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レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:

コタローは1人暮らし の感想と評価(良いところ、悪いところ)

コタローは1人暮らし

コタローは1人暮らし

完結
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著者: 津村マミ

連載: ビッグコミックスペリオール

ジャンル: ヒューマンドラマコメディ

評価: 8.8/10

あらすじ

「子連れ入居禁止」の看板が出た古いアパートに、4歳の男の子がたった1人で引っ越してくる。腰におもちゃの刀を差し、好きなアニメの真似で殿様みたいな話し方をする彼は、挨拶まわりに高級ティッシュを配り、買い物も自炊も自分でこなす。隣の部屋で締め切りに追われる売れない漫画家は、そのしっかりぶりに驚きながらも、なぜ4歳がひとりなのかを知って言葉を失う。父の暴力、母の育児放棄、空腹をティッシュでしのいだ日々。それでも彼は「強き者」になるため、自分の足で立とうとする。踏み込みすぎず、でも決して見放さない。アパートの住人たちがつくる不器用であたたかい距離感!

読む前に確認したい相性

向いている人

  • 虐待やネグレクトという重さを扱いながらも、笑いと救いがきちんと残る物語を読みたい人
  • 踏み込みすぎずに見放さない大人たちの距離感に触れて、誰かに優しくしたくなりたい人
  • 1話ごとにきちんと区切りがつく、少しずつ読み進められる連作をゆっくり味わいたい人

向いていない人

  • 幼い子どもが傷つく描写がとにかく苦手で、現実の児童虐待の報道からも目をそらしたい人
  • 4歳が1人で暮らすという設定そのものを、作り話としても飲み込めないまま読みたくない人
  • クセの強い絵柄がどうしても気になり、かわいく整った絵の子育て漫画を期待している人

良い感想・レビュー

  • アニメを見た勢いで全巻そろえて、何度も読み返してしまった。自分に関わってくれた家族や友人の顔が浮かんで、そのたび泣いた。当たり前の毎日を愛したくなる話だ。
  • かわいい子育てものだと思って開いたら、だいぶ裏切られました。軽い調子で進むのに、小出しにされる裏事情から目が離せなくて、一気に最後まで読んでしまいました。
  • 4歳が1人で暮らすなんてありえないのに、読むうちに気にならなくなる。強がりを否定せずに見守る大人たちの優しさが、甘やかしとは違うところがすごく好きだ。
  • 終わりが怖くて最終巻を放置していたけれど、自分の幸せを口にできるようになった姿に大泣きしました。足が痛い、シャンプーがしみる。さりげなく甘える瞬間がいとおしい。
  • 児童虐待という重さを扱いながら、気だるい絵柄と笑いのツボのおかげで沈まずに読める。1話ごとにきちんと畳んでくれるので、少しずつ読み進めても満足できます。

悪い感想・レビュー

  • 4歳を1人で暮らさせる設定そのものが、私には虐待に見えてしまう。作り話とわかっていても笑いどころで笑えないまま、読むのがきつくなってしまった。
  • 男の子なのにわらわという一人称を使うところが、どうにも受け付けません。好きなアニメのまねだとしても不自然に感じて、そこで一度読む手が止まりました。
  • 絵のクセがくどく、とくに目の描き方が独特で読み手を選ぶと思う。じっと顔を見ていると、こちらの後ろめたさを覗かれている気がしてきて、少し気が滅入る。
  • 4歳の1人暮らしを周りの大人が受け入れてしまう流れにも引っかかった。最初の数話はずっと違和感を抱えたままで、ここを飲み込めない人には勧めにくい。
  • 同じくらいの子を育てている身だと、できすぎた4歳にどうしても余計なことを考えてしまう。子どもがつらい目に遭う話が苦手なので、続きを読むか迷っています。

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