レビュー著者: 漫画よしあし
最終更新日:
うっちゃれ五所瓦 粘り腰編 の感想と評価(良いところ、悪いところ)
うっちゃれ五所瓦 粘り腰編
著者: なかいま強
連載: ビッグコミック
評価: 8.5/10
あらすじ
「週刊少年サンデー」の連載で圧倒的人気を博した伝説のスポーツ相撲漫画『うっちゃれ五所瓦』の完結から32年。大怪傷を乗り越えてようやく大関へと上り詰めたものの、大関初日の取り組みで再び大怪我を負い、十両以下へと一瞬にして転落してしまった不屈の男・五所瓦角。誰もが再起不能と危惧し、引退を囁くなかも、五所瓦は一切諦めず、変わらぬ相撲愛と無骨な「ぶちかまし一本」を武器に再び這い上がる決意を固める。スマホを活用するなど現代的な大相撲のリアルな舞台裏、 Osterやかつての仲間たちの見守るなか、プロの土俵の頂点を目指す。なかいま強ならではの笑いと熱血をそのままに描く、奇跡の相撲復活ドラマ!
良い感想・レビュー
- 32年ぶりの復活で、伝説の主人公である五所瓦の雄姿を再び応援できることがアツい。熱血と友情、泥臭い努力を重ねて土俵に上がる彼の姿に、長年のファンとして本当に大満足している。
- 大関昇進から即大怪我で陥落という、絶望的などん底から不屈の闘志で這い上がる男の格好良さにシビれた。不器用ながら「ぶちかまし一本」を武器に無骨に戦い抜く彼の生き様に、毎回強く惹き込まれる。
- 大相撲の部屋での生活やタニマチとの関係、スマホの活用など、現代の大相撲のリアルな舞台裏が丁寧に描かれている。本格的な力士のお仕事小説のようで見応えがあり、相撲好きの知的好奇心を満たしてくれます。
- 土俵上の張り詰めた真剣勝負を描く一方で、なかいま先生のシュールでおバカなギャグと観客の野次の配合が秀逸。重くなりすぎずクスッと笑って読める絶妙な緩急があり、一話ごとに非常に完成度が高い。
- とにかく一戦一戦の勝負に人生を懸ける力士たちの熱量が高く、圧倒的な引力がある。かつての仲間たちが見守るなか、変わらぬ情熱で上を目指す姿に感動できる。
悪い感想・レビュー
- 前作の最大の魅力であった、落ちこぼれが集まった個性豊かな仲間たちとの団体戦がないのが寂しい。個人戦メインのプロ大相撲編なため、かつての賑やかで奇策だらけのチーム戦を求めると地味に映る。
- 宿敵である横綱・田門との再戦が非常に楽しみなのだが、対戦までのストーリー展開がスローペースでじれったい。休場や他の力士との三つ巴戦などが長く続き、なかなか対戦しないため焦らされてしまう。
- かつてのキレのある熱血劇画タッチに比べると、現在のデジタル作画は丸みがあり少し絵の凄みや迫力がマイルドになったのが気になった。また、連載当時と現在の時間軸や仲間たちの年齢の整合性に違和感がある。
- 主人公が大関に上り詰めた初日に大怪我で陥落するなど、怪我に苦しむ期間があまりに長くてキツい。無慈悲な大相撲の現実を突きつけるとはいえ、痛々しいリハビリの様子に読んでいて少しストレスを覚える。
- 前作を読んでいたオールドファンには至高だが、前作を未読だと関係性がわかりづらい。かつての仲間たちとの絆の深さ、宿敵田門との因縁など、前提知識がないとストーリーの熱さを100%味わえず少し戸惑う。
良い感想・レビュー
悪い感想・レビュー
32年ぶりの復活で、伝説の主人公である五所瓦の雄姿を再び応援できることがアツい。熱血と友情、泥臭い努力を重ねて土俵に上がる彼の姿に、長年のファンとして本当に大満足している。
前作の最大の魅力であった、落ちこぼれが集まった個性豊かな仲間たちとの団体戦がないのが寂しい。個人戦メインのプロ大相撲編なため、かつての賑やかで奇策だらけのチーム戦を求めると地味に映る。
大関昇進から即大怪我で陥落という、絶望的などん底から不屈の闘志で這い上がる男の格好良さにシビれた。不器用ながら「ぶちかまし一本」を武器に無骨に戦い抜く彼の生き様に、毎回強く惹き込まれる。
宿敵である横綱・田門との再戦が非常に楽しみなのだが、対戦までのストーリー展開がスローペースでじれったい。休場や他の力士との三つ巴戦などが長く続き、なかなか対戦しないため焦らされてしまう。
大相撲の部屋での生活やタニマチとの関係、スマホの活用など、現代の大相撲のリアルな舞台裏が丁寧に描かれている。本格的な力士のお仕事小説のようで見応えがあり、相撲好きの知的好奇心を満たしてくれます。
かつてのキレのある熱血劇画タッチに比べると、現在のデジタル作画は丸みがあり少し絵の凄みや迫力がマイルドになったのが気になった。また、連載当時と現在の時間軸や仲間たちの年齢の整合性に違和感がある。
土俵上の張り詰めた真剣勝負を描く一方で、なかいま先生のシュールでおバカなギャグと観客の野次の配合が秀逸。重くなりすぎずクスッと笑って読める絶妙な緩急があり、一話ごとに非常に完成度が高い。
主人公が大関に上り詰めた初日に大怪我で陥落するなど、怪我に苦しむ期間があまりに長くてキツい。無慈悲な大相撲の現実を突きつけるとはいえ、痛々しいリハビリの様子に読んでいて少しストレスを覚える。
とにかく一戦一戦の勝負に人生を懸ける力士たちの熱量が高く、圧倒的な引力がある。かつての仲間たちが見守るなか、変わらぬ情熱で上を目指す姿に感動できる。
前作を読んでいたオールドファンには至高だが、前作を未読だと関係性がわかりづらい。かつての仲間たちとの絆の深さ、宿敵田門との因縁など、前提知識がないとストーリーの熱さを100%味わえず少し戸惑う。
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