レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
薔薇王の葬列 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
薔薇王の葬列
著者: 菅野文
連載: 月刊プリンセス
評価: 8.5/10
あらすじ
中世イングランド、白薔薇のヨーク家と赤薔薇のランカスター家が王座を奪い合う薔薇戦争の時代。ヨーク家の三男リチャードは、男と女どちらの性も持つ体を誰にも言えないまま生きてきた。母からは悪魔の子と呼ばれ、それでも自分と同じ名をくれた父だけが救いだった。父を王位へ押し上げるため、リチャードは戦場へ身を投じていく。ある日、森で羊飼いを名乗る優しい青年ヘンリーと出会い、素性も知らないまま心を寄せ合っていく。だがその相手こそ、宿敵ランカスター家の国王だった。シェイクスピアの史劇を原案に、血と愛憎が絡み合う耽美なダークファンタジー。美しい絵で描かれる、逃げ場のない運命!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 誰にも言えない秘密を抱えた主人公が、愛と王座のあいだで揺れ続ける姿を最後まで見届けたい人
- 隅々まで美しい絵と耽美でひりつく空気の中で、報われない愛のかたちをじっくり味わいたい人
- シェイクスピアも歴史も知らないまま、予備知識なしで濃い歴史劇に飛び込んで振り回されてみたい人
向いていない人
- 登場人物が多いうえ血のつながりも入り組むので、人物の関係を整理しながら読むのを面倒に感じる人
- 少女漫画らしい甘い恋やきれいな結末を求めていて、裏切りと喪失が延々と続く重さは避けたい人
- 拷問やむごい場面も多く読むのに体力がいるので、気持ちが弱っている時に軽く楽しみたい人
良い感想・レビュー
- 重たい話なのに目が離せませんでした。自分の体を呪いながら、それでもひとかけらの愛を求めるリチャードの姿が哀しいのに美しいんです。とにかく彼には幸せになってほしいと願いながら読んでいます。
- 男でも女でもある主人公という設定に惹かれて読み始めたら、すっかりはまってしまった。リチャードの美しさに惚れ惚れするし、恋の気配が絡んでくるあたりから一気に好きになった。
- 最初は重くて暗い空気になじめなかったのに、読むうちにすっかり抜けられなくなった。一人ひとりの最期がどれも切なくて、次は誰がいなくなるのかと考えるだけで胸が苦しくなる。
- 一度血で手を汚したら、その汚れは二度と落ちない。そんな重さがずっしり残る物語だった。王座の奪い合いとむき出しの愛憎がぴたりと重なり、リチャードの生き様が強く刻まれた。
- シェイクスピアも歴史も知らないまま読み始めましたが、怒涛の展開だけで最後まで楽しめました。予備知識がなくても置いていかれないし、少し人生が狂うくらい面白い作品です。
悪い感想・レビュー
- 出てくる人がとにかく多くて、イギリスの歴史を知らない私には誰が誰の味方なのか最後までつかめなかった。裏切りと殺伐とした場面が続くので、明るい読後感を求める人にはきついと思う。
- リチャードが自分の体と運命に苦しみ続ける姿が痛々しくて、途中で読むのがしんどくなった。絵のきれいさだけで入ると火傷するタイプの作品だし、濃さがそのまま好き嫌いを分ける。
- 身内同士の裏切りや惨たらしい場面に一切の手加減がなく、読むたびにへとへとになる。エネルギーを削られる重さなので、気軽に手を伸ばせる作品ではない。
- 言葉づかいも話の運びも舞台劇のようで、歴史ものに慣れていないと飲み込むまで時間がかかりました。話が進むほど気持ちの預け先を見失う瞬間があり、人を選ぶ作品だと感じます。
- 愛した人も味方も次々といなくなる流れがつらくて、読みながら胃が痛くなった。誰も報われないまま先へ進むので、甘い恋の話やきれいな結末を期待していた自分はかなり打ちのめされた。
良い感想・レビュー
- 重たい話なのに目が離せませんでした。自分の体を呪いながら、それでもひとかけらの愛を求めるリチャードの姿が哀しいのに美しいんです。とにかく彼には幸せになってほしいと願いながら読んでいます。
- 男でも女でもある主人公という設定に惹かれて読み始めたら、すっかりはまってしまった。リチャードの美しさに惚れ惚れするし、恋の気配が絡んでくるあたりから一気に好きになった。
- 最初は重くて暗い空気になじめなかったのに、読むうちにすっかり抜けられなくなった。一人ひとりの最期がどれも切なくて、次は誰がいなくなるのかと考えるだけで胸が苦しくなる。
- 一度血で手を汚したら、その汚れは二度と落ちない。そんな重さがずっしり残る物語だった。王座の奪い合いとむき出しの愛憎がぴたりと重なり、リチャードの生き様が強く刻まれた。
- シェイクスピアも歴史も知らないまま読み始めましたが、怒涛の展開だけで最後まで楽しめました。予備知識がなくても置いていかれないし、少し人生が狂うくらい面白い作品です。
悪い感想・レビュー
- 出てくる人がとにかく多くて、イギリスの歴史を知らない私には誰が誰の味方なのか最後までつかめなかった。裏切りと殺伐とした場面が続くので、明るい読後感を求める人にはきついと思う。
- リチャードが自分の体と運命に苦しみ続ける姿が痛々しくて、途中で読むのがしんどくなった。絵のきれいさだけで入ると火傷するタイプの作品だし、濃さがそのまま好き嫌いを分ける。
- 身内同士の裏切りや惨たらしい場面に一切の手加減がなく、読むたびにへとへとになる。エネルギーを削られる重さなので、気軽に手を伸ばせる作品ではない。
- 言葉づかいも話の運びも舞台劇のようで、歴史ものに慣れていないと飲み込むまで時間がかかりました。話が進むほど気持ちの預け先を見失う瞬間があり、人を選ぶ作品だと感じます。
- 愛した人も味方も次々といなくなる流れがつらくて、読みながら胃が痛くなった。誰も報われないまま先へ進むので、甘い恋の話やきれいな結末を期待していた自分はかなり打ちのめされた。
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