気をもらいたい人
7NARUTONARUTO少年漫画/バトル/アクション完結8.8/10里一番の落ちこぼれが努力を重ねて火影を目指す、逆境に負けない明るさに励まされる物語です。落ちこぼれだった主人公が努力で這い上がっていく、王道の成長物語に胸を熱くしたい人
8BLEACHBLEACHファンタジー/バトル/アクション/和風完結9.1/10技の名前や決めゼリフ、コマの構図に中二心をくすぐるかっこよさが詰まっています。刀や技の名前、決めゼリフに中二心をくすぐられるかっこよさを求めていて、見せ場の多いバトル漫画を探している人
9銀魂銀魂時代劇/コメディ/SF/アクション完結9/10下ネタ全開のギャグで笑わせた直後に、侍の誇りを懸けた戦いへ切り替わる笑いとシリアスの落差が持ち味です。キレのある笑いと胸を打つシリアスの落差にぐっとくる人
10静かなるドン静かなるドンヤクザ・任侠/コメディ完結8.8/10昼は下着デザイナー、夜は暴力団の総長という設定の妙に引かれ、極道ものを読まない人でも入りやすい作品です。シリアスな極道の抗争にギャグがまぶされた作風を、腰を据えて長くじっくり味わいたい人
11美味しんぼ美味しんぼ料理・グルメ/ヒューマンドラマ/青年マンガ連載中8.4/10ぐうたら社員が、食の知識で名の知れた大物を次々とやりこめる痛快さがあります。ふだんはぐうたらな主人公が、食材や器の知識で名のある大物をやりこめる痛快さを味わいたい人
12クッキングパパクッキングパパ料理・グルメ/ヒューマンドラマ・日常/青年マンガ連載中8.8/10登場人物が現実と同じように年を取っていくので、小さかった息子が大学生になるまでを家族のように見守れます。仕事や家庭のぎくしゃくした関係が、料理で少しずつほぐれていくほのぼのした話を一話ずつ楽しみたい人
13はじめの一歩はじめの一歩少年漫画/ボクシング/スポーツ連載中8.8/10強さとは何かを追い続ける主人公の泥くさい努力と、ジムの仲間との笑えるやり取りが、ほどよい緩急を生んでいます。重い一発の迫力を絵で浴びる熱い試合を味わいたい人
14弱虫ペダル弱虫ペダル友情/スポーツ/青春/熱血連載中8.8/10運動が苦手なオタク少年が、仲間に思いを託し託されるチーム戦の中で自転車に目覚めていきます。自転車に興味がなくても、運動が苦手な主人公が才能を開花させていく熱いスポーツ漫画を読みたい人
15天牌天牌青年漫画/劇画・サスペンス/麻雀連載中8.5/10牌を一枚捨てるたびに緊張が高まり、一打の重みが伝わってくる麻雀劇です。確率や効率より、流れと気迫でねじ伏せる勝負が好きで、劇画のこってりした熱にどっぷり浸かりたい人
16むこうぶち 高レート裏麻雀列伝むこうぶち 高レート裏麻雀列伝青年漫画/裏社会・アングラ/ギャンブル/麻雀連載中8.9/10欲や事情がむき出しになる人間ドラマとして読めるので、麻雀の役がわからなくても引き込まれます。勝負の行方より、金と欲に転がされて崩れていく男たちの生き様そのものをじっくり味わいたい人
17土竜の唄土竜の唄青年漫画/ヤクザ・任侠/コメディ連載中8.5/10警官がヤクザに潜り込む筋立てなのに、主人公がアホでスケベで熱いので、ギャグ漫画として笑える読み心地になっています。潜入もののひりついた緊張感と、大真面目にやるバカ騒ぎが同じ話に同居している読み心地を面白がれる人
18犬夜叉犬夜叉ファンタジー/少年漫画/バトル・アクション/恋愛/妖怪完結8.5/10妖しく薄暗い戦国の景色と、先へ先へと引っぱる話の運びがかみ合った冒険ものです。薄暗くて妖しい世界をめぐりながら、次の話へぐいぐい引っ張られる読み心地を求めている人
19王家の紋章王家の紋章少女漫画/タイムトラベル/歴史ロマン連載中8.8/10いくつもの古代の王国や民族が出てくるので、歴史にも興味がわく恋物語として楽しめます。いろんな古代の王国が出てきて、王族や戦、陰謀が絡み合う歴史にも興味がわく恋物語に浸りたい人
20ぼのぼのぼのぼの4コマ/動物/哲学・ほのぼの/ギャグ・コメディ連載中8.8/10読む年齢で受け取るものが変わるので、子どもの頃に読んだ人ほど大人になって読み返す楽しみがあります。仕事や人づきあいに疲れた夜、静かにページをめくって笑いの合間に沁みてくる言葉を拾いたい人
21スキップ・ビート!スキップ・ビート!芸能界/少女漫画/ラブコメディ連載中8.7/10幼なじみへの復讐から芸能界に飛び込んだ少女が、転んでもただでは起きずに役者として育っていく姿を応援できます。転んでもただでは起きないヒロインが、役者として育っていく姿を応援しながら読みたい人
22ちはやふるちはやふる恋愛/スポーツ/青春完結9.2/10静かなイメージの百人一首が、札を払う瞬間の速さまで描かれた熱く激しい競技に変わる作品です。かるたがこんなに熱いのかと見方が変わる体験をしたい人
23ミナミの帝王ミナミの帝王裏社会/ヒューマンドラマ/人情/金融完結7.8/10えげつない取り立ての裏に義理人情があり、悪いやつから金をむしり取るやり方に毎回スカッとします。悪人や詐欺師を理詰めで追い詰める、勧善懲悪のスカッとする取り立て劇を気軽に読みたい人
24江戸前の旬江戸前の旬人間ドラマ・人情/グルメ・料理/青年マンガ連載中7.8/10常連客や弟子、娘まで周りの人間がそろって寿司に本気なので、人情話も楽しく読めます。素材にひと手間かけた仕事の意味を知りたくて、魚や寿司の知識ごと物語として味わいたい人
25FAIRY TAILFAIRY TAILファンタジー/アドベンチャー/アクション完結9.1/10友情、熱いバトル、強敵と、少年誌に欲しいものがそろった王道中の王道のバトル漫画です。仲間との友情と熱いバトルがそろった王道の少年漫画を、テンポのいい掛け合いと一緒に楽しみたい人
26釣りバカ日誌釣りバカ日誌青年漫画/釣り/サラリーマン・日常コメディ連載中7.4/10釣り場では平社員が師匠、社長が弟子というあべこべの友情が描かれます。出世争いや社内の駆け引きより、自分の好きなことを優先する肩の力が抜けた会社員の生き方をのぞいてみたい人
27あひるの空あひるの空スポーツ(バスケットボール)/少年マンガ/学園完結8.4/10身長149センチの主人公と不良ばかりの部員たちが、勝ち上がる保証のない場所から這い上がる姿を描いています。主人公チームがあっさり勝ち上がる展開より、負けが続く時間ごと物語として味わえる人
28史上最強の弟子ケンイチ史上最強の弟子ケンイチバトル/アクション/格闘完結8.8/10才能ゼロの少年が、常識外れの達人たちのもとで教えを信じて守り抜くだけで強くなっていく愚直さに胸が熱くなります。才能ではなく地道な努力がゆっくり実を結ぶ瞬間に胸が熱くなる、王道の成長物語が好きな人
29落第忍者乱太郎落第忍者乱太郎ギャグ/時代劇完結9.3/10ギャグのテンポがよく、笑っているうちに忍術や室町時代の暮らしに自然と詳しくなっている楽しさがあります。ギャグで笑いながら忍術や昔の暮らし、当時の風俗の知識まで自然と身についていく、学びのある物語を好む人
30DreamsDreams超人野球/高校野球/スポーツ完結7/10その規則を蹴散らす痛快さがたまりません。規則でがんじがらめの高校野球に嫌気がさし、セオリー無視の痛快さでスカッとしたい人
31代紋<エンブレム>TAKE2代紋<エンブレム>TAKE2バトル・アクション/ヤクザ・任侠/タイムスリップ/SF完結7.5/10情けない死に方をしたチンピラが十年前に戻り、未来の記憶を抱えたまま裏社会を歩き直す発想が痛快です。一度どん底まで落ちた男が、記憶だけを頼りに人生をやり直して成り上がる話に胸が躍る人
32ゴッドハンド輝ゴッドハンド輝医療/少年漫画/ヒューマンドラマ/日常完結8.8/10普段はドジな新米外科医が、命の危機になると凄腕に変わるギャップのある主人公が楽しい医療漫画です。病院ものは暗くてつらそうと敬遠してきたけれど、重くなりすぎない医療漫画なら読んでみたい人
33エリアの騎士エリアの騎士スポーツ/青春完結8.5/10天才の兄と不器用な弟の関係に、心臓移植という設定が加わる熱いサッカー漫画です。戦術や駆け引きまで描かれた本格的なサッカー漫画を読みたい人
34Q.E.D.―証明終了―Q.E.D.―証明終了―ミステリー/推理/学園完結8.5/10トリックや動機に納得でき、筋道が最後までぶれない推理を一話ずつ楽しめます。無理な飛躍のない筋道だった推理をじっくり追いかけて、理屈だけで解ける本格の謎解きを存分に味わいたい人
35空手小公子 小日向海流空手小公子 小日向海流青年漫画/ギャグ/空手/格闘完結7.5/10空手を知らない素人が、濃いメンバーぞろいの部で倒されては立ち上がり強くなっていく姿を応援したくなります。空手を知らなくても、格闘技の素人がゼロから強くなっていく王道の成長ものを笑いとともに味わいたい人
1

