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望郷太郎 の感想と評価(良いところ、悪いところ)

望郷太郎

望郷太郎

著者: 山本英夫

連載: ビッグコミックスペリオール

ジャンル: ヒューマンドラマサバイバルSFディストピア

評価: 8.7/10

あらすじ

文明が崩壊した未来の地球で、男・太郎はたった一人、過酷な世界を彷徨い続ける。水も食料も乏しい荒野、暴力と搾取が支配する集落、そして失われた人間性。太郎は生き延びるために時に奪い、時に救いながら、自分がどこから来て何を求めているのかを問い続ける。極限状況の中で浮かび上がる人間の尊厳と孤独を、圧倒的な描写力で描いたSF放浪譚。

良い所

  • 荒廃した世界観の描写が圧倒的で、一コマ一コマに引き込まれた。
  • 台詞が少ない分、太郎の孤独や絶望が強烈に伝わってきた。
  • 人間の醜さと同時に、わずかな優しさが胸に刺さる作品だった。
  • 淡々とした展開なのに緊張感が途切れず、読む手が止まらなかった。
  • 終末世界を通して現代社会を突きつけてくるテーマ性が深い。

悪い所

  • 救いの少ない展開が続き、読後感はかなり重たい。
  • 説明が少なく、不親切に感じる場面があった。
  • 展開が静かすぎて、盛り上がりに欠けると感じた。
  • 残酷な描写が多く、精神的に消耗する。
  • 主人公に感情移入しづらい場面もあり、距離を感じた。

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