レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
むこうぶち 高レート裏麻雀列伝 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
むこうぶち 高レート裏麻雀列伝
連載: 近代麻雀
評価: 8.9/10
あらすじ
バブル景気に沸く一九八〇年代後半の東京。地上の狂騒の裏側では、マンションの一室や看板のない雀荘で、一晩に数千万が動く高レート麻雀が夜ごと開かれていた。そこへ黒いスーツの男が現れる。人偏に鬼と書いて傀。正体も本名も誰も知らない一匹狼の打ち手は、裏社会の玄人だろうとプロだろうと、静かに卓ごと沈めていく。和了のたびに落ちる「御無礼」のひと言。だが本当の主役は傀ではない。借金、出世欲、意地を抱えて卓に着いた男たちが、負けた瞬間に生き方まで剥き出しにされる。すべてを失って消える者、そこから歩き出す者。牌の音だけが響く密室で暴かれる、欲と業の人間絵巻!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 勝負の行方より、金と欲に転がされて崩れていく男たちの生き様そのものをじっくり味わいたい人
- 麻雀のルールは分からなくても、密室で腹を探り合う緊張感があれば最後まで楽しめる人
- 主人公の正体が最後まで明かされないまま、説明されない不気味さを味わっていきたい人
向いていない人
- 主人公が追い詰められてから始まる熱い逆転劇や、負けを糧にした成長物語を求めている人
- 牌の並びや役をきちんと理解しながら、打牌の理屈を丁寧に追える麻雀をじっくり楽しみたい人
- 二十年以上続く長い連載の中で、毎回似た結末に落ち着く展開にマンネリを感じてしまう人
良い感想・レビュー
- 麻雀の役はほとんど分からないまま読んだ。それでも卓に着いた男の事情や欲がむき出しになる場面に引き込まれた。ルールを知らなくても人間ドラマとして刺さるのが不思議だ。
- 話ごとに入れ替わる男たちが、破滅したり負けを抱えて歩き出したりします。主役は無敵の男ではなく卓に着いた側なんだと気づいてから、一話ごとの重みが変わって見えてきました。
- 細かい待ちの計算で相手の首を取るかと思えば、ツキている相手に安手をぶつけて流れを乱してくる。手口の引き出しの多さに毎度うならされるし、卓上の空気が変わる瞬間がたまらない。
- 傀は和了の発声と金のやり取り以外、ほとんど喋りません。なのに同じ卓に着いた相手の生き方まで変えてしまう。黙って座っているだけの怖さは他の麻雀漫画では味わえないと思います。
- 二十年を超えて続いているのに、絵も話も主人公の得体の知れなさもぶれない。正体を最後まで明かさず人格を持たない狂言回しに据え続けた作りには感心するほかない。
悪い感想・レビュー
- 麻雀のルールが分からない自分には、闘牌の場面がちんぷんかんぷんだった。牌の読み解きに説明がほとんどないので、初心者が入り口にする漫画ではないと感じる。
- 主人公が絶対に負けないと分かっているぶん、勝敗の行方にはらはらすることがありません。どう負けるかを眺めるだけの構図は、逆転劇を期待していた自分には物足りなかったです。
- 長く読んでいると、欲に飲まれた男が沈むまでの流れがほぼ同じに見えてくる。似た落ちが続く回もあって、型が決まりすぎている分だけ途中でマンネリを感じた。
- これだけ強いと知れ渡っているのに、なぜみんな同じ卓に座りに行くのか腑に落ちない。逃げればいいのにと思うたび、話の前提に置かれたご都合が引っかかってしまう。
- 登場人物が多く、途中の巻から手を出すと誰が誰の代わりに打っているのかも掴めません。バブル期の裏麻雀という時代設定と専門用語に馴染みがないと置いていかれます。
良い感想・レビュー
- 麻雀の役はほとんど分からないまま読んだ。それでも卓に着いた男の事情や欲がむき出しになる場面に引き込まれた。ルールを知らなくても人間ドラマとして刺さるのが不思議だ。
- 話ごとに入れ替わる男たちが、破滅したり負けを抱えて歩き出したりします。主役は無敵の男ではなく卓に着いた側なんだと気づいてから、一話ごとの重みが変わって見えてきました。
- 細かい待ちの計算で相手の首を取るかと思えば、ツキている相手に安手をぶつけて流れを乱してくる。手口の引き出しの多さに毎度うならされるし、卓上の空気が変わる瞬間がたまらない。
- 傀は和了の発声と金のやり取り以外、ほとんど喋りません。なのに同じ卓に着いた相手の生き方まで変えてしまう。黙って座っているだけの怖さは他の麻雀漫画では味わえないと思います。
- 二十年を超えて続いているのに、絵も話も主人公の得体の知れなさもぶれない。正体を最後まで明かさず人格を持たない狂言回しに据え続けた作りには感心するほかない。
悪い感想・レビュー
- 麻雀のルールが分からない自分には、闘牌の場面がちんぷんかんぷんだった。牌の読み解きに説明がほとんどないので、初心者が入り口にする漫画ではないと感じる。
- 主人公が絶対に負けないと分かっているぶん、勝敗の行方にはらはらすることがありません。どう負けるかを眺めるだけの構図は、逆転劇を期待していた自分には物足りなかったです。
- 長く読んでいると、欲に飲まれた男が沈むまでの流れがほぼ同じに見えてくる。似た落ちが続く回もあって、型が決まりすぎている分だけ途中でマンネリを感じた。
- これだけ強いと知れ渡っているのに、なぜみんな同じ卓に座りに行くのか腑に落ちない。逃げればいいのにと思うたび、話の前提に置かれたご都合が引っかかってしまう。
- 登場人物が多く、途中の巻から手を出すと誰が誰の代わりに打っているのかも掴めません。バブル期の裏麻雀という時代設定と専門用語に馴染みがないと置いていかれます。
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