ONE PIECE

海賊王を夢見るゴム人間の少年が仲間と世界を旅する、圧倒的スケールの冒険少年漫画の金字塔!

この特集で選んだ理由

仲間との冒険を正面から描く王道少年漫画の代表として、既刊109巻の連載中作品から真っ先に挙げたい一作です。

ONE PIECE
作者
尾田栄一郎
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
ファンタジー/アクション/冒険
完結
連載中
評価
9.5/10

良い点

強い仲間だけでなく、気の弱い仲間にもきちんと見せ場が回ってくる戦いが熱い作品です。ちりばめられた伏線と作り込まれた世界の設定に引っぱられ、泣ける場面と興奮する場面が何度もやってきます。

気になる点

ひとつの章が長く、仲間が傷つき主人公が怒って敵を倒す流れが続くと、展開の繰り返しに飽きが来ることがあります。誰かが泣いている場面の多さを押し付けがましく感じたり、描き込みの細かさに目が疲れたりもします。

こんな人におすすめ

壮大な世界観の中で、個性豊かな仲間との絆を軸にした王道の冒険譚にじっくり腰を据えて浸りたい人

こんな人には不向き

短い巻数でテンポよく結末まで一気に読み切れる、コンパクトにまとまった物語を好む人

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2

名探偵コナン

薬で小学生の姿に縮んだ高校生探偵が、正体を隠しながら次々と事件を解く推理漫画

この特集で選んだ理由

推理ものでは既刊106巻と群を抜く長さで、一つの事件ごとに区切って読める手軽さも評価して選びました。

名探偵コナン
作者
青山剛昌
掲載誌
週刊少年サンデー
ジャンル
ミステリー/少年漫画/推理
完結
連載中
評価
8.9/10

良い点

毎回の事件にしっかりした仕掛けがあり、怪しい人物に目星はついてもトリックまでは見抜けないのが楽しいところです。正体がばれそうでばれないピンチのスリルに加え、巻末のおまけ漫画で力がふっと抜ける緩急もあります。

気になる点

組織の関係者は顔ぶれが入り組んでいて、読み返しながらでないと追いきれないことがあります。初期はホラーの色が強く、怖い描写が苦手だと避けたくなる巻もあります。

こんな人におすすめ

事件ごとに謎が解けていく推理ものが好きで、犯人やトリックを自分でも考えながら読みたい人

こんな人には不向き

バラバラ死体のようなグロい場面やホラーめいた怖さが苦手で、殺人の描写をなるべく避けたい人

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3

ゴルゴ13

本名も出自も謎に包まれた超A級狙撃手ゴルゴ13が、冷徹に完璧な任務を遂行するハードボイルド劇画!

この特集で選んだ理由

既刊214巻はこの35作品でいちばんの巻数で、大人向けの国際サスペンスという立ち位置もほかと重なりません。

ゴルゴ13
作者
さいとう・たかを/さいとう・プロ
掲載誌
ビッグコミック
ジャンル
ハードボイルド/アクション/サスペンス
完結
連載中
評価
9.2/10

良い点

世界の紛争や政治の駆け引き、経済の争いまで踏み込んだ時事を描く物語が、一話ごとに完結した形で読めます。どんな誘惑にも流されず依頼をやり遂げるプロの姿は、どの巻を開いてもぶれません。

気になる点

政治や金融の解説が長く、シンプルな銃撃戦を期待すると授業のように感じることがあります。昭和の劇画らしい絵柄や、話の型が決まっているワンパターンさも、まとめて読むと気になりやすいところです。

こんな人におすすめ

依頼を受けたら必ずやり遂げる天才スナイパーが国際政治の裏側で暗躍する劇画調のサスペンスが好きな人

こんな人には不向き

主人公の素性や感情が一切明かされずキャラクターへの感情移入を重視する読者には向かない人

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4

こちら葛飾区亀有公園前派出所

完結

金と遊びには全力、仕事はサボる型破りな警察官・両さんが下町の派出所で巻き起こす一話完結の大騒動!

