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最終更新日:

BLACK BIRD の感想と評価(良いところ、悪いところ)

BLACK BIRD

著者: 桜小路かのこ

連載: ベツコミ

ジャンル: 少女漫画ファンタジー漫画恋愛漫画

評価: 8.9/10

あらすじ

幼い頃から妖が見えてしまう女子高生・実沙緒は、昔自分を守ってくれた初恋の少年との再会を待ち続けていた。十六の誕生日の前日、現れた彼は黒い翼を持つ天狗一族の若き当主だった。実沙緒は妖に長寿と繁栄をもたらす「仙果の娘」であり、その日から日本中の妖に命と操を狙われる身になる。一族のためではなく、ただ好きだから守ると誓う当主。追われ、傷つきながらも寄り添う二人の前に、追放されたはずの兄が甦り、妖の世界を巻き込む戦が始まる。着物をまとった男たちの美しい絵に、笑いも下ネタも挟まる。守る愛、尽くす愛、ねじれた執着。その先で待っていたのは、母が命を落とすと記された古文書の結末。それでも離さないと決めた男の、命懸けの溺愛!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 一族の都合ではなく、ただ好きだからと命懸けで守り抜く男に心をまるごと持っていかれたい人
  • 着物姿の男たちが並ぶ和風の妖ファンタジーが好きで、線の綺麗さも込みでじっくり浸りたい人
  • 甘い場面だけでは物足りず、戦いも別れも抱えた長い恋の物語を最後まで一気に読み切りたい人

向いていない人

  • 危ないと分かっていても人を信じてしまう展開が続くと、主人公の危なっかしさにいらだってしまう人
  • 苦しい状況が長く続く話には疲れてしまい、軽やかに読み進められる恋の話だけを求めている人
  • きわどい色っぽさが繰り返し描かれる少女漫画は苦手で、甘さ控えめの恋をゆっくり読みたい人

良い感想・レビュー

  • 昔から何度も読み返している一冊。強くて頼りになるだけでなく、彼女に向ける執着とふとした優しさまで刺さってくる。恋の話としてだけでなく、物語としてもよくできている。
  • 当主だけでなく、脇を固める男たちまで揃って格好よかったです。とくに参謀役の落ち着いた色気が好みでした。敵役の最期で声をあげて泣くとは思わず、壮大な話にあっという間に引き込まれました。
  • 作者買いで手に取ったのですが、着物姿の男たちの線の綺麗さが目に沁みました。話もしっかり組まれていて読み応えがあり、中だるみを感じないまま最後まで一気にいけます。
  • 途中まで読んだところで続きが気になって、勢いで全巻そろえてしまった。終盤は泣かされっぱなしで、涙が止まったと思うとまた泣くの繰り返し。それでいて笑える場面もあって、こんなふうに愛されたいと思った。
  • 跡取り争いや事件でハラハラしたかと思えば、これでもかという溺愛やギャグも挟まってくる。守る愛、尽くす愛、家族への愛と、いろんな形の愛が詰め込まれている。読み終えたら天狗の見方まで変わっていた。

悪い感想・レビュー

  • 話は面白かったのに、ヒロインが幼くて浅くて、最後まで読むのに気力がいりました。少しずつ変わってはいくものの、子どもの命より自分たちの恋を優先しているように見える場面が続いてがっかりでした。
  • 最初は二人の恋を楽しんでいたのですが、読み込むほどにむき出しの執着とエゴでお腹いっぱいになりました。関わりのない相手が二人に口を出しすぎるのも、彼女が誰にでもいい顔をするのも引っかかります。
  • 一度ひどい目に遭ったのに、また相手の言葉を信じてついていってしまう。同じ危なさに何度も足を突っ込むのを見せられて、そろそろ学んでほしいと何度も思った。
  • 長く続くこと自体は平気なのですが、苦しい時間がずっと途切れないのはしんどさのほうが勝ってしまいます。争いごとが並ぶ後半は、結末を見届けたい気持ちと疲れが半々でした。
  • 際どいところまで行くのに最後までは見せない描き方で、そこが逆に生々しく感じます。絵はもともと好みではないのに読んでしまう自分がいて、色っぽさの押しの強さは人を選ぶはずです。

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