レビュー著者: 漫画よしあし
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赤髪の白雪姫 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
赤髪の白雪姫
著者: あきづき空太
連載: LaLa/LaLa DX
ジャンル: ファンタジー/恋愛/身分差/少女漫画/宮廷ロマンス
評価: 8.5/10
あらすじ
生まれつき林檎のような赤い髪を持つ白雪は、その髪を気に入った自国の王子から愛妾になれと迫られる。まっぴらだと髪を切って国を出た先の森で、隣国クラリネスの第二王子ゼンと出会う。毒入りの林檎で倒れたゼンを冷静な手当てで救い、白雪はそのままクラリネスの王都で暮らしはじめる。自分の足で立ち、ゼンの力になるために選んだのは宮廷薬剤師の道。側近のミツヒデや木々、護衛のオビとの絆が深まる一方で、平民と王族という身分の壁や第一王子イザナの試練、誘拐事件が二人を揺さぶる。やがて白雪は北の学問の街へ、ゼンも北の都へと離れて赴任することに。遠く離れても、いつか隣に並び立つ日を目指して歩き続ける、赤髪の薬剤師と王子の身分違いの王宮ファンタジー!
読む前に確認したい相性
向いている人
- 守られるだけでなく、自分の力で居場所をつかむヒロインの身分違いの恋をそばで見守りたい人
- 都合のいい魔法が出てこない、地に足のついた王宮ファンタジーを大人の目でじっくり味わいたい人
- 衣装や小道具、街並みまで細かく描き込まれた、ファンタジーの世界をすみずみまで眺めたい人
向いていない人
- 主役二人の恋愛がどんどん進む甘い展開を求めていて、仕事や政治の話が続くとじれったくなる人
- テンポよく次々に事件が起きる展開が好きで、見つめ合いや沈黙の多い静かな場面が苦手な人
- 完結済みの作品をまとめて読みたい人や、長く続く連載で登場人物が増えていくと覚えきれなくなる人
良い感想・レビュー
- 白雪の性格が漢前すぎて惚れそう。自分の力で居場所を作り、困難があってもゼンの隣に並び立とうとする姿勢が大好き。その姿勢をこそ白雪の良さだと認めているゼンもまた好き。
- 王子が出てくる異世界ファンタジーなのに中身はかなり現実的で、無茶な設定がない。モノローグがほとんどなく、表情や場面の流れで気持ちを汲み取らせる描き方なので、絵をじっくり味わえる。
- 都合よく魔法が使えたりしないところが好きです。苦難は自分の努力と仲間の力で乗り越えていきますし、二人の距離感もオビたち仲間もいい感じ。行間や余白を残した語り口に、なんとも言えない透明感があります。
- 白雪は非常事態でもわりとクールに自分の立ち位置を見ているから、危機管理のできないお花畑ヒロインとは違う。王子に助けられる流れにも説得力があり、幸せになる権利のあるいい女だと思えるのだ。
- ストーリーもいいけれど、小道具の描き込みの細かさにうっとりしてしまう。こんな物が欲しいと眺めてしまうので、ハリポタやファンタビのグッズにときめく人ならきっとハマる。
悪い感想・レビュー
- 衣装や背景の描き込みは好きだけど、意味深に見つめ合う場面や考え込む場面がやたら多く、テンポが悪い。内心があまり語られないので「結局何が言いたいの?」となり、読んでいて少し疲れる。
- 王の命令で二人の赴任先がわざと離される展開が続き、またかよと言いたくなります。離れた先で大きな事件や実績があるわけでもなく、盛り上がらないまま話が長く続くのがつらいです。
- 序盤は好きだったのに、二人の恋愛がなかなか進まない。人物がどんどん増えて誰が誰だか分からなくなるし、問題が起きて解決し、笑顔とキスで締める流れが毎回同じで、だんだん飽きてしまった。
- 最近は脇の話が続いて王子様の出番が少ないのが物足りない。悪くはないけれど、ゼンと木々、ミツヒデ、オビ、白雪の五人がそろって活躍する展開が待ち遠しい。
- 長編になりすぎて、物語がものすごく広がっています。身分の壁を越えて結婚までたどり着けるのか気になるうえ、最近は小説並みに策謀が多くて読み取るのが難しく、新章のたびに頭から読み直しています。
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