この特集で選んだ理由

完結した作品に限れば全201巻と最も長いのに、一話完結のギャグなので巻数の重さを感じにくいところが決め手です。

こちら葛飾区亀有公園前派出所
作者
秋本治
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
警察/ギャグ/コメディ
完結
完結
評価
9/10

良い点

ほぼ一話でオチがつくので、どの巻から開いても気軽に笑えるのが強みです。携帯やネットの広まり、その時々の流行が描き込まれていて、読むうちに昭和から平成の移り変わりもたどれます。

気になる点

セリフが多く、一冊を読むのに時間がかかります。物を壊し放題の主人公の身勝手さにいらっとしたり、時期による絵柄の変化が気になったりもします。

こんな人におすすめ

笑えるギャグを読みながら、昭和から平成にかけての流行や暮らしの移り変わりもついでにたどってみたい人

こんな人には不向き

一話ごとに区切られた話よりも、一本の大きな物語が少しずつ進んでいく長編を腰をすえて追いかけたい人

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5

キングダム

天下の大将軍を目指す少年が、史上初の中華統一に挑む熱き戦記ロマン!

この特集で選んだ理由

数少ない歴史戦記の枠として、合戦の駆け引きを読みたい人のために既刊73巻のこの作品を入れています。

キングダム
作者
原泰久
掲載誌
週刊ヤングジャンプ
ジャンル
ドラマ/戦争/歴史
完結
連載中
評価
9.6/10

良い点

歴史に興味がなくても入り込める、大合戦の臨場感が際立つ作品です。派手な斬り合いだけでなく将軍同士の策の読み合いとして戦が描かれ、将軍たちの生きざまや別れの場面が胸に残ります。

気になる点

国がなかなか滅びず話が延々と続くため、中だるみを感じる時期があります。強さの描写がだんだん大げさになるところや、首が飛ぶような派手な戦闘描写に冷めてしまう場面もあります。

こんな人におすすめ

鼓動が昂るような大合戦の臨場感と熱い魂の激突に胸を熱くしたい人

こんな人には不向き

誇張のない緻密なリアル路線の戦争描写を求めている人

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6

MAJOR

完結

父を亡くした少年が、右肩の故障も挫折も越えてメジャーの頂点を目指す野球一代記。

この特集で選んだ理由

少年時代から大人になるまでの野球人生を全78巻で読み切れる、一代記としての長さを評価しました。

MAJOR
作者
満田拓也
掲載誌
週刊少年サンデー
ジャンル
少年漫画/野球/スポーツ/青春
完結
完結
評価
9/10

良い点

三歳から四十代まで、ひとりの野球人生を親のような目線で見届けられる長編です。利き腕を壊して反対の腕で投げ直すなど、負けも挫折も多く経験するからこそ、立ち上がる姿に嘘くささがありません。

気になる点

苦労して一緒に入った名門校をあっさり辞めるなど、置いていかれる側に気持ちが寄ってしまう場面があります。途中から恋愛や結婚の話が入ってくるのも、野球一筋の熱さを求めていると残念に思えます。

こんな人におすすめ

故障や挫折が続いても何度でも立ち上がる主人公を見て、自分も前に進む元気をもらいたい人

こんな人には不向き

周りを振り回してでも我が道を行く主人公より、仲間思いで協調性のある主人公に共感したい人

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7

NARUTO

完結

火影を目指すナルトの成長と忍世界の戦いを描いた、世界的人気を誇る王道少年漫画!

この特集で選んだ理由

少年誌バトルの中でも成長物語の色が濃く、全72巻で結末まで見届けられる点を重く見ています。

NARUTO
作者
岸本斉史
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
少年漫画/バトル/アクション
完結
完結
評価
8.8/10

良い点

里一番の落ちこぼれが努力を重ねて火影を目指す、逆境に負けない明るさに励まされる物語です。中忍試験からその後の戦いまで見せ場が多く、敵の側にまで重い背景があるので、好きなキャラがどんどん増えていきます。

気になる点

後半は技や忍術が複雑になり、理解が追いつかなくなることがあります。落ちこぼれの物語に見えて結局は血筋がものを言う展開になり、最初のテーマがぶれたように映る場面もあります。

こんな人におすすめ

落ちこぼれだった主人公が努力で這い上がっていく、王道の成長物語に胸を熱くしたい人

こんな人には不向き

短くまとまった話を好み、巻数が多くじっくり続く長編にゆっくり付き合う時間がない人

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8

BLEACH

完結

死神の力を得た高校生が仲間のために刀を振るう、構図と決めゼリフが冴えるジャンプの長編バトル漫画

この特集で選んだ理由

同じ完結済みのバトル漫画と比べ、絵と演出のセンスで読ませる力が際立つので、全74巻のこの作品を加えました。

BLEACH
作者
久保帯人
掲載誌
週刊少年ジャンプ
ジャンル
ファンタジー/バトル/アクション/和風
完結
完結
評価
9.1/10

良い点

技の名前や決めゼリフ、コマの構図に中二心をくすぐるかっこよさが詰まっています。自分のことで手いっぱいだった主人公が、敵が強くなるほど仲間への思いを強くしていく変わり方も胸にきます。

気になる点

仲間を救い出す大きな山場を越えると、話がだらだら長引く印象が強まります。勝負が必殺技を持っているかどうかで決まりがちなのも、頭を使った駆け引きを見たい人には物足りないところです。

こんな人におすすめ

刀や技の名前、決めゼリフに中二心をくすぐられるかっこよさを求めていて、見せ場の多いバトル漫画を探している人

こんな人には不向き

バトルでは頭を使った駆け引きや泥くさい粘りで勝ちをつかむ展開を、いちばん楽しみにしている人

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9

銀魂

完結

天人が来襲した江戸を舞台に、銀髪の侍・坂田銀時が仲間と共に万事屋として大暴れする、笑いと涙のSF時代劇コメディ!

この特集で選んだ理由

ギャグ一本の『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に対し、笑いと長編シリアスを行き来する全77巻の完結作として並べました。

銀魂
作者
空知英秋
掲載誌
ジャンプGIGA/銀魂公式アプリ/週刊少年ジャンプ
ジャンル
時代劇/コメディ/SF/アクション
完結
完結
評価
9/10

良い点

下ネタ全開のギャグで笑わせた直後に、侍の誇りを懸けた戦いへ切り替わる笑いとシリアスの落差が持ち味です。欠点だらけの登場人物たちの不器用な生き方に、胸を打たれる場面が少なくありません。

