レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
ONE OUTS の感想と評価(良いところ、悪いところ)
ONE OUTS
著者: 甲斐谷忍
連載: ビジネスジャンプ
評価: 8.5/10
あらすじ
実力はあるのに、一度もチームを上へ運べなかった不運の主砲。答えを探しに向かった沖縄で、1打席勝負の賭け野球で負けなしという妙な投手と出くわす。命がけの再戦を制した主砲はこの男を万年下位の球団へ引っ張り込むが、待っていたのは1アウトごとに報酬、1失点ごとにその十倍の罰金という無茶な契約だった。速い球でも消える変化球でもなく、観察と読み合いだけでアウトを積み上げていく男。球団を金づるとしか見ないオーナーも、汚い手で潰しにくる相手チームも、ルールの裏側から追い詰められていく。汗と友情で押し切る野球ものとは正反対の、頭で殴り合う勝負。相手の思考をこじ開けて盤面をひっくり返す痛快さ!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 汗と友情で押し切る青春ものより、頭で相手を出し抜く勝負のほうにわくわくしてしまう人
- 野球のルールに詳しくなくても、仕掛けの理屈がわかる瞬間の気持ちよさを味わいたい人
- 自分を見下してきた相手を実力だけで黙らせる、遠慮のない逆転の運びを楽しみたい人
向いていない人
- 競技や選手を正面から描く話を求めていて、勝つためなら手段を選ばない主人公が苦手な人
- 駆け引きに現実味を求めるあまり、都合よく引っかかってくれる相手役が気になってしまう人
- きれいに畳まれた結末を望んでいて、含みを残したままの幕切れに物足りなさを感じる人
良い感想・レビュー
- 対戦相手より、金勘定しか頭にない球団オーナーとの化かし合いのほうが楽しみになっていた。盤外から相手の思惑をひっくり返す運びが小気味いい。野球漫画でこんな変わった味は初めてだ。
- 野球のルールを知り尽くしていないと仕掛けられない罠また罠の連続に、僕は素直にやられました。スポーツにまるで縁がないのに、しかけの理屈がわかるたびうなってしまいます。
- わざとアウトを取られて試合そのものを無効にしてしまう。やってはいけない側から攻める発想に驚かされ、その手口がしばらく頭から離れなかった。よくこんな抜け道を思いつく。
- 経歴を理由に見下してきた連中を、口ではなく結果で黙らせていく。敵役の嫌らしさがちょうどいい塩梅に作ってあるから、こちらも遠慮なく主人公の側に立てて気分がいい。
- ずっと張りつめた話のはずなのに、勝負の持っていき方がおかしくて何度も笑った。心を病んだ投手が立ち直る回では泣かされたし、冷たい頭脳戦の裏にある人くささが効いている。
悪い感想・レビュー
- 主人公が冴えているのはいいとして、相手の監督も打者もそろって間抜けに見えてしまう。引っかかる役が最初から決まっている構図が続くうち、駆け引きの緊張がだんだん薄れていった。
- 心理戦と呼ぶより屁理屈の押し合いに近い場面が多く、僕は途中で白けてしまった。プロがこんな初歩を知らないのかと言いたくなる詰めの甘さも気になる。
- アウトを取るごとに報酬が積み上がるはずの契約が、話の都合でどんどん作り替えられていく。金額の膨らみ方が現実離れしていて、賭けの数字だけが独り歩きする流れに乗れなかった。
- 野球そのものへの敬意が薄い作りに、僕は最後まで馴染めなかった。真剣に球を追う選手たちが、主人公の賢さを引き立てるための駒として並べられている気がしてくる。
- 終わり方があまりに投げっぱなしで、読み終えたあとも宙ぶらりんな気分が残る。あれだけ盛り上げた勝負の締めがこれでいいのかと、いまだに引っかかっている。
良い感想・レビュー
- 対戦相手より、金勘定しか頭にない球団オーナーとの化かし合いのほうが楽しみになっていた。盤外から相手の思惑をひっくり返す運びが小気味いい。野球漫画でこんな変わった味は初めてだ。
- 野球のルールを知り尽くしていないと仕掛けられない罠また罠の連続に、僕は素直にやられました。スポーツにまるで縁がないのに、しかけの理屈がわかるたびうなってしまいます。
- わざとアウトを取られて試合そのものを無効にしてしまう。やってはいけない側から攻める発想に驚かされ、その手口がしばらく頭から離れなかった。よくこんな抜け道を思いつく。
- 経歴を理由に見下してきた連中を、口ではなく結果で黙らせていく。敵役の嫌らしさがちょうどいい塩梅に作ってあるから、こちらも遠慮なく主人公の側に立てて気分がいい。
- ずっと張りつめた話のはずなのに、勝負の持っていき方がおかしくて何度も笑った。心を病んだ投手が立ち直る回では泣かされたし、冷たい頭脳戦の裏にある人くささが効いている。
悪い感想・レビュー
- 主人公が冴えているのはいいとして、相手の監督も打者もそろって間抜けに見えてしまう。引っかかる役が最初から決まっている構図が続くうち、駆け引きの緊張がだんだん薄れていった。
- 心理戦と呼ぶより屁理屈の押し合いに近い場面が多く、僕は途中で白けてしまった。プロがこんな初歩を知らないのかと言いたくなる詰めの甘さも気になる。
- アウトを取るごとに報酬が積み上がるはずの契約が、話の都合でどんどん作り替えられていく。金額の膨らみ方が現実離れしていて、賭けの数字だけが独り歩きする流れに乗れなかった。
- 野球そのものへの敬意が薄い作りに、僕は最後まで馴染めなかった。真剣に球を追う選手たちが、主人公の賢さを引き立てるための駒として並べられている気がしてくる。
- 終わり方があまりに投げっぱなしで、読み終えたあとも宙ぶらりんな気分が残る。あれだけ盛り上げた勝負の締めがこれでいいのかと、いまだに引っかかっている。
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