漫画よしあし10巻以上の漫画レビュー専門サイト
レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

奴隷区 僕と23人の奴隷 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

奴隷区 僕と23人の奴隷

奴隷区 僕と23人の奴隷

完結
マークダウンで表示

著者: 岡田伸一オオイシヒロト

連載: 漫画アクション

ジャンル: 青年漫画サスペンス漫画サイコスリラーデスゲーム漫画

評価: 7.2/10

あらすじ

歯の裏に付けた小さな装置で勝負し、負けた側が相手の奴隷になる。そんな道具が街に紛れ込んだ。退屈な毎日にうんざりしていた女子大生エイアは、知人に誘われて軽い気持ちのまま勝負の輪へ入っていく。東京23区の名を背負った男女24人が、金、復讐、支配欲、ゆがんだ愛をむき出しにしてぶつかり合い、主人と奴隷の立場は目まぐるしく入れ替わっていく。腕力ではなく、相手の弱みを読み切った側が勝つ。だから誰が味方で誰が敵なのか、最後まで見えてこない。人の汚いところを一切ぼかさず、それでも解放へ向かって進んでいく一人を追いかける、どろどろの心理戦群像劇!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 腕力ではなく相手の弱みを読み合う、騙し合いで勝敗が決まる心理戦をじっくり追いかけたい人
  • 欲や復讐をむき出しにした人間が入り乱れる、後味の悪さごと楽しめる群像劇を求めている人
  • まともだった人がじわじわ壊れていく過程を、目をそらさずに最後まで眺めたいと思える人

向いていない人

  • 暴力や性的な描写が続くのがつらく、読み終わったあとに気持ちよく閉じたいタイプの人
  • 勝負のルールが後から足されていくのが気になり、最後まで筋の通った頭脳戦を求めたい人
  • 人数の多い物語で名前を覚えるのが苦手で、少人数の内面をじっくり掘り下げる話を好む人

良い感想・レビュー

  • 刺激ほしさに勝負を楽しんでいた主人公が、途中で胸糞悪さに気づいて解放する側へ回る。このダークヒーローへ転がっていく立ち位置が、俺にはやたらかっこよく見えた。
  • 奴隷区とはなんじゃそりゃと思って読み始めたら、出だしから引き込まれました。力技ではなく騙し合いと読み合いで決まる勝負が続くので、私にはまだ飽きが来ません。
  • それぞれの欲がどろどろしていて、人の汚いところを遠慮なく出してくる。登場人物がどんどんつながる群像劇の組み立てがうまく、先が気になって一気に読んでしまう。
  • 私が応援したくなったのは犬のズシオウマル。忠誠心が高くて健気で、復讐に燃える姿には熱くなります。犬まで勝負の駒になる展開は予想していませんでした。
  • 終盤は怒涛の展開で、それぞれのキャラの結末までちゃんと描かれます。きれいにたたんでみせた幕引きのおかげで、僕は嫌な後味を引きずらずに済みました。

悪い感想・レビュー

  • 設定は面白いのに、後半は後出しのルールばかりで頭脳戦と呼べない。科学が生んだはずの装置なのに対抗馬が幽霊や憑依というあたりで、私は失笑してしまう。
  • 人を暴力で痛めつける場面が多いわりに、どの登場人物にも妙に人間らしさが残っている。残酷な描写でインパクトを出したいだけに見えて、私には中途半端に映った。
  • あれだけひどいことをし合っておいて、最後はさわやかに日常へ戻っていく。一応のハッピーエンドでもすっきりしないまま終わる幕切れで、俺は納得できなかった。
  • 最初は面白かったのに、だんだん大味になっていく。人数が多すぎて誰が誰だか怪しくなるうえ、勝負を一コマずつ流すダイジェストの見せ方にはがっかりしました。
  • 装置を手にした男がまずやるのが女性への暴行で、そこから最後まで胸糞悪さが晴れません。女性が性の対象としてしか描かれないところに、いらだちだけが残ります。

同じジャンルの漫画

該当作品はありません。

この作品が載っている特集