気になる点

セリフの量が多く、一冊読むのに時間がかかります。下ネタや汚物ネタの多さに加え、パロディの元ネタを知らないと置いていかれる回もあり、読む人を選びます。

こんな人におすすめ

キレのある笑いと胸を打つシリアスの落差にぐっとくる人

こんな人には不向き

ページいっぱいにびっしりセリフが並んでいると、読み進めるのが重くなる人

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10

静かなるドン

完結

昼は冴えない下着デザイナー、夜は最強ヤクザの総長。二重生活を貫く男の笑いと純愛の大長編

この特集で選んだ理由

極道ものでは全108巻と最長で、笑いと純愛を同時に抱えた作風がほかの任侠作品との違いになっています。

静かなるドン
作者
新田たつお
掲載誌
週刊漫画サンデー
ジャンル
ヤクザ・任侠/コメディ
完結
完結
評価
8.8/10

良い点

昼は下着デザイナー、夜は暴力団の総長という設定の妙に引かれ、極道ものを読まない人でも入りやすい作品です。抗争の合間に差し込まれるギャグと、同僚との報われそうで報われない恋が、長い物語の芯になっています。

気になる点

海外マフィアが出てくる後半から失速し、終盤は駆け足に感じます。前半のドタバタを期待していると、後半のシリアスすぎる展開に疲れてしまいます。

こんな人におすすめ

シリアスな極道の抗争にギャグがまぶされた作風を、腰を据えて長くじっくり味わいたい人

こんな人には不向き

後半になるとシリアスに傾いていく長い大長編の失速に、最後まで付き合う気になれない人

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11

美味しんぼ

ぐうたら記者と美食家の父が料理でぶつかる、食と家族のドラマを描いたグルメ漫画の元祖

この特集で選んだ理由

家庭の台所を描く『クッキングパパ』と対になる、食の知識と勝負のグルメ漫画として既刊111巻のこちらを選んでいます。

美味しんぼ
作者
雁屋哲/花咲アキラ
掲載誌
ビッグコミックスピリッツ
ジャンル
料理・グルメ/ヒューマンドラマ/青年マンガ
完結
連載中
評価
8.4/10

良い点

ぐうたら社員が、食の知識で名の知れた大物を次々とやりこめる痛快さがあります。甘いトマトの育て方やウイスキーの飲み方など、今では当たり前になった食の楽しみ方の出発点をたどれるのもうれしいところです。

気になる点

話が進むと主人公の性格が丸くなり、序盤のとがった姿が好きだとがっかりしがちです。他人の料理にけちをつける流れが続いたり、家では再現できない料理が多かったりする点も引っかかります。

こんな人におすすめ

ふだんはぐうたらな主人公が、食材や器の知識で名のある大物をやりこめる痛快さを味わいたい人

こんな人には不向き

毎回のように主人公が他人の料理にけちをつける流れが続くと、読んでいて疲れてしまう人

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12

クッキングパパ

仕事の鬼が家では台所に立つ。料理で職場の空気も家族の心もほぐしていく、レシピ付きの長寿グルメ漫画。

この特集で選んだ理由

既刊169巻と100巻を大きく超えるのに、一話ずつ読んでも話が通じるため、長さに身構えずに付き合える料理漫画です。

クッキングパパ
作者
うえやまとち
掲載誌
モーニング
ジャンル
料理・グルメ/ヒューマンドラマ・日常/青年マンガ
完結
連載中
評価
8.8/10

良い点

職場のもめごとまで料理で丸く収めてしまう、ほのぼのした一話完結の話が続きます。登場人物が現実と同じように年を取っていくので、小さかった息子が大学生になるまでを家族のように見守れます。

気になる点

巻が進むほど材料をそろえるのに苦労するレシピが増え、調味料の分量が書かれていないので再現も簡単ではありません。序盤には、今の感覚だと引っかかる職場の描写もあります。

こんな人におすすめ

仕事や家庭のぎくしゃくした関係が、料理で少しずつほぐれていくほのぼのした話を一話ずつ楽しみたい人

こんな人には不向き

昭和らしい職場の描き方やジェンダー観が気になりやすく、今の感覚とのずれを受け流せない人

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13

はじめの一歩

いじめられっ子の少年・幕之内一歩がボクシングと出会い、数多の強敵との死闘を通じて「強さ」の意味を探求するボクシング漫画の金字塔!

この特集で選んだ理由

格闘ものでは既刊141巻と頭ひとつ抜けた長さで、ボクシングの試合を何年でも追いかけたい人に向けています。

はじめの一歩
作者
森川ジョージ
掲載誌
週刊少年マガジン
ジャンル
少年漫画/ボクシング/スポーツ
完結
連載中
評価
8.8/10

良い点

パンチの重さが絵から伝わる試合の迫力と、ライバルたちの人生まで描き込む厚みが持ち味です。強さとは何かを追い続ける主人公の泥くさい努力と、ジムの仲間との笑えるやり取りが、ほどよい緩急を生んでいます。

気になる点

長期連載ならではの停滞感があり、本筋の世界挑戦になかなか届かないもどかしさがあります。一つの試合が引き延ばされる回や、恋の進展がほとんど見られない点にもじれったさを感じます。

こんな人におすすめ

重い一発の迫力を絵で浴びる熱い試合を味わいたい人

こんな人には不向き

長く続く連載ならではの足踏み感が気になる人

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14

弱虫ペダル

ママチャリでの秋葉原通いで鍛えられたオタク少年が、仲間とインターハイに挑む青春ロードレース。

この特集で選んだ理由

個人競技に見える自転車をチーム戦として描く点で、ほかのスポーツ漫画と読み味が分かれるため、既刊91巻のこの作品を入れました。

弱虫ペダル
作者
渡辺航
掲載誌
週刊少年チャンピオン
ジャンル
友情/スポーツ/青春/熱血
完結
連載中
評価
8.8/10

良い点

運動が苦手なオタク少年が、仲間に思いを託し託されるチーム戦の中で自転車に目覚めていきます。ロードレースを知らなくてもレースそのものにのめり込める熱さがあり、脇役の背景まで描かれるので推しも見つかります。

気になる点

ゴール前の数キロに何話も使うなど、レースの進みがとにかく遅い時期があります。濃すぎるライバルの描き方や、自転車と人体のバランスが崩れる絵も人を選びます。

こんな人におすすめ

自転車に興味がなくても、運動が苦手な主人公が才能を開花させていく熱いスポーツ漫画を読みたい人

こんな人には不向き

一つのレースを何話もかけてじっくり描く展開がもどかしく、テンポよく決着する漫画を好む人

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15

天牌

新宿の雀荘から裏社会の代打ち戦争へ。魂を削り合う男たちの闘牌劇

この特集で選んだ理由

麻雀漫画で既刊118巻は突出しており、主人公の成長を追う色の濃さで『むこうぶち』と役割を分けています。

天牌
作者
来賀友志/嶺岸信明
掲載誌
週刊漫画ゴラク
ジャンル
青年漫画/劇画・サスペンス/麻雀
完結
連載中
評価
8.5/10

良い点

牌を一枚捨てるたびに緊張が高まり、一打の重みが伝わってくる麻雀劇です。腕と引き換えに何かを失った打ち手ばかりが集まる卓で、男たちの生き方が切なくにじみます。

気になる点

似た代打ち勝負が続く時期はダレやすく、決戦がなかなか決着しないもどかしさもあります。流れや気迫で勝負が決まるので、理屈の通らない打牌に首をかしげる場面が続きます。

