レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
彼方から の感想と評価(良いところ、悪いところ)
彼方から
著者: ひかわきょうこ
連載: LaLa
評価: 9.6/10
あらすじ
高校2年生のノリコは、下校途中の爆発事件に巻き込まれ、見知らぬ樹海に投げ出される。異形の虫に怯える彼女を救ったのは、孤独な渡り戦士イザーク。言葉も風習も通じない世界で、ノリコはできることを一つずつ探しながら、彼に守られ旅を続ける。やがて世界を滅ぼす化け物を「目覚め」させる鍵が自分だと知り、ノリコは彼のもとを離れようとする。それでも未来は変えられると信じ、二人は運命に立ち向かう決意を固める。無力を嘆かず前を向く少女と、内なる力に葛藤する戦士。旅の先で出会う仲間たちとの絆も温かく、読むうちに胸が熱くなる。互いに惹かれ合う二人が織りなす、王道の異世界ファンタジー!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 特殊能力に頼らず、自分にできることを精一杯やる主人公の姿に、そっと励まされたい人
- 言葉も通じない異世界で少しずつ絆を育てる、王道の胸キュン展開をじっくり味わいたい人
- ご都合主義でお手軽に進む物語に飽きて、丁寧に積み上がる関係性をじっくり読みたい人
向いていない人
- 感情を激しく揺さぶる急展開を求めていて、説明的で丁寧な語り口をまどろっこしく感じる人
- 最新のきれいな絵柄に慣れていて、昔ながらの少女漫画の絵にどうしても古さを感じてしまう人
- たくさんの登場人物や国の情勢が絡む物語が苦手で、入り組んだ人間関係を追うのに疲れてしまう人
良い感想・レビュー
- 落ち込んでもすぐに前を向くノリコが、これまで読んだ少女漫画で一番可愛らしくて好きになった。異世界に飛ばされても腐らず、自分にできることを探して動く姿に何度も励まされた。まっすぐな健気さが眩しい。
- 最初から日本語が通じる異世界ものが多いなか、この作品はちゃんと言葉が通じない。その一つの描写だけでノリコの心細さに自然と感情移入できて、物語のリアリティがぐっと増した。言葉が通じない緊張感がいい。
- 少女漫画なのに戦いの場面のコマ割りやページの使い方に迫力があって驚いた。チート能力もなく言葉も分からない主人公が懸命にもがく展開は、今どきの異世界ものとは違う手応えがある。骨太な物語に引き込まれた。
- 硬派で強いイザークが、右も左も分からないノリコをそばで守る姿にキュンとした。事実を知ってしまってからの二人のやりとりにも胸が締めつけられて、王道の少女漫画にどっぷり浸れる。守られる安心感がたまらない。
- 人の力を羨まず、自分の無力を嘆かず、今できることを精一杯やる。作中で繰り返されるこの言葉に、自分の生き方をそっと肯定してもらえた気がした。何度読み返しても飽きない人生を肯定する物語だ。
悪い感想・レビュー
- 線に無駄がなく均一で上手いのは分かるけれど、どこか物足りなさが残った。話の進め方も説明的なところがあって、感情を強く揺さぶられる場面は思ったより少なめ。優等生的なまとまりの良さが惜しい。
- 連載開始から時間が経っているぶん、絵柄には少し古さを感じた。自分の世代の作家ではないので、購入をしばらく迷った。読み始めれば気にならなくなったが、絵柄の古さで入り口をためらう人はいそう。
- 登場人物が多くて、政争のあたりからサブキャラの名前がだんだん分からなくなってきた。国ごとの情勢も最初は頭に入りにくくて、序盤は展開を追うのに少し骨が折れる。人物と設定の多さでつまずいた。
- キャラは魅力的なのだけれど、ストーリーはややご都合主義に感じる場面もあった。ノリコの人の良さも度が過ぎていて、正直ちょっと辟易してしまうことがある。主人公の善良さが時々もどかしい。
- 読み終えてすぐまた読み返したくなるほどハマったのに、イザークと典子のその後をもう少し見たかった。周りが二人の仲をはやし立てる場面は、こっちが気まずくて落ち着かない。余韻の物足りなさが残る。
良い感想・レビュー
- 落ち込んでもすぐに前を向くノリコが、これまで読んだ少女漫画で一番可愛らしくて好きになった。異世界に飛ばされても腐らず、自分にできることを探して動く姿に何度も励まされた。まっすぐな健気さが眩しい。
- 最初から日本語が通じる異世界ものが多いなか、この作品はちゃんと言葉が通じない。その一つの描写だけでノリコの心細さに自然と感情移入できて、物語のリアリティがぐっと増した。言葉が通じない緊張感がいい。
- 少女漫画なのに戦いの場面のコマ割りやページの使い方に迫力があって驚いた。チート能力もなく言葉も分からない主人公が懸命にもがく展開は、今どきの異世界ものとは違う手応えがある。骨太な物語に引き込まれた。
- 硬派で強いイザークが、右も左も分からないノリコをそばで守る姿にキュンとした。事実を知ってしまってからの二人のやりとりにも胸が締めつけられて、王道の少女漫画にどっぷり浸れる。守られる安心感がたまらない。
- 人の力を羨まず、自分の無力を嘆かず、今できることを精一杯やる。作中で繰り返されるこの言葉に、自分の生き方をそっと肯定してもらえた気がした。何度読み返しても飽きない人生を肯定する物語だ。
悪い感想・レビュー
- 線に無駄がなく均一で上手いのは分かるけれど、どこか物足りなさが残った。話の進め方も説明的なところがあって、感情を強く揺さぶられる場面は思ったより少なめ。優等生的なまとまりの良さが惜しい。
- 連載開始から時間が経っているぶん、絵柄には少し古さを感じた。自分の世代の作家ではないので、購入をしばらく迷った。読み始めれば気にならなくなったが、絵柄の古さで入り口をためらう人はいそう。
- 登場人物が多くて、政争のあたりからサブキャラの名前がだんだん分からなくなってきた。国ごとの情勢も最初は頭に入りにくくて、序盤は展開を追うのに少し骨が折れる。人物と設定の多さでつまずいた。
- キャラは魅力的なのだけれど、ストーリーはややご都合主義に感じる場面もあった。ノリコの人の良さも度が過ぎていて、正直ちょっと辟易してしまうことがある。主人公の善良さが時々もどかしい。
- 読み終えてすぐまた読み返したくなるほどハマったのに、イザークと典子のその後をもう少し見たかった。周りが二人の仲をはやし立てる場面は、こっちが気まずくて落ち着かない。余韻の物足りなさが残る。
同じジャンルの漫画
該当作品はありません。