こんな人におすすめ

確率や効率より、流れと気迫でねじ伏せる勝負が好きで、劇画のこってりした熱にどっぷり浸かりたい人

こんな人には不向き

漫画で現実の麻雀に効く戦術を身につけたくて、理屈の通った打牌の説明を求めている人

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16

むこうぶち 高レート裏麻雀列伝

バブル期の裏麻雀。無敗の男に沈められた男たちの欲と生き様が剥き出しになる人間ドラマ

この特集で選んだ理由

語らない主人公と毎回入れ替わる相手という作りが『天牌』と好対照なので、麻雀枠のもう一冊にしました。

むこうぶち 高レート裏麻雀列伝
作者
安藤満/天獅子悦也
掲載誌
近代麻雀
ジャンル
青年漫画/裏社会・アングラ/ギャンブル/麻雀
完結
連載中
評価
8.9/10

良い点

主役は無敗の男ではなく、卓に着いて沈められる側の男たちです。欲や事情がむき出しになる人間ドラマとして読めるので、麻雀の役がわからなくても引き込まれます。

気になる点

主人公が負けないとわかっているぶん、勝敗にはらはらする場面は多くありません。似た結末に落ち着く回が続くとマンネリを感じやすく、牌の読み解きにもほとんど説明がありません。

こんな人におすすめ

勝負の行方より、金と欲に転がされて崩れていく男たちの生き様そのものをじっくり味わいたい人

こんな人には不向き

主人公が追い詰められてから始まる熱い逆転劇や、負けを糧にした成長物語を求めている人

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17

土竜の唄

懲戒免職を装って極道に潜り込んだ警官が、笑いと修羅場のなかで兄弟の絆に揺れる潜入捜査劇

この特集で選んだ理由

100巻目前の既刊96巻まで続く潜入捜査劇で、同じ極道ものでも笑いの量がまるで違う点を推しています。

土竜の唄
作者
高橋のぼる
掲載誌
週刊ビッグコミックスピリッツ
ジャンル
青年漫画/ヤクザ・任侠/コメディ
完結
連載中
評価
8.5/10

良い点

警官がヤクザに潜り込む筋立てなのに、主人公がアホでスケベで熱いので、ギャグ漫画として笑える読み心地になっています。若頭との兄弟の絆が熱く、重い場面も強運とバカさで押し切る爽快さがあります。

気になる点

最終目標がなかなか達成されないまま新しい敵が次々と現れ、引き伸ばされている感じがぬぐえません。下ネタや過激な描写、濃い絵柄も好みが分かれるところです。

こんな人におすすめ

潜入もののひりついた緊張感と、大真面目にやるバカ騒ぎが同じ話に同居している読み心地を面白がれる人

こんな人には不向き

デフォルメの濃い絵柄や、下ネタまじりの過激な描写がたびたび挟まると読む気が失せてしまう人

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18

犬夜叉

完結

古井戸から戦国へ落ちた少女と半妖の少年が、砕けた玉のかけらを追って旅に出る大長編。

この特集で選んだ理由

50巻台で読み切れるファンタジー冒険を探すなら、全56巻で完結しているこの作品が入り口になります。

犬夜叉
作者
高橋留美子
掲載誌
週刊少年サンデー
ジャンル
ファンタジー/少年漫画/バトル・アクション/恋愛/妖怪
完結
完結
評価
8.5/10

良い点

妖しく薄暗い戦国の景色と、先へ先へと引っぱる話の運びがかみ合った冒険ものです。重い過去を抱えた仲間たちや、憎みきれない敵役の描き方に気持ちを持っていかれます。

気になる点

昔の恋人をめぐるやり取りが何度もぐるぐる回り、もつれた三角関係が終盤まで尾を引きます。宿敵が逃げては追いかける同じ型の繰り返しに、中盤は気持ちがゆるむこともあります。

こんな人におすすめ

薄暗くて妖しい世界をめぐりながら、次の話へぐいぐい引っ張られる読み心地を求めている人

こんな人には不向き

敵との決着が先へ先へ延びるのが苦手で、寄り道せず一直線に進む物語だけを読みたい人

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19

王家の紋章

古代エジプトへ落ちた少女キャロルと若きファラオの恋を、周りの国々の奪い合いが揺さぶる大河ロマン

この特集で選んだ理由

半世紀近く書き継がれ既刊71巻に届いた少女漫画の歴史ロマンは、この顔ぶれでほかに見当たりません。

王家の紋章
作者
細川智栄子あんど芙~みん
掲載誌
月刊プリンセス
ジャンル
少女漫画/タイムトラベル/歴史ロマン
完結
連載中
評価
8.8/10

良い点

古代エジプトを舞台に、主人公をめぐって王子や王たちが本気で奪い合う王道の恋物語です。いくつもの古代の王国や民族が出てくるので、歴史にも興味がわく恋物語として楽しめます。

気になる点

さらわれては救われる同じ流れのくり返しが続き、話がなかなか前に進みません。古代の王らしい乱暴なふるまいや、男性キャラの見分けにくさも気がかりです。

こんな人におすすめ

いろんな古代の王国が出てきて、王族や戦、陰謀が絡み合う歴史にも興味がわく恋物語に浸りたい人

こんな人には不向き

さらわれては救われる流れが毎回くり返されるので、話がテンポよく先へ進む展開を求める人

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20

ぼのぼの

素朴な問いを抱えるラッコの子と森の仲間たち。笑いの隙間から生きる寂しさがのぞく哲学4コマ

この特集で選んだ理由

4コマで一話が短く、疲れた夜にも数ページだけ開ける作品として、既刊50巻のこちらを加えました。

ぼのぼの
作者
いがらしみきお
掲載誌
まんがくらぶ/まんがライフ/まんがライフオリジナル
ジャンル
4コマ/動物/哲学・ほのぼの/ギャグ・コメディ
完結
連載中
評価
8.8/10

良い点

ゆるくてかわいい動物たちのやり取りに、生きることや死についての問いがふっと混じります。読む年齢で受け取るものが変わるので、子どもの頃に読んだ人ほど大人になって読み返す楽しみがあります。

気になる点

オチのない回が思ったより多く、はっきり笑いたい日には物足りなく感じます。理不尽に殴る場面や、妄想に出てくる不気味さにぎょっとさせられます。

こんな人におすすめ

仕事や人づきあいに疲れた夜、静かにページをめくって笑いの合間に沁みてくる言葉を拾いたい人

こんな人には不向き

起承転結のはっきりしたギャグや爆笑を求めていて、オチのない回が続くと退屈になってしまう人

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21

スキップ・ビート!

幼なじみへの復讐から芸能界に飛び込んだ少女が、役者として覚醒していく芸能ラブコメ

この特集で選んだ理由

芸能界と恋を軸にした既刊53巻の少女漫画で、バトルやスポーツが多い並びに違う読み口を足してくれます。

スキップ・ビート!
作者
仲村佳樹
掲載誌
花とゆめ
ジャンル
芸能界/少女漫画/ラブコメディ
完結
連載中
評価
8.7/10

良い点

幼なじみへの復讐から芸能界に飛び込んだ少女が、転んでもただでは起きずに役者として育っていく姿を応援できます。演技の力や人を引きつけるオーラまで絵で伝わり、役に入りながら本音がにじむやり取りにも引き込まれます。

気になる点

過去が明らかになるにつれ展開がゆっくりになり、恋愛がなかなか進まないもどかしさが募ります。画面の書き込みが多く、コマを目で追いにくく、読みづらく感じます。

こんな人におすすめ

転んでもただでは起きないヒロインが、役者として育っていく姿を応援しながら読みたい人

こんな人には不向き

恋愛ものにはテンポのよい恋の進展を求めていて、じれったい足踏みが続くと読むのがつらくなる人

スキップ・ビート!の詳細レビューを見る →

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22

ちはやふる

完結

競技かるたに情熱を注ぐ少女・綾瀬千早が、幼馴染たちと共に名人・クイーンを目指して突き進む、瑞々しくも熱き青春かるた物語!

この特集で選んだ理由

50巻台で完結した作品のうち、結末のまとまりのよさを重く見て選んだ青春かるた漫画です。

ちはやふる
作者
末次由紀
掲載誌
BE・LOVE
ジャンル
恋愛/スポーツ/青春
完結
完結
評価
9.2/10

良い点

静かなイメージの百人一首が、札を払う瞬間の速さまで描かれた熱く激しい競技に変わる作品です。対戦相手や大人たちのかるたに懸ける人生まで丁寧に描かれ、名人戦とクイーン戦の着地にも納得できます。

気になる点

全50巻というボリュームは、読み始めるのに勇気がいります。かるたのルールや札の覚え方の解説が多く、興味が持てないと説明が重たく映ります。

こんな人におすすめ

かるたがこんなに熱いのかと見方が変わる体験をしたい人

こんな人には不向き

周りの気持ちに気づかない主人公の鈍さにいらだってしまう人

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23

ミナミの帝王

完結

十日で一割の利息で金を貸すミナミの鬼が、詐欺師まで追い詰める大阪の金貸し人情劇

この特集で選んだ理由

金貸しと法律の駆け引きを描く作品はこの35作品にほかになく、大人のお金の話を読みたい人のための枠です。

ミナミの帝王
作者
天王寺大/郷力也
掲載誌
週刊漫画ゴラク
ジャンル
裏社会/ヒューマンドラマ/人情/金融
完結
完結
評価
7.8/10

良い点

えげつない取り立ての裏に義理人情があり、悪いやつから金をむしり取るやり方に毎回スカッとします。ほぼ一話完結なのでどこから読んでも楽しめ、詐欺の手口やお金の知識も身につきます。

気になる点

荒削りな絵のタッチや、ガラケーが最先端だった時代の古さが気になることがあります。下品な表現やえげつない描写の多さが合わないと入りにくく、ドラマ版とのノリの違いに戸惑う場面もあります。

こんな人におすすめ

悪人や詐欺師を理詰めで追い詰める、勧善懲悪のスカッとする取り立て劇を気軽に読みたい人

こんな人には不向き

荒削りでクセのある絵柄が苦手で、整った今風の絵でないと物語にうまく入り込めない人

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24

江戸前の旬

父の病をきっかけに寿司の道へ進んだ銀座の三代目が、江戸前の技と人情で客の心をほぐしていく物語。

この特集で選んだ理由

料理ものが並ぶ中でも寿司ひとすじに絞った物語で、既刊134巻を重ねた職人の成長譚として入れています。

江戸前の旬
作者
九十九森/さとう輝
掲載誌
週刊漫画ゴラク
ジャンル
人間ドラマ・人情/グルメ・料理/青年マンガ
完結
連載中
評価
7.8/10

良い点

銀座の気取らない寿司屋で、築地の魚にひと手間かける仕事ぶりを追える作品です。常連客や弟子、娘まで周りの人間がそろって寿司に本気なので、人情話も楽しく読めます。

気になる点

単行本で続けて読むと、説教と理不尽な展開の濃さに胃もたれしがちです。いまの感覚では引っかかる言い回しや、毎回都合よく丸くおさまる流れに醒めてしまう回もあります。

こんな人におすすめ

素材にひと手間かけた仕事の意味を知りたくて、魚や寿司の知識ごと物語として味わいたい人

こんな人には不向き

長い話を一気にまとめ読みしたいものの、説教くさい台詞や理不尽な展開が続くと疲れてしまう人

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25

FAIRY TAIL

完結

笑いと絆でつながる魔導士ギルド「妖精の尻尾」が、強敵に挑む王道魔法バトル!

この特集で選んだ理由

『NARUTO』や『BLEACH』より明るく軽い読み口の魔法バトルとして、全63巻の完結作から気楽な一本を選びました。

FAIRY TAIL
作者
真島ヒロ
掲載誌
週刊少年マガジン
ジャンル
ファンタジー/アドベンチャー/アクション
完結
完結
評価
9.1/10

良い点

友情、熱いバトル、強敵と、少年誌に欲しいものがそろった王道中の王道のバトル漫画です。女の子のキャラが守られるだけでなく戦闘でしっかり活躍し、ギャグと物語のテンポもよく保たれています。

気になる点

中盤からは日常とバトルの繰り返しが続き、勝ち方がいつも同じ型に見えてきます。ピンチのたびに仲間の大切さを訴える流れが挟まるので、合わないと薄っぺらく見えてしまいます。

こんな人におすすめ

仲間との友情と熱いバトルがそろった王道の少年漫画を、テンポのいい掛け合いと一緒に楽しみたい人

こんな人には不向き

長く続く物語のなかで、日常とバトルが同じ型でくり返される構成だとだんだん飽きてしまう人

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26

釣りバカ日誌

釣りに全てを注ぐヒラ社員と、その弟子になった自社の社長。会社の上下が海でひっくり返る長寿サラリーマン喜劇

この特集で選んだ理由

仕事と趣味の両立を描くサラリーマン漫画はこのリストでこれだけで、50巻を超えて続く長寿ぶりも決め手になりました。

釣りバカ日誌
作者
北見けんいち/やまさき十三
掲載誌
ビッグコミックオリジナル
ジャンル
青年漫画/釣り/サラリーマン・日常コメディ
完結
連載中
評価
7.4/10

良い点

釣り場では平社員が師匠、社長が弟子というあべこべの友情が描かれます。上司まで釣りにのめり込んでいくおかしさがあり、一話ごとに狙う魚が変わるので、ちょっとした釣り入門としても読めます。

気になる点

夫婦や職場の描き方に昭和の価値観がそのまま残っていて、今読むと引っかかる場面があります。話が進むと釣りより会社経営の話が増え、コマや文字の小ささも読みにくさにつながります。

こんな人におすすめ

出世争いや社内の駆け引きより、自分の好きなことを優先する肩の力が抜けた会社員の生き方をのぞいてみたい人

こんな人には不向き

夫婦のあり方や職場の付き合いに昭和らしい古い価値観が出てくると、どうしても引っかかってしまう人

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27

あひるの空

完結

149センチの少年と不良ばかりの部員たちが、負けを重ねながら這い上がる青春バスケ!

この特集で選んだ理由

スポーツ漫画が多いこの35作品の中で、負けを重ねる時間をまるごと描いているのはこのバスケ漫画だけです。

あひるの空
作者
日向武史
掲載誌
週刊少年マガジン
ジャンル
スポーツ(バスケットボール)/少年マンガ/学園
完結
完結
評価
8.4/10

良い点

身長149センチの主人公と不良ばかりの部員たちが、勝ち上がる保証のない場所から這い上がる姿を描いています。ふざけ倒すギャグの中に、部活をやった人なら思い当たる葛藤が細かく書き込まれています。

気になる点

勝てそうな試合で突き落とされる流れが続き、不運の積み重なりに読むほうが消耗することがあります。試合の最中に回想が何話も挟まり、盛り上がりかけた勝負が止まるのももどかしいところです。

こんな人におすすめ

主人公チームがあっさり勝ち上がる展開より、負けが続く時間ごと物語として味わえる人

こんな人には不向き

主人公チームが順調に勝ち上がる爽快さを求めていて、負けが続く展開に付き合うのがつらい人

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28

史上最強の弟子ケンイチ

完結

才能ゼロの少年が達人だらけの道場で地獄の修行に挑む、王道の格闘成長譚!

この特集で選んだ理由

格闘ものが何本かある中、師匠と弟子の関係をいちばん正面から描いた作品として外せませんでした。

史上最強の弟子ケンイチ
作者
松江名俊
掲載誌
週刊少年サンデー
ジャンル
バトル/アクション/格闘
完結
完結
評価
8.8/10

良い点

才能ゼロの少年が、常識外れの達人たちのもとで教えを信じて守り抜くだけで強くなっていく愚直さに胸が熱くなります。空手や中国拳法、ムエタイなど実在の武術の理屈も面白く、師匠たちの不器用な情もにじみます。

気になる点

中盤から話の規模が世界へ広がり、インフレしすぎた展開についていけなくなることがあります。お色気描写の多さや、伏線を残したまま駆け足で終わる最終回にも不満が残ります。

こんな人におすすめ

才能ではなく地道な努力がゆっくり実を結ぶ瞬間に胸が熱くなる、王道の成長物語が好きな人

こんな人には不向き

物語が世界規模へ膨らんでいく引き伸ばしに傾くより、テンポよく短くまとまった話を好む人

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29

落第忍者乱太郎

完結

病弱でどじっぽい落第忍者・乱太郎が仲間と奮闘するロング忍者コメディの金字塔

この特集で選んだ理由

子ども向けの新聞で始まったギャグ漫画で、全65巻を親子一緒に読める長編はこの並びでは貴重です。

落第忍者乱太郎
作者
尼子騒兵衛
掲載誌
朝日小学生新聞
ジャンル
ギャグ/時代劇
完結
完結
評価
9.3/10

良い点

ギャグのテンポがよく、笑っているうちに忍術や室町時代の暮らしに自然と詳しくなっている楽しさがあります。開くたびに新しい笑いどころが見つかるほど、ネタが詰まっています。

気になる点

アニメから入ると絵柄やノリの違いに驚き、原作のシュールさに戸惑うかもしれません。巻が進むと上級生キャラが増え、乱太郎たちの出番が減っていくのも残念なところです。

こんな人におすすめ

ギャグで笑いながら忍術や昔の暮らし、当時の風俗の知識まで自然と身についていく、学びのある物語を好む人

こんな人には不向き

明るくカラフルでポップな映像版のテンポや雰囲気を、そのまま漫画にも期待して読み始めたい人

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30

Dreams

完結

素行不良の天才投手が魔球を武器に甲子園で暴れる、賛否を呼んだ伝説の超人野球漫画!

この特集で選んだ理由

リアル寄りの『MAJOR』とは逆に、魔球が飛び交う超人野球を全71巻で楽しめるので並べて紹介します。

Dreams
作者
川三番地/七三太朗
掲載誌
マガジンSPECIAL/週刊少年マガジン
ジャンル
超人野球/高校野球/スポーツ
完結
完結
評価
7/10

良い点

規則でがんじがらめの高校野球に、セオリー無視でぶつかっていく主人公。その規則を蹴散らす痛快さがたまりません。次々に生まれる非常識な魔球や、宿敵との真っ向勝負にわくわくさせられます。

気になる点

話が進むと試合が間延びし、1球投げるのに何話もかかるほど遅くなることがあります。魔球頼みの展開の繰り返しや、賛否の割れた結末も引っかかるところです。

こんな人におすすめ

規則でがんじがらめの高校野球に嫌気がさし、セオリー無視の痛快さでスカッとしたい人

こんな人には不向き

一試合がテンポよく運ぶ展開を好み、一球ごとの長い引き延ばしにはうんざりしてしまう人

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31

代紋<エンブレム>TAKE2

完結

死んだヤクザが十年前に戻り、未来の記憶を武器に極道の頂点を目指す成り上がり劇。

この特集で選んだ理由

人生をやり直して成り上がるという設定は任侠ものの中でも異色で、全62巻で完結している点もふまえて加えました。

代紋<エンブレム>TAKE2
作者
木内一雅/渡辺潤
掲載誌
週刊ヤングマガジン
ジャンル
バトル・アクション/ヤクザ・任侠/タイムスリップ/SF
完結
完結
評価
7.5/10

良い点

情けない死に方をしたチンピラが十年前に戻り、未来の記憶を抱えたまま裏社会を歩き直す発想が痛快です。節目ごとに相手の格が上がっていく運びがうまく、成り上がりの熱と昭和の極道の哀愁が同居しています。

気になる点

終盤で傭兵が乗り込んでくると、抗争がテロ事件に化けてヤクザ漫画らしさが消えていきます。夢落ちのような結末は賛否が大きく割れる幕切れで、読み終えてもすっきりしにくい作品です。

こんな人におすすめ

一度どん底まで落ちた男が、記憶だけを頼りに人生をやり直して成り上がる話に胸が躍る人

こんな人には不向き

物語の締め方に納得したい気持ちが強くて、賛否がはっきり割れた幕切れには付き合いたくない人

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32

ゴッドハンド輝

完結

ドジな新米外科医が、命の危機にだけ父ゆずりの神の手を目覚めさせる熱い医療漫画

この特集で選んだ理由

病院を舞台にした作品はこのリストで唯一で、全62巻を通して医療漫画の熱さを味わえます。

ゴッドハンド輝
作者
天碕莞爾/山本航暉
掲載誌
週刊少年マガジン
ジャンル
医療/少年漫画/ヒューマンドラマ/日常
完結
完結
評価
8.8/10

良い点

普段はドジな新米外科医が、命の危機になると凄腕に変わるギャップのある主人公が楽しい医療漫画です。医療の言葉をかみくだいて説明してくれるので、病院の話でも重くなりすぎずに読めます。

気になる点

新米なのに先輩をばかにするような態度が気になったり、現実の病院とかけ離れた展開に冷めたりすることがあります。病院どうしの争いが長々と続くパートもあります。

こんな人におすすめ

病院ものは暗くてつらそうと敬遠してきたけれど、重くなりすぎない医療漫画なら読んでみたい人

こんな人には不向き

新米なのに先輩医師へ生意気な態度をとる主人公には、どうしても気持ちが冷めてしまう人

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33

エリアの騎士

完結

兄の心臓を受け継いだ少年が、世界の頂点を狙うサッカー青春譚!

この特集で選んだ理由

サッカーを扱った長編は35作品中これだけで、全57巻で高校から日本代表まで追いかけられます。

エリアの騎士
作者
月山可也/伊賀大晃
掲載誌
週刊少年マガジン
ジャンル
スポーツ/青春
完結
完結
評価
8.5/10

良い点

天才の兄と不器用な弟の関係に、心臓移植という設定が加わる熱いサッカー漫画です。戦術の描写がしっかりしていて、兄の意志を継いで成長していく過程を丁寧に追えます。

気になる点

序盤の事故から移植への流れは強引で、後半は技やキャラが増えてファンタジー寄りになります。最終回が決勝のキックオフで終わるので、肝心の試合が見られず肩すかしを食うかもしれません。

こんな人におすすめ

戦術や駆け引きまで描かれた本格的なサッカー漫画を読みたい人

こんな人には不向き

競技描写にあくまで現実的なリアリティを求める人

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34

Q.E.D.―証明終了―

完結

14歳の天才少年と行動派の女子高生が、筋道だった推理で難事件をほどいていく本格ミステリー!

この特集で選んだ理由

『名探偵コナン』より理詰めと知識を重んじる推理ものとして、全50巻の完結作をもう一つの謎解き枠にしています。

Q.E.D.―証明終了―
作者
加藤元浩
掲載誌
マガジンGREAT/マガジンイーノ/月刊少年マガジン+
ジャンル
ミステリー/推理/学園
完結
完結
評価
8.5/10

良い点

トリックや動機に納得でき、筋道が最後までぶれない推理を一話ずつ楽しめます。理系の雑学が自然と身につき、謎を解いたあとに人の温度が残る話もあります。

気になる点

数学や経済の解説が長く、専門知識の説明の重さで話の流れが止まることがあります。記号のようにシンプルな絵柄や、話ごとの当たり外れも気になるところです。

こんな人におすすめ

無理な飛躍のない筋道だった推理をじっくり追いかけて、理屈だけで解ける本格の謎解きを存分に味わいたい人

こんな人には不向き

難しい数式や専門用語の解説が続くと話の流れが止まり、理屈っぽい説明の重さが苦手な人

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35

空手小公子 小日向海流

完結

新体操部を追われた素人が、実戦空手の部で笑いと拳にもまれながら強くなっていく格闘コメディ

この特集で選んだ理由

同じ格闘成長ものの『史上最強の弟子ケンイチ』より大人向けの描写が多く、総合格闘技ブームの熱気を全50巻で味わえる一作です。

空手小公子 小日向海流
作者
馬場康誌
掲載誌
週刊ヤングマガジン
ジャンル
青年漫画/ギャグ/空手/格闘
完結
完結
評価
7.5/10

良い点

空手を知らない素人が、濃いメンバーぞろいの部で倒されては立ち上がり強くなっていく姿を応援したくなります。空手、キック、柔術、総合と、格闘技ブームの頃の熱気を味わえるのもうれしいところです。

気になる点

主人公が強くなるにつれギャグと濃いキャラの出番が減っていくので、序盤のノリが好きだと物足りなくなります。喧嘩の痛々しい描写や、あっさりした終わり方も気になります。

こんな人におすすめ

空手を知らなくても、格闘技の素人がゼロから強くなっていく王道の成長ものを笑いとともに味わいたい人

こんな人には不向き

試合やケンカの場面に出てくる痛々しくエグい描写が苦手で、思わず読み飛ばしてしまう人

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目的別のおすすめ

この特集で、読み放題・無料で読める作品

掲載作品のうち、Kindle+(旧Kindle Unlimited)で1巻が読み放題、または期間限定で1巻が無料になっている作品です。Amazonの表示を毎日確認して更新しています。

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よくある質問

完結している50巻以上の漫画はどれ?+

この特集では『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(全201巻)、『静かなるドン』(全108巻)、『MAJOR』(全78巻)、『銀魂』(全77巻)、『BLEACH』(全74巻)、『NARUTO』(全72巻)、『犬夜叉』(全56巻)、『ちはやふる』(全50巻)などが完結済みです。結末まで読み切れるので、休みの日にまとめて読み進めたい人に向いています。

100巻以上の漫画は?+

『ゴルゴ13』(既刊214巻)、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(全201巻)、『クッキングパパ』(既刊169巻)、『はじめの一歩』(既刊141巻)、『江戸前の旬』(既刊134巻)、『天牌』(既刊118巻)、『美味しんぼ』(既刊111巻)、『ONE PIECE』(既刊109巻)、『静かなるドン』(全108巻)、『名探偵コナン』(既刊106巻)などが100巻を超えています。

一気読みしやすい50巻以上の漫画は?+

完結していて一本の物語が続く『NARUTO』『BLEACH』『FAIRY TAIL』のような少年誌のバトルものは、章の区切りごとに次の戦いへ引っぱられるので、まとめて読み進めやすい作品です。すき間時間に少しずつ読むなら、一話ごとにオチがつく『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のほうが合っています。

50巻以上の漫画は無料で読める?+

作品によっては、序盤の巻が期間限定で無料になったり、読み放題サービスの対象になったりします。各作品の読み放題・無料の状況はページ下部の一覧と /kindle-unlimited・/free で毎日更新しているので、読み始める前に確かめてみてください。

どれから読み始める?+

長編に慣れていないなら、一話ごとに話が区切れる『こちら葛飾区亀有公園前派出所』や『ゴルゴ13』から試すと気軽です。物語を追う楽しさを味わいたい場合は、全56巻で完結している『犬夜叉』のような50巻台の作品から入ると、読み切った手ごたえもつかみやすくなります。

まとめ

35作品に共通するのは、読み終えるまでに何年もかかるぶん、登場人物の変化や絵柄の移り変わりまで一緒に追いかけられることです。一話完結で気軽に開けるもの、一本の物語を最後まで見届けるもの、新刊を待ちながら並んで走るものと、付き合い方は作品ごとに違います。気になった一作の1巻を開いて、自分のペースで長い旅を始めてみてください